徳ちゃん繁昌リポート

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【うんちく噺】世界最大小売業の顧客満足戦略

2021年12月15日 | 伝え聞き

米国のウォルマートの創業は1962年、創業者は知る人ぞ知るサムウォルトン。エブリデイロープライス(EDLP)を掲げ、低価格、物流管理、コスト削減などを推し進めながら急成長、売上高60兆円を超える世界最大の小売業である。アマゾンの売上高が42兆円、日本のイオングループでさえ売上高8.6兆円、比べものにならない。

 

飲み残しジュースも、使いかけのシャンプーも理由はともかく何でも交換してくれる。他店で買った商品もウォルマートに持ち込めば無条件で返金してくれる。嘘のような話しだがこれがウォルマート商法、返品返金いつでもOKの制度なのだ。これだけで世界一になった訳ではないが商売の概念を根底から覆すものだった。

 

コロナ急増でいち早くEC需要に対応する非接触型サービスを拡充。2020年9月には有料会員制プログラム「ウォルマートプラス」をスタート、ネットスーパーの当日配送サービスを無制限で利用できるなどはその一例。また、コロナ禍の従業員の安全と健康を最優先して厳しい環境下でも即応する企業姿勢は創業者サムウォルトンから受け継がれている。ライバルは通販業界?どうもそうではなくウォルマートの目指すところは高次元化する顧客満足(CS)の実現のようだ。

 

 


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