約束に早めに着いた待ち時間、裏庭に回って敷き詰められた落ち葉の絨毯に足を踏み入れた。ふと気付いた、時というものは刻一刻と過ぎ行くもので、立ち止まって確認したり改めて向き合ったこともなかった。今になって思うと忙しさにかまけ闇雲に突っ走ってきたのかも知れない。
「時の歩みには三通りある。未来はためらいながら近づき、現在は矢のように飛び去り、過去は永遠に静止している。」(劇作家シラー)
同じ時でも過ごし方でその重要性は違ってくるものだが、明日も今日も瞬く間に過ぎてすぐに昨日になってしまう。もし時が止まってくれたら確認できるのにと落ち葉に語りかけた。それでも時は待ったなし、師走は慌ただしく駆け抜けて行くようである。
「時の歩みには三通りある。未来はためらいながら近づき、現在は矢のように飛び去り、過去は永遠に静止している。」(劇作家シラー)
同じ時でも過ごし方でその重要性は違ってくるものだが、明日も今日も瞬く間に過ぎてすぐに昨日になってしまう。もし時が止まってくれたら確認できるのにと落ち葉に語りかけた。それでも時は待ったなし、師走は慌ただしく駆け抜けて行くようである。