徳ちゃん繁昌リポート

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【四季の交々】古人の知恵にあやかる七草粥

2015年01月06日 | ひとり言
年末から正月にかけて普段口にしないご馳走の山、正月料理のオンパレード、お酒などのべつ幕無しに食べて呑み、ベルトのサイズを伸ばしながらウコンと胃腸薬を飲んで、内蔵は可哀そうに悲鳴状態のようですね。

幸いにも明日は七草粥の日。七草を食べて一年の無病息災を願う、古くは平安時代から伝わる健康の風習がありましたね。早春にいち早く芽吹く七草は、邪気をはらってくれる植物で、まな板の上で、草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたとか!?日常の食生活に戻るひとつの区切りとなるほか、新年のごちそうで弱った胃をいたわり、栄養のバランスを整えるという古人の知恵が詰まっているのです。書物によれば七草というのはセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)だそうで知ってるのはカブにダイコンぐらいでしょうか。それぞれの名前や形から縁起物として尊ばれ、例えば、セリは競り勝つ、ナズナはなでて汚れをはらう、ゴギョウは仏体、ハコベラは繁栄がはびこる、ホトケノザは仏の安座、スズナは神様を呼ぶ鈴、スズシロは汚れのない純白さという意味もあるそうです。また、古人の知恵の七草の効能としては健胃効果、食欲増進、利尿作用、心のリラックス効果、解熱や咳止めの風邪に、もちろん二日酔い効果もあるそうですよ。

明日から出張。今年も出張先での食べすぎ呑みすぎが心配のタネでして、自制すれば済むことなのについついと?昔みたいにモノもカネもない時代と違ってなんでも口にできる現代。ステーキもウナギも高級フレンチだってカネさえ払えば満足いくまで腹いっぱい食べられる。そうなると食は本能ではなく理性でコントロールするものと早く気付いて行動起こせばいいものを!?今年も古人の知恵の七草粥にあやかるしかないようですね。


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