徳ちゃん繁昌リポート

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【笑売漫歩記】客数が繁昌店のバロメーター

2014年06月18日 | 仕事モード
繁昌店のバロメーターは売上高や粗利ではなくやっぱり客数ですよね。それなのに客を蔑ろにしている店や場面をよく目にします。何もしなくても立地がいい、商品や味が好まれている、評判がいいから等の理由で客は必ず来る?なんて思い込みもいいところですよ。客も人間ですから時には浮気したり嗜好が変わったりといつまでも足を運び続けるとは限らないのです。

客と言ってもいろいろあって、店を取り囲む見知らぬ人や通行人などの「潜在客」、その人達が初めて来店して「一見客」、そして何か魅力があってリピーターの「再来客」に繋がる、次に何度ものリピートで「固定客」化、その内にいい評判を口コミしたり知人などを連れて来る「常連客」に上り詰めるのです。このVIPの「常連客」が多ければ多いほど店の売り上げや収益はウナギ登りという訳なのです。しかしそういう客を創り続ける中でも原点は「一見客」を増やす工夫や努力をすること、つまり客の新陳代謝を図ることで従来の客ばかりでは動脈硬化も起こしかねません。ただ、販促やイベントで「一見客」を取り込むことも重要ですがその前提として再来客や固定客になる仕組みづくりを忘れてはなりません。不味いラーメン屋が味も変えずに半額券を配ったとしたらその時は一見客が増えるかもしれませんが、翌日には悪い口コミが広がり恐らく客足はバッタリと途切れてしまうでしょうね。

もうひとつ心配なのは「離脱客」の存在でして、リテンション分析では年間に3割以上の客が離反しているとか?かなり厳しい報告が出ています。どんどん客集めるも結構ですが、ザルの如く網目をくぐってこぼれ落ちる客もいることを承知する必要もありそうです。いずれにせよ客を創り続けるということは並み大抵のことではなさそうですね。

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