フライトシミュレーションで、
仮説検証した御仁が居る!
勿論、『仮説』であるが、面白い!
彼の有名な経済アナリスト藤原直哉氏である。
『氏のフライトシミュレーターの趣味のページ』である。
これまで、
- 銀河連合シリウス宇宙船によって、拉致されたとする説
- 南シナ海の深海1000メートルに墜落、没したと説
- オーストラリア政府が、インド洋で痕跡を認めたとする報道
があるが、仮説とはいえ、面白い検証である。まあ、これは3.の報道に沿ったものであるが、こうなると、拉致したのはCIA関連と言うことになる。
私としては、1.説に関心があるが、未だ、蓉として真相は知れない。
時間がないので、紹介に止めておきたい。新大阪に向かう・・・。
<script type="text/javascript"> // </script>【転載開始】2014年3月19日 (水)
クアラルンプールからディエゴガルシアまで(1)マレーシア航空370便が消息を絶ってもう1週間以上過ぎました。当機の行方については依然確たる情報がありません。
しかしいろいろ状況証拠を突き合わせるとそれなりに答えが出てきそうです。クアラルンプールから北京までの飛行時間は5時間弱。では5時間程度で西に飛んで誰にも気づかれずに着陸できる空港と言えば、南太平洋に浮かぶ英領ディエゴガルシア島しかありません。
ここはすべての民間人を立ち退かせた後に米軍や米CIAの基地が置かれている場所で、クアラルンプールから一度北に飛んで、ベトナム飛行情報区との境界あたりで西に向きを変えて飛ぶと、ちょうど5時間半で行きます。
今日はこのコースでクアラルンプールからディエゴガルシアまで、B777-200LRで飛んでみたいと思います。
フライトプランはいつものようにPFPXで作ります。
これが航路の地図です。クアラルンプール離陸後、一度北に向かいコタバルに行きます。それから南シナ海に出て、ベトナム飛行情報区との 境界手前のIGARIポイントまで行きます。ここで左旋回してペナンに行き、マラッカ海峡北部を渡ってインドネシアのスマトラ島、メダンに行きます。そこ からスマトラ島を横断し、以降はインド洋をディエゴガルシア島まで飛びます。
これがその航路です。離陸はクアラルンプール空港の14Rから。右旋回でFL350まで上昇。IGARIではレーダーに映った機影のよう にFL450まで上昇しながら左急旋回で西に向きます。その後、ペナンまでにFL230に降下し、スマトラ島は高度5000フィートで横断します。ぎりぎ り、スマトラ島の山を越えられる高度です。そしてスマトラ島を十分すぎてからFL295まで上昇してディエゴガルシア島まで同じ高度で飛びます。 FL295はClassAであるRVSMの最低高度プラス500フィートで、管制を受けずに洋上を飛んで衝突を避けようと思えばもっとも合理的な高度かも しれません。
通過する飛行情報区はWSJCおよびWMFC=クアラルンプール、VTBB=バンコック、WIIF=ジャカルタ、VCCC=コロンボ、YMMM=メルボルンです。
また当機の目的地の代替着陸空港およびETOPS180MINの代替空港はモルジブ空港=VRMGです。飛行情報区はFIMM=モーリシャスです。
以下、クアラルンプールとディエゴガルシアの天気です。クアラルンプールは弱い雷雨です。しかし両方とも雲のシーリングは高く、風も弱く、離着陸に支障はありません。
これがクアラルンプールの14Rのチャートです。方位146度。
またこれがディエゴガルシア空港のチャートです。滑走路は1本ですが、並行する誘導路も滑走路に使えます。
着陸は南東側からのILSRWY31を予定しています。
では駐機場に向かいます。MH370便は夜間飛行でしたが、今日は昼間飛ぶことにします。外部点検を行います。
客室乗務員も準備が整っています。
もうすぐ搭乗が始まります。
FMCに現在位置を入力します。
コースを入力します。IGARIで左旋回します。
またメダン(MDN)からしばらく高度5000フィートで飛びます。
ディエゴガルシアのILSアプローチも入力しました。
では旅客、貨物、そして燃料の搭載です。全部同時に行います!燃料は全部で68トン積みます。5時間半の飛行ではかなりの量です。目的地の代替空港としてはモルジブを指定してあります。ディエゴガルシアから1時間ほど飛びます。
最初の巡航高度はFL350です。
到着地の残燃料予定が30.9トン。十分です。
出発前の点検です。EICASのメッセージに普通と違うものがないかチェック。エンジンオイルの量、着陸地の標高、燃料の量もチェック。
では出発5分前です。APUをオンにします。
外部電源を左右ともオフにします。外部電源をオフにせずに電源コードを抜くと停電します。
外部電源を抜きます。搭乗も給油も終了。地上支援車を離し、車止めを外し、プッシュバックのトラックを接続します。
油圧スイッチをすべてオン/オートにします。
ノースモーキング、シートベルトのサインと、ビーコンライトをオンにします。
燃料ポンプをすべてオンにします。センタータンクにも燃料が入っています。
与圧空調関係のスイッチが正常であることを確かめます。
Cancel、RecallでEICASのメッセージを確かめます。オートブレーキはRTOに。」
ではプッシュバック開始です。ブロックアウトは1時03分UTC。
トラクターを離したのち、エンジン始動は1番、2番の順番です。
問題なくエンジンが始動しました。エンジンスタートスイッチも自動的に中央位置に戻っています。
電源も正常です。バッテリーは2つとも電圧正常。放電なしです。
油圧系統です。油の量と圧力は許容範囲内です。
燃料です。計画どおり積まれています。
ドアはすべて閉まり、オートマチックに変更されています。
機内の温度も正常。与圧系統も正常に動いています。
タイヤ圧、温度も正常。
舵を動かして陀面の動きをチェックします。スタブトリムも指定の数字にセットします。6です。
では離陸フラップ5度。雷雲が近づいているので防氷装置はオートにしてあります。
タクシー灯を点灯して滑走路端まで地上走行します。
グーグルマップで上から見てみます。
滑走路端で離陸準備です。
トランスポンダーはTA/RAにします。衝突防止装置も兼ねています。
着陸灯、ストロボ灯をオンにします。
では滑走路に入って離陸です。今日は最大推力での離陸です。離陸は1時23分UTC
TO/GAスイッチを押します。順調に加速していきます。
離陸してギヤアップ!
左旋回で最初のポイントPULIPに向かいます。さっそく積雲の中に入ります。雷の音は聞こえません。雨もありません。
左旋回が終わったところでLNAV、VNAVを入れてオートパイロットをオンにします。
順調に上昇を続けます。
巡航高度にむけて上昇中です。積雲がたくさん出ています。
上昇中です。センタータンクの燃料が空になりました。
センタータンクの燃料ポンプをオフにします。
まもなく巡航高度です。シートベルトサインをオフ(オート)にします。
巡航高度に達しました。離陸から15分です。
マレー半島は山とジャングルが連なっています。
間もなくコタバル市街上空を通過して南シナ海に出ます。
南シナ海に出ました。IGARIポイントへ向かいます。
間もなくIGARIです。手前で曲がらずにMCPをHDGモードにして、IGARIポイントまで行きま宇s。
IGARIです。オートパイロットを解除し、左に旋回上昇します。40度まで傾け、FL450まで上昇します。離陸後40分です。
40度バンクです。バンクアングルという警告音が鳴ります。またFL450まで上がろうとしますが、操縦かんを引くと当然速度が下がり、失速の危険があるのでFL450までは上がれません。
やはりFL400あたりまで上昇するのが精いっぱいです。性能表の上限を超えるFL450まで上がるにはもっと軽くないと無理なようです。
旋回が終わって西に向きを変えて飛んでいます。
再び高度をFL350に戻し、速度もVNAV速度に戻します。
このように旋回しました。
(つづく)【転載終了】