イエス、公正なる第二の称号を授けられる!!
娑婆が騒がしくなると、連載がストップする。
イエスの積極的な試練は続く。第一弾で説明したように、本物語りはアカシックレコードを読み取ったものとされている。しかし、誰もその存在を確かめることは出来ない。投稿者も立証は出来ない。だから、単なる物語である。
<水晶雲か?:記事に無関係>
しかしながら、読み手にとっては、読む態度によって意味は違ってくる。全く、荒唐無稽として嘲笑するのも自由である。来歴はどうであれ、その言葉から、教訓を学ぶことも出来る。教訓とまで行かなくても、参考書ぐらいにはなる物語とすることも出来る。投稿者は本物語りで、聖書は一層輝きを増し、理解を深くすることが出来た。良書である。
さて、イエスが、好んで立ち向かった試練は、様々な実用的な示唆を与えてくれる。人間には、常に判断力が備えられていると言うことだ。それを信ずるのは、信仰心と何ら矛盾しない。投稿者が考えるに、宗教、就中(なかんづく)、熱心な宗教者にこの自己検証、自己判断力を放棄している人々が多いと言うことである。それをあたかも忠実なる信仰と誤解している。
これは誤りである。それを肯定すると言うことは、単なる奴隷にすぎない。宗教の鎧をかぶった奴隷である。信仰の源は、魂にある。魂にの中の既に備えられた各機能をフルに活用して、真理に触れることが正道である。書かれていること、言われていること、ましてや、強制されたマインドコントロールに左右される話ではない。
それでは、真理から遠ざかり、迷妄・独断・盲信の世界に踏み込む危険がある。
イエス兄弟団の第二のテストに合格し、公正なる第二の称号を授けられる。
ロゴス(logos=言葉、思想)は休む気にはなれなかつた。彼は言った、
「何故このようなぜいたくな室内で待つのか。別に休む必要はない。わが父の仕事はいたくわたしに迫って来ている。わたしは進んで課業をすっかり学ぼう。試練が来るなら来るがよい。自我に勝つたびごとに力がわたしに加わってくる。」
それから案内者が案内して、夜のように暗い室内にイエスを入れて独り残して去った。幾日かがこの深いさびしさのなかで過ぎ去った。そしてイエスは眠った。さ夜中に隠し戸が開き、僧服をつけた二人の人々が入って来た。彼らはめいめいゆらめく小さな灯火(ともしび)を手にしていた。
そのひとりはイエスに近よって来て言った。「若い人よ、あなたがこの恐ろしい地下室でどんなに苦しむか心配でたまらない。それでわたしどもは、友人として、あなたに光を差し出して自由に行く道を示そうとして来た。
わたしたちもこの不思議な気味の悪い道を通って、祝福と力に到達すると思っていた。しかし、よい時に迷いがさめ、全身の力を振るい起して、束縛の鎖を断ち切った。そしててこの役目はすべて堕落の変装したものなることが分かった。ここの僧侶は逃亡中の犯罪人です。
彼らは犠牲の儀式を自漫し、神々に捧げるものをそなえ、可哀想にも、生きたままで、鳥獣を焼く。いや、それどころか、子供、女、男も犠牲に供します。
今彼らはあなたを引き留めておくが、時が来ればあなたを犠牲に供する。
兄弟よ、どうか鎖を解くんだ。さあ、一緒に出よう。今のできる間に自由になりなさい。」
イエス、「君たちの小さな灯火(ともしび)は君たちの持つ光を示している。全体、君たちは何者か。人間の言葉はこれを言う人間以上の価値はない。この神殿の壁は頑丈で高いが、どうしてここに入って来たか。」
人々は答えた、「壁の下に多くの間道がある。.わたしたちは嘗つて僧侶であって、この地下室に幾月も幾年も過ごしたから、みんなよく知っている。
イエス、「それでは君たちは裏切者だ。裏切者は悪鬼だ。人を裏切る者は決して信用できる人間じゃない。人間がひとたび反逆の段階に達すれば、許欺の味を覚え、自分の利已的自我のためには、友人をも裏切るだろう。
さあ、君たち、何者かは知らないが、君たちの言葉はわたしの耳には一向にひびかない。
君たちが自分で裏切者であると告白しているのを聞いた以上、わたしは多くの僧侶たちを疑い、彼らと自分を裏切ることができるか。誰もわだしのために判断することはできない。そして、もしわたしが十分証拠がそろわないうちに判断するなら、わたしの判断は正しくない。
さあ、君たち、どんな道から来たか知らないが、帰るんだ。わたしの魂は君たちの持っているゆらゆらする明かりよりは、寧ろ墓の暗黒の方が好きだ。
わたしは良心に支配されて居る。わが兄弟たちよ、君たちの言うべきことは聞こう。そして、証拠が十分そろったら、自分で決心する。君たちかわたしのために判断することも、わたしが君たちのために判断することもできない。
さあ、君たち、行ってくれ、行ってくれ。そしてわたしをこの心地よい光のなかに残しておいてほしい。日の照らぬまも、わたしの魂のなかには、日月にも勝れる光があるから。」
すると、今にも危害を加えよう烈しいおどし文句を吐いていた陰険な誘惑者たちは立ち去り、イエスは再びひとりになった。
再び白衣の僧侶が現れて案内した。再びイエスは導師にの前に立った。
聖師は一言も発せずに、公正(ジャスティス)という暗示的な言葉を配した巻物を彼の両手に渡した。
かくしてイエスは偏見、反逆の幻影の勝利者となった。
【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】
第十一部 エジプトでのイエスの生活と行動
第四十九章 イエス兄弟団の第二のテストに合格し、公正なる第二の称号を授けられる。
1)ロゴス(logos=言葉、思想)は休む気にはなれなかつた。彼は言った、「何故このようなぜいたくな室内で待つのか。別に休む必要はない。わが父の仕事はいたくわたしに迫って来ている。
2)わたしは進んで課業をすっかり学ぼう。試練が来るなら来るがよい。自我に勝つたびごとに力がわたしに加わってくる。
3)それから案内者が案内して、夜のように暗い室内にイエスを入れて独り残して去った。幾日かがこの深いさびしさのなかで過ぎ去った。
4)そしてイエスは眠った。さ夜中に隠し戸が開き、僧服をつけた二人の人々が入って来た。彼らはめいめいゆらめく小さな灯火(ともしび)を手にしていた。
5)そのひとりはイエスに近よって来て言った。「若い人よ、あなたがこの恐ろしい地下室でどんなに苦しむか心配でたまらない。それでわたしどもは、友人として、あなたに光を差し出して自由に行く道を示そうとして来た。
6)わたしたちもこの不思議な気味の悪い道を通って、祝福と力に到達すると思っていた。
7)しかし、よい時に迷いがさめ、全身の力を振るい起して、束縛の鎖を断ち切った。そしててこの役目はすべて堕落の変装したものなることが分かった。ここの僧侶は逃亡中の犯罪人です。
8)彼らは犠牲の儀式を自漫し、神々に捧げるものをそなえ、可哀想にも、生きたままで、鳥獣を焼く。いや、それどころか、子供、女、男も犠牲に供します。
9)今彼らはあなたを引き留めておくが、時が来ればあなたを犠牲に供する。
10)兄弟よ、どうか鎖を解くんだ。さあ、一緒に出よう。今のできる間に自由になりなさい。」
11)イエス、「君たちの小さな灯火(ともしび)は君たちの持つ光を示している。全体、君たちは何者か。人間の言葉はこれを言う人間以上の価値はない。
12)この神殿の壁は頑丈で高いが、どうしてここに入って来たか。」
13)人々は答えた、「壁の下に多くの間道がある。.わたしたちは嘗つて僧侶であって、この地下室に幾月も幾年も過ごしたから、みんなよく知っている。
14)イエス、「それでは君たちは裏切者だ。裏切者は悪鬼だ。人を裏切る者は決して信用できる人間じゃない。
15)人間がひとたび反逆の段階に達すれば、許欺の味を覚え、自分の利已的自我のためには、友人をも裏切るだろう。
16)さあ、君たち、何者かは知らないが、君たちの言葉はわたしの耳には一向にひびかない。
17)君たちが自分で裏切者であると告白しているのを聞いた以上、わたしは多くの僧侶たちを疑い、彼らと自分を裏切ることができるか。
18)誰もわだしのために判断することはできない。そして、もしわたしが十分証拠がそろわないうちに判断するなら、わたしの判断は正しくない。
19)さあ、君たち、どんな道から来たか知らないが、帰るんだ。わたしの魂は君たちの持っているゆらゆらする明かりよりは、寧ろ墓の暗黒の方が好きだ。
20)わたしは良心に支配されて居る。わが兄弟たちよ、君たちの言うべきことは聞こう。そして、証拠が十分そろったら、自分で決心する。君たちかわたしのために判断することも、わたしが君たちのために判断することもできない。
21)さあ、君たち、行ってくれ、行ってくれ。そしてわたしをこの心地よい光のなかに残しておいてほしい。日の照らぬまも、わたしの魂のなかには、日月にも勝れる光があるから。」.一
22)すると、今にも危害を加えよう烈しいおどし文句を吐いていた陰険な誘惑者たちは立ち去り、イエスは再びひとりになった。
23)再び白衣の僧侶が現れて案内した。再びイエスは導師にの前に立った。
24)聖師は一言も発せずに、公正(ジャスティス)という暗示的な言葉を配した巻物を彼の両手に渡した。
25)かくしてイエスは偏見、反逆の幻影の勝利者となった。
【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling 】
SECTION XI<o:p></o:p>
CAPH<o:p></o:p>
Life and Works of Jesus in Egypt<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
CHAPTER 49<o:p></o:p>
Jesus passes the second brotherhood test,
and receives the second degree, JUSTICE.<o:p></o:p>
THE
Logos did not care to rest; he said,
Why wait in this luxurious room? I need not rest;
my Father's work upon me presses hard.
2) I would go on and learn my lessons all. If there are trials, let them come,
for every victory over self gives added strength.
3) And then the guide led on, and in a chamber, dark as night, was Jesus
placed and left alone; and days were spent in this deep solitude.
4) And Jesus slept, and in the dead of night a secret door was opened, and, in
priest's attire, two men came in; each carried in his hand a little flickering
lamp.
5) Approaching Jesus, one spoke out and said,
Young man, our hearts are grieved because of what you
suffer in these fearful dens, and we have come as friends to bring you light,
and show the way to liberty.
6) We once, like you, were in these dens confined, and thought that through
these weird, uncanny ways we could attain to blessedness and power;
7) But in a luckful moment we were undeceived, and, making use of all our
strength, we broke our chains, and then we learned that all this service is
corruption in disguise. These priests are criminals just hid away.
8) They boast in sacrificial rites; they offer to their gods, and burn them
while alive poor birds, and beasts; yea, children, women, men.
9) And now they keep you here, and, at a certain time, may offer you in
sacrifice.
10) We pray you, brother, break your chains; come, go with us; accept of
freedom while you may.
11) And Jesus said,
Your little tapers show the light you bring. Pray,
who are you? The words of man are worth no more than is the man himself.
12) These temple walls are strong and high; how gained you entrance to this
place?
13) The men replied,
Beneath these walls are many hidden ways, and we who
have been priests, spent months and years within these dens, know all of them.
14) Then you are traitors,
Jesus said.
A traitor is a fiend; he who betrays another man is
never man to trust.
15) If one has only reached the plane of treachery, he is a lover of deceit,
and will betray a friend to serve his selfish self.
16) Behold, you men, or whatsoe'er you be, your words fall lightly on my ears,
17) Could I prejudge these hundred priests, turn traitor to myself and them,
because of what you say when you confess your treachery?
18) No man can judge for me; and if I judge till testimony all is in I might
not judge aright.
19) Nay, men; by whatsoever way you came, return. My soul prefers the darkness
of the grave to little flickering lights like these you bring.
20) My conscience rules; what these, my brothers, have to say I'll hear, and
when the testimony all is in I will decide. You cannot judge for me, nor I for
you,
21) Be gone, you men, be gone, and leave me to this charming light; for while
the sun shines not, within my soul there is a light surpassing that of sun or
moon.
22) Then, with an angry threat that they would do him harm, the wily
tempters left, and Jesus was again alone.
23) Again the white-robed priest appeared, and led the way, and Jesus stood
again before the hierophant;
24) And not a word was said, but in his hands the master placed a scroll on
which the word suggestive, JUSTICE, was
inscribed.
25) And Jesus was the master of the phantom forms of prejudice and of treachery.
<o:p></o:p>
.【続く】