飄(つむじ風)

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終わりの日の預言!!⑦

2008-04-03 01:10:07 | 預言

『終わりの日の預言』転載!!第7弾
正覚院 義敬(本名;矢野 敬二郎氏) 著


 とても聖書的な言い回し。もはや、真言密教の片鱗すらない。と同時に、聖書に親しみのない方には、違和感を感ずる向きもあろう。少し辛抱して読んでいただきたい。かくいう私も聖書にわずかに親しんだ者にすぎない。言い回しが聖書的であろうと、そうでなかろうと心眼を持って読み取れば、ここに書かれていることは正しい。一点の欺罔はない。厳しいかも知れない。あるいは回りくどいかも知れない。しかし、欺罔であると断ずべき一言もない。これがすごいところである。Gpw20050129unitedstatesairforce0501

  聖書のごとき表現は数多い。時には聖書の文言とうりふたつの言辞もある。しかし、聖書に全く記されない言辞も多い。詳しく精査したわけではないが、そう思う。そして、現状に即し、具体的である。ただ、聖書的表現と、聖書的信仰態度に我らに馴染みがないことが、しばし幻惑させられるだけである。とは言っても、書かれていることは、一点の齟齬(そご)がない。これははっきり言って、すごいことである。聖書が座右の銘本であることは、当方の理解の程度に問題は在れ、聖書に過ちがあったであろうか。ない。故に座右の書たる所以である。

 そのように格調高く、清い。義に貫かれ、容赦のない手厳しさがありながら、慈愛に富んでいる。まさしく、父のようである。ふと臨在を感じながら、読むこの不思議は自分だけだろうか。言わせて頂きたいが、私は、主の聖所を知らないし、通ったことも見たこともない。登場人物に誰一人としてお会いしたこともない。故に信者でもさらさらにない。出会い頭の読者にすぎない。

【転載開始】
主は言われた 1999

 平成11年(1999年)12月2日、主の言葉が私に臨み、ハナンエルから民に伝えさせよと言われた。
 彼らが主の聖所で作成している文書、通信手段は「欺きのパン」だ。彼らは、民が「主の聖所に通わせてほしい」と言って来ると、「あなたは門主に追随して いる者か」と尋ね、「そうではありません」と答えると、主の聖所に入らせず、多く者が彼らによって倒された。彼らの通信手段は封印され、固く閉ざされ、そ の仲間に結びつき、つながりあって、決して離れない。
 しかし恐れることはない。すべて肉なるものに糧を与えるのは主なる神。エリエナイは捕囚の地に座り、主の聖所を思って、泣いた。彼を捕囚にした民、あなたたちを嘲る民が、楽しもうとして、彼に「預言してみよ」と言った。彼は言った。
 「どうして語ることができようか。主の言葉を、彼らの前で。彼らは嘲るために、それを聞くのだ。彼らに主を嘲させるようなことを、どうしてできようか。 主の聖所よ、もしも私があなたを忘れるなら、私の右手はなえるがよい。私の舌は上あごにはり付くがよい。もしも、あなたを思わぬときがあるなら、もしも、 主の聖所を、私の最大の喜びとしないなら。主よ、覚えていて下さい、門主の追随者らを。主の聖所のあの日を。彼らがこう言ったのを。『裸にせよ、裸にせ よ、奴らの何もかも身ぐるみはがしてやれ』。私は心を尽くして感謝し、神の御前でほめ歌をうたいます。聖なる神殿に向かってひれ伏し、あなたの慈しみとま ことのゆえに、御名に感謝をささげます。その御名のすべてにまさって、あなたは仰せを大いなるものとされました。呼び求める私に答え、あなたは魂に力を与 え、解き放ってくださいました。人々は皆、あなたの口から出る仰せを聞きました。主の道について彼らは歌うでしょう、主の大いなる栄光を。主は高くいまし ても、低くされている者を見ておられます。遠くにいましても、傲慢な者を知っておられます。私が苦難の中を歩いているときにも、敵の怒りに遭っているとき にも、私に命を得させてください。御手を遣わし、右の御手でお救いください。主は私のために、すべてを成し遂げてくださいます。主よ、あなたの慈しみが、 とこしえにありますように。御手の業をどうか放さないでください。主よ、あなたは私を究め、私を知っておられる。私の舌がまだひと言も語らぬさきに、主 よ、あなたはすべてを知っておられる。前からも後ろからも私を囲み、御手を私の上に置いていてくださる。どこに行けば、あなたの霊から離れることができよ う。どこに逃れれば、御顔を避けることができよう。あなたは私の内臓を造り、母の胎内に私を組み立ててくださった。私は恐ろしい力によって、驚くべきもの に造り上げられている。御業がどんなに驚くべきものか、私の魂はよく知っている。秘められたところで私は造られ、深い地の底で織りなされた。あなたには私 の骨も隠されてはいない。胎児であった私をあなたの目は見ておられた。私の日々はあなたの書にすべて記されている。まだその一日も造られていないうちか ら。どうか神よ、逆らう者を打ち滅ぼしてください。私を離れよ、流血を謀る者。たくらみをもって御名を唱え、あなたの町々をむなしくしてしまう者。主よ、 あなたを憎む者を私も憎み、あなたに立ち向かう者を忌むべきものとし、激しい憎しみをもって彼らを憎み、課われを私の敵とします。主よ、さいなむ者から私 を助け出し、不法の者から救い出してください。彼らは悪事を謀り、絶え間なく戦いを挑んできます。舌を蛇のように鋭くし、マムシの毒を唇に含んでいます。 主よ、逆らう者の手から私を守り、不法の者から救い出してください、私の歩みを突き落とそうと謀っている者から。傲慢な者が私に罠を仕掛け、綱や網を張り めぐらし、私の行く道に落とし穴を掘っています。主に私は申します、『あなたはわたしの神』と。主よ、嘆き祈る私の声に耳を傾けてください。主よ、私の神 よ、救いの力よ、私があなたの武器を執る日、先頭に立って私を守ってください。主よ、主に逆らう者に欲望を満たすことを許さず、たくらみを遂げさせず、誇 ることを許さないでください。私を包囲する者は、自分の唇の毒を頭にかぶるがよい。火の雨がその上に降り注ぎ、泥沼に沈められ、再び立ち上がることのない ように。舌を操る者はこの地に固く立つことなく、不法の者は災いに捕えられ、追い立てられるがよい。私は知っています、主は必ず、貧しい人の訴えを取り上 げ、乏しい人のために裁きをしてくださることを。主に従う人は御名に感謝をささげ、正しい人は、御前に座ることができるでしょう。主よ、私はあなたを呼び ます。速やかに私に向かい、あなたを呼ぶ声に耳を傾けてください。私の祈りを御前に立ち昇る香りとし、高く上げた手を、夕べの供え物としてお受けくださ い。私は油で髪を整えることもしません、彼らの悪のゆえに祈りをささげている間は。どうか、私をお守りください。私に対して仕掛けられた罠に、悪を行う者 が掘った落とし穴に陥りませんように。主に逆らう者が皆、主の網にかかり、私は彼らの網を免れることができますように。声をあげ、主に向かって叫び、声を あげ、主に向かって憐れみを求めよう。御前に私の悩みを注ぎ出し、御前に苦しみを訴えよう。目を注いで御覧ください。私の叫びに耳を傾けてください。私は 甚だしく卑しめられています。迫害する者から助け出してください。私の魂を枷(かせ)から引き出してください。主よ、私の祈りをお聞きください。嘆き祈る 声に耳を傾けてください。あなたのまこと、恵みの御業、によって、私に答えてください。あなたの僕を裁きにかけないでください。御前に正しいと、認められ る者は、命ある者の中にはいません。朝にはどうか、聞かせてください、あなたの慈しみについて。あなたに私は依り頼みます。行くべき道を教えてください。 主よ、御名のゆえに、私に命を得させ、恵みの御業によって、私の魂を災いから引き出してください。主よ、天を傾けて降り、山々に触れ、これに煙を上げさせ てください。飛び交う稲妻、うなりを上げる矢を放ってください。」

 翌朝、主の言葉が私に臨んだ。
 「家に帰るがよい。」
 主は、また言われた。
 「あなたは主の僕モーセの役割を終える。モーセの従者、ヌンの子ヨシュアのときのように、今、あなたはこの民すべてと共に立ってヨルダン川を渡れ。」
 御使いが言った。
 「彼らは豊かな水を得て育つ。偶像崇拝の地から彼らを導き出された神は、彼らにとって角のようだ。彼らは、敵対する者らを食らい尽くす。」
 主は言われた。
 「一生の間、あなたの行く手に立ちはだかる者はないであろう。わたしはモーセと共にいたように、あなたと共にいる。あなたを見放すことも、見捨てること もない。強く、雄々しくあれ。主の聖所の中にいる指導者が、わたしがあなたたちに与えると誓った地を手中に収めた。彼らは、民が『主の聖所に通わせてほし い』と言って来ると、『あなたは西川に追随している者か』と尋ね、『そうではありません』と答えると、主の聖所に入らせず、多く者が彼らによって倒され た。」
 御使いが言った。
 「民は書物に書かれている言葉を聞き取り、盲人の目は暗黒を解かれ、見えるようになる。苦しんでいた人々は再び主に会って喜び祝い、貧しい人々は、主の 民の聖なる方のゆえに喜び躍る。暴虐な者はうせ、不遜な者は滅び、災いを待ち構える者は皆、断たれる。彼らは言葉をもって人を罪に定めている。」
 別の御使いが言った。
 「目があっても見えない。耳があっても聞こえず、鼻と口には息が通わない。偶像を造り、それに依り頼む者は、皆、偶像と同じようになる。主の民の家よ、 主をたたえよ。大祭司の家よ、主をたたえよ。祭司の家よ、主をたたえよ。主の地から、主をたたえよ。主の聖所にいます主を。ハレルヤ。恵み深い主に感謝せ よ。慈しみはとこしえに。主は、強大な者らを倒された。主ご自身が率いて戦いに出られる。」
 主は言われた。
 「わたしの恵みの業を、わたしは近く成し遂げる。もはや遠くはない。」
 主はまた言われた。
 「わたしはお前にではなく、お前の友人を装う2人の者に対して怒っている。彼らは、わたしについてあなたのように正しく語らなかったからだ。わたしはあ なたを元の境遇に戻し、更に財産を2倍にする。偶像を伏し拝み、それに祈る者らは言う。『お救いください、あなたは私の神』と。彼らは悟ることもなく、理 解することもない。目はふさがれていて見えず、心もふさがれていて、目覚めることはない。反省することもなく、知識も英知もなく、偶像に惑わされた心はそ の道を誤らせる。彼は自分の魂を救うことができない。
 思い起こせ、わたしの僕よ。あなたはわたしの僕。わたしはあなたを形づくり、わたしの僕とした。わたしを忘れてはならない。わたしはあなたの背きを雲のように、罪を霧のように吹き払った。わたしに立ち帰れ、わたしはあなたを贖(あがな)った。
 御使いは言った。
 「天よ、喜び歌え、主のなさったことを。地の底よ、喜びの叫びをあげよ。山々も、森とその木々も歓声をあげよ。主は僕を贖い、彼によって輝きを示され た。あなたの贖い主、あなたを母の胎内に形づくられた方、主はこう言われる。わたしは主、万物の造り主。自ら天を延べ、独り地を踏み広げた。むなしいしる しを告げる者を混乱させ、占い師を狂わせ、知者を退けてその知識を愚かなものとする。僕の言葉を成就させ、使者の計画を実現させる。主の聖所に向かって、 人が住み着く、と言い、その町々に向かって、再建される、と言う。わたしは廃墟を再び興す。深い水の底に向かって、乾け、と言い、お前の大河を大河をわた しは干上がらせる、と言う。
 キュロスに向かって、わたしの牧者、わたしの望みを成就させる者、と言う。主の都には、再建される、と言い、神殿には基が置かれる、と言う。」

 御使いが言った。
 「主が油を注がれた人について、主はこう言われる。
 わたしは彼の右の手を固く取り、あなたを取り巻く武装を解かせる。扉は彼の前に開かれ、どの城門も閉ざされることはない。わたしはあなたの前を行き、山 々を平らにし、青銅の扉を破り、、鉄のかんぬきを折り、暗闇に置かれた宝、隠された富をあなたに与える。あなたは知るようになる、わたしは主、あなたの名 を呼ぶ者、あなたの神である、と。わたしの僕のために、わたしの選んだ者のために、わたしはあなたの名を呼び、称号を与えたが、あなたは知らなかった。
 わたしが主、ほかにはいない。わたしをおいて神はない。わたしはあなたに力を与えたが、あなたは知らなかった。日の昇るところから日の沈むところまで、 人々は知るようになる、わたしのほかは、むなしいものだ、と。わたしが主、ほかにはいない。光を造り、闇を創造し、平和をもたらし、災いを創造する者。わ たしが主、これらのことをする者である。
 天よ、露をしたたらせよ。雲よ、正義を注げ。地が開いて、救いが実を結ぶように。恵みの業が共に芽生えるように。わたしは主、それを創造する。災いだ、土の器のかけらにすぎないのに、自分の造り主と争う者は。
 主の民の聖なる神、その造り主、主はじy言われる。あなたたちはしるしを求めるのか。わたしの子ら、わたしの手の業について、わたしに命ずるのか。大地を作り、その上に人間を創造したのはわたし。自分の手で天を広げ、その万障を指揮するもの。
 わたしは正義によって彼を奮い立たせ、その行く道をすべてまっすぐにする。彼はわたしの都を再建し、わたしの捕らわれ人を釈放し、報酬も賄賂も求めない。主はこう言われた。」

 主は言われた。
 「道を正す人に、わたしは神の救いを示そう。僕よ、立ち帰れ。ここにあるあなたの町々に立ち帰れ。わたしが彼らの繁栄を回復するとき、都とその町々で人々は、再びこの言葉を言うであろう。『正義の住まうところ、聖所の山』。園は森としても数えられる。」
 御使いは言った。
 「主は知恵に富む方。聖なる方を仰がず、主を尋ね求めようとしない者に災いをもたらし、御言葉を無に帰されることはない。」
 主は言われた。
 「災いをもたらす者の家、広場では、泣き悲しんでいる。誰も好まない器を砕くように、わたしが門主らを砕いたからだ。なんという破滅か。嘆くがよい。あ あ、彼らは恥じて背を向ける。彼らは周囲の笑いの種になり、驚きとなる。見よ、敵は鷲のように早く飛んで来て、門主らに向かって翼を広げる。その日には、 門主の側近の心は、子を産む女の心のようにおののく。」
 御使いは言った。
 「彼らは滅び、民であることをやめる。主に向かって高ぶったからだ。門主と共にいる者よ、恐れと穴と罠がお前に臨むと、主は言われる。恐れを逃れた者は、穴に落ち、穴から這い上がる者は、罠にかかる。わたしは彼らに刑罰の年を来させると、主は言われる。

 主は言われた。
 「信頼する者が、その部下すべてにすべてに対して、『行っていただけませんか』と言った。彼らは答えた。『戦う』。喜び躍れ。」
 主は言われた。
 「わたしは言った。『安らかに信頼していることにこそ力がある』と。しかし、お前たちはそれを望まなかった。お前たちは言った。『そうしてはいられな い。早く逃げよう』と。それゆえ、お前たちは逃げなければならない。また『速いものを使って速く逃げよう』と言ったゆえに、あなたたちを追う者は速いであ ろう。一人の威嚇によって、1000人は、もろともに逃れ、五人の威嚇によって、お前たちは逃れる。残る者があっても、山頂の旗竿(はたざお)のように、 丘の上の旗のようになる。」
 御使いが言った。
 「それゆえ、主は恵みを与えようとして、あなたたちを待ち、それゆえ、主の憐れみは速いであろう。主は居住地であなたたちを養う。わたしは良い牧草地で彼らを養う。主の地の高い山々は彼らの牧場となる。彼らは主の地の山々で憩い、良い牧場と肥沃な牧草地で養われる。
 驕る者は低くされ、心の低い人は誉れを受けるようになる。盗人にくみする人は自分の魂を憎む者、呪いが聞こえても黙っている。人は恐怖の罠にかかる。主 を信頼する者は高い所に置かれる。支配者の御機嫌をうかがう者は多い。しかし、人を裁くのは主である。神に従う人は悪を行う者を憎む。神に逆らう者は正し く歩む人を憎む。
 この人は言う。神よ、私は疲れた。神よ、私は疲れ果てた。まことに、私は誰よりも粗野で、人間としての分別もない。知恵を教えられたこともなく、聖なる 方を知ることもできない。天に昇り、また降った者は誰か。その手の内に風を集め、その衣に水を包むものは誰か。地の果てを定めたものは誰か。その名は何と いうのか。その子の名は何というのか。あなたは知っているのか。
 御使いが言った。
 「神の言われることはすべて清い。身を寄せればそれは盾となる。御言葉に付け加えようとするな。責められて、偽る者と断罪されることのないように。」
 わたしは言った。
 「主なる神よ、2つのことをあなたに願います。私が死ぬまで、それを拒まないでください。むなしいもの、偽りの言葉を、私から遠ざけてください。貧しく もせず、金持ちにもせず、私のために定められたパンで、私を養ってください。飽き足りれば、裏切り、主など何者か、と言うおそれがあります。」
 主は言われた。
 「救いの日にあなたを助けた。わたしはあなたを形づくり、あなたを立てて、民の契約とし、国を再興して、荒廃した嗣業(しぎょう)の地を継がせる。捕ら われ人には、出でよと、闇に住む者には身を現せ、と命じる。彼らは家畜を飼いつつ道を行き、荒れ地はすべて牧草地となる。」
 御使いは言った。
 「その北側の正面の横幅は100アンマ、その奥行きは50アンマであった。内庭にに向かい合って20アンマのところ。
 無に帰されることはない。立って、災いをもたらす者の家、悪を行う者に味方する者を、主は攻められる。人は、人であって神ではない。その使うものは肉な るものにすぎず、霊ではない。主が御手を伸ばされると、助けを与える者はつまづき、助けを受けているものは倒れ、皆、共に滅びる。まことに主はあなたたち にこう言われた。獅子や若獅子が獲物を捕えて、うなるとき、貧しい人に与える人は欠乏することがない。目を覆っている者は多くの呪いを受ける。
 昼をつかさどる太陽を造った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
 夜をつかさどる月と星を造った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
 エジプトの初子を討った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
 主の民をそこから導き出した方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。
 力強い手と腕を伸ばして導き出した方に感謝せよ。」

 「富を得ようとして労するな、分別をもって、やめておくがよい。目をそらすや否や、富は消え去る。鷲のように翼を生やして、天に飛び去る。
 強欲な者のパンを食べようとするな。供される珍味をむさぼるな。彼はその欲望が示すとおりの人間だ。『食べるがよい、飲むがよい』と言っても、心はあなたを思ってはいない。あなたは食べたものを吐き出すことになり、あなたが親切に言ったことも台無しになる。
 愚か者の耳に語りかけるな、あなたの見識ある言葉を侮るだけだから。
 昔からの地境を移してはならない。みなしごの畑を侵してはならない。彼らを贖う神は強く、彼らに代わってあなたと争われるであろう。
 あなたの心を諭しの言葉に、耳を知識の言葉に傾けよ。
 若者を諭すのを控えてはならない。鞭打っても、死ぬことはない。鞭打てば、彼の魂を陰府(よみ)から救うことになる。
 わが子よ、あなたの心が知恵を得れば、わたしの心は喜び祝う。あなたの唇が公正に語れば、わたしのはらわたは喜び躍る。
 罪人らのことに心を燃やすことはない。日ごと、主を畏れることに心を燃やすがよい。
 確かに未来はある。あなたの希望が断たれることはない。
 わが子よ、聞き従って知恵を得よ。あなたの心が道をまっすぐに進むようにせよ。」