TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

闇に咲く花

2023年09月08日 | 旅日記

9月7日、上本町(大阪市天王寺区)にある新歌舞伎座で上演されていた演劇『闇に咲く花』を見に行きました。

13時から開演でした。1階の左端の席で父と二人で観賞しました。新歌舞伎座に来たのは久しぶりでした。

『闇に咲く花』は井上ひさし作のこまつ座第147回公演で、昭和22年の戦後間もない東京神田の愛敬稲荷神社の神主の下に戦死したと思っていた一人息子で伝説の野球選手だった健太郎(松下洸平さん)が戻ってくるのですが戦時中のある行動が元で暗い闇に翻弄されてしまう健太郎を中心に戦争下の庶民の人々の思いや暮らしを被せながら力強く生きて行く人々のいろいろな思いが描かれていた演劇でした。セリフを通して表現されていた言葉の数々は深くもあり難しい解釈が要るようなシーンもありました。戦争が背景にあった時代の人々の心の闇や社会の闇を描きながらもその闇の中でも寄り添いながら生きている花のような存在や忘れてはいけないことの大切さなどいろいろなことを考えながら鑑賞してきました。


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