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TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

新美南吉記念館2022その2

2022年10月02日 | 旅日記

9月26日、新美南吉記念館を見学したときの続きです。

矢勝川の彼岸花を眺めると「ごんぎつね」の物語の情景をまさしく再現した情景だったかのように思います。

9年前に家族皆で見学したときのことを思い出しました。

「おじいさんのランプ」のランプの木

安城高等女学校で英語を教えておられたときと同じ英語の教科書が展示されていました。

高校の先生をされていたときのテスト用紙

 

 

 

 

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すくってごらん

2022年10月02日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『すくってごらん』の感想です。東京から左遷されて田舎町にやってきた香芝誠(尾上松也さん)がその田舎町で金魚すくいの店を営む美女・吉乃(百田夏菜子さん)に出会い、頭から離れなくなります。吉乃は幼馴染の王子昇(柿澤勇斗さん)への恋心とある秘密を抱えていました。香芝は吉乃や王子昇の幼馴染でもあった町のカフェで働いていた明日香(石田ニコルさん)に一目ぼれされてしまうという展開になってしまいどきまぎするシーンもありました。香芝の心の声と生の声を交錯させながら、ところどころで歌が流れたり、ライブの音楽や吉乃がピアノを奏でながら歌っていたシーンが挿入されていました。金魚すくいの対決を王子昇に挑んでいく香芝の意気込みやその後のひっそり去って行く姿などコメディタッチで描かれており今まであまり見たことがなかった変わった映画でもありました。金魚が全面に押し出されていた映画を観たのも初めてでした。郡山のしっとりした町の情緒が醸し出された金魚の町で、金魚すくいのお店や明日香が働いていたカフェの雰囲気がものすごく色鮮やかで目を見張るような現代風のきらびやかな美しさがあったことや、円形の上の方向から映していた映像技術を取り入れた変わった見せ方や、役者さんたちのセリフの後に挟まれて何気なく歌われていたたくさんの歌や音楽を聴くと、ミュージカルを見ているような気分になりました。東京でエリート銀行員をしていた香芝が心の奥底に持っていた蔑み感や上から目線で物事を見ていた姿が、この金魚の町にやってきて、出会った人々から、いろいろな影響を受け、次第に変化して行き、心の声と生の声を合致させて、救われて行ったり、恋心を抱いていた吉乃の心を救うためにひたすら頑張る香芝の姿は自由に泳いでいた金魚に投影されていたかのようにも思えた映画でした。金魚はこの映画の中では隠されていたかのように装っていた主役だったのかもしれないです。

金魚すくいのシーンが何回か出てきてましたが、主人公の香芝は金魚すくいをしたことがなかったみたいで、吉乃にこつを教えてもらいながら練習していたシーンがありました。ぽいが破けてしまったら金魚を掬えないと思っていた香芝だったのですが、王子昇がぽいを破いたままでも自由自在に金魚を掬っていたシーンもあったりと、金魚すくいの楽しさが伝わってくるシーンがたくさん出てきていました。金魚すくいは昔子供の頃夜店で何回も遊んだことがあり、ぽいが半分以上破けても自分も結構たくさんの金魚をいつも掬っていたことがあったのを思い出していました。金魚すくいをしている人々がいい顔をしていると香芝が何気なく言っていたシーンがありましたが、金魚すくいは確かに何も考えることがなく童心に返って楽しめたのをこの映画で再確認してました。この映画の舞台だった郡山にもまた行ってみたいなあと思いました。

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