レンタル店で借りて観た映画『リンドグレーン』の感想です。長くつの下のピッピやかまし村シリーズなどで有名なスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの少女時代から思春期時代の半生を描いた作品でした。リンドグレーンの児童文学は岩波書店からたくさん出版されていて、一番最初の職場でリンドグレーンの本がたくさんありましたけれど、全部読んだことはありませんでした。ピッピの映画やリンドグレーンの展覧会に訪れたことがあったので、偶然見掛けたこの映画を観賞してみました。リンドグレーンがどのように子供たちを勇気づけ元気にさせている文学を生み出すようになったのかを知りたくて半生を描いた映画を観たら伝わるものがあるかなあと最初は思って観てみたけれど、予想に反して、この映画を観ただけでは、想像の世界で、考えないといけないような終わり方でした。あんなに明るくてのびのびした主人公たちが出てくる文学を生み出していたリンドグレーンが若い頃に、この映画で描かれていたような過酷な人生を送っていたとは全く知りませんでしたし、予想だにしませんでした。この映画に出てくるような半生を送ったことが、自身の作品に登場する子供たちがのびのびと自由奔放に駆け回れるような世界を願って数々の作品を生み出していたということは想像でよくわかった気がしました。リンドグレーン自身が、自由奔放な人だったこと、自身の息子と会えなかった日々のことなど、リンドグレーンは辛かったときも自身のバイタリティで乗り越えて行った人だったことなど、この映画で描かれていた生き方そのものが、多くの作品を生み出していた原動力になっていたのは違いないと思いました。
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