平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

オスプレイ不具合か 離陸直前引き返す

2012-10-13 12:08:36 | インポート

2012年10月13日 09時35分 沖縄タイムス

 12日午後1時46分ごろ、米軍普天間飛行場を離陸するため、滑走路に入ろうとしていた垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ1機が、飛ばずにそのまま駐機場へ引き返した。機体番号は「10」で、その後、米軍関係者が右プロペラの付け根や、左エンジンの付近を慌ただしく点検、整備する様子が確認された。何らかの不具合が生じたとみられる。エンジントラブルとみる専門家もおり、確認されれば、オスプレイの沖縄配備後、初めてとなる。

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◎宜野湾市の米軍普天間飛行場を離陸前に駐機場に引き返した、機体番号「10」のオスプレイ。整備士姿の米軍関係者が脚立に登り、12日午後2時10分ごろに右プロペラの付け根

 「10」は、滑走路へ向かう通路の途中でUターンし、駐機場へ戻った。整備士姿の米軍関係者少なくとも計5人が、左右のエンジン下に脚立を使って登り、機械のようなもので点検、整備した。パイロット姿の関係者が、右エンジンを見上げる様子も確認された。

 在日米軍を監視する市民団体「リムピース」の頼和太郎編集長(64)は、本紙撮影の写真を見た上で「エンジントラブルのため、出力が上がらず戻ってきたのだろう。そのまま飛行を中止したのだから『重症』と思われる」と話した。

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◎同38分ごろに左エンジン(同下)の付近を点検、整備した(新里健撮影)

 沖縄防衛局は本紙の取材に「米側から特段トラブルの情報は入っていない」と回答。墜落や部品落下などを除き、予防的措置について米側から連絡はないという。在沖米海兵隊報道部に照会したが、回答はない。

 オスプレイにトラブルが発生した可能性を受け、仲井真弘多知事は「予想された通り、いろいろありそうだ」と述べた。県民大会の共同代表を務めた翁長雄志那覇市長は「日米両政府がこれだけ『万全』を期した中、ちょっとしたものでも不備が生じるなら、機体の問題だ」と批判した。

 「10」はこの日、午前10時52分に普天間飛行場を離陸して北部方面へ向かい、午後0時57分に帰還していた。2度目の飛行が中止された直後、「05」が午後2時半に普天間をたち、北部へ向かった。「05」は1時間半後の午後4時、米軍が定めた進入経路をはみ出し、浦添市牧港付近を大きく旋回して同飛行場に着陸した。

 12日はこのほか、尾翼が赤い隊長機も午前と午後の計2回、普天間飛行場と北部の間を離着陸した。


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