つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

林芙美子記念館

2019-09-21 10:34:36 | お出かけ



「放浪記」や「浮雲」などの代表作で有名な林芙美子が住んでいた家が
記念館として公開されているので友達と見に行って来ました。(9月20日)

大江戸線中井駅で下車して
街中を抜けると緑の豊かな通りに出た。




林芙美子記念館入り口の階段を登ると門が見えてきた。




本来は勝手口だったそうですが現在は正門になります。




勝手口と土間を抜けて中庭に出る。




芙美子の生前中は、庭一面に孟宗竹が繁っていたそうですが没後、
次第に絶えてしまった様です。ほとんどが落葉樹の様でした。
大きなザクロの木や、モミジが繁っていました。
その他、草花などがあり、いま丁度ススキやヤブランが咲いていました。




小間
芙美子の母キクが使っていたと言う小間の奥には仏壇が置かれています。




小間の奥には使用人用の二段ベッドがありました。
枕元には沢山の物入れや本棚があって、使いやすそうな二段ベッドでした。




客間
玄関脇にあるこの部屋には芙美子の原稿を取りに来た記者達がここで待たされた様です。




茶の間
掘り炬燵、吊戸棚、二段押入れ、収納式神棚、多くの小引出などをそろえたこの部屋は
暮らしやすさを考えた一家団らんの場所だったようです。




書斎
最初は納戸として造られた部屋でしたが書斎として使われるようになりました。
納戸として造られた為、洋服入れ 物入れなどが作り付けられ使い易くなっています。
半障子を通して廊下越しに北の庭が見えます。




自然を大切に…と余り手を加えていない庭です。




この庭から生活棟を撮ってみました。秋にはモミジの紅葉が綺麗な様です。
左側に見えている洋館はアトリエ展示室です。




アトリエの展示室
画家であった夫、緑敏の為に造られました。現在は展示室として公開されています。




建物を離れ、石段を昇って小高い山の中腹からの眺めです。
緑に囲まれた静かな場所に数寄屋造りの落ち着いた建物です。

昭和14年この土地を島津製作所から購入し新居の建設をしはじめました。
芙美子はこの家を造りにあたり建築についての勉強をし、設計者や大工を連れて
京都の民家を見学に出掛け又、材木を見に行くなど、その思い入れは格別の様でした。
芙美子らしい民家風の おおらかさを併せ持ち落ち着きのある住まいになっていました。


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