政治家が立場を悪用して官僚に忖度させるという問題が取り上げられています。そのような忖度のために、国民の財産や税金が政治家の私物のように扱われ、その懐に入れられ、奪い取られていることが大犯罪であると思います。一日も早くこの問題が解明され、犯罪者の政治家が一網打尽にされるべきだと思います。
ニュースで(下の画像をクリックすると、記事をご紹介できます。)も、忖度という問題の一つとして、前川喜平前文部科学事務次官が名古屋市立中で行った授業内容の報告を文科省が市教委に求めた問題で、報告要請の前に、自民党の池田佳隆衆院議員(比例東海)が文科省に対し、前川氏が学校に招かれた経緯などを複数回照会して働きかけていたことが20日、分かったということです。
前川さんは、いわば一私人なのに、文科省が市教委に講演の内容や録音の提出を求めるなどということは、とても常識では考えられないことです。まるで戦時中のような威圧であり、言論の自由を脅かそうとする行為ではないかと思います。自民党の池田佳隆衆院議員が、そのような照会を文科省に働きかけたということが理解に苦しみます。
確かに前川さんは、天下り関連の責任を取らされる形で文科省を辞任しましたが、それは特区を隠れ蓑にして家計学園の新設校に便宜を図る政治家により、「政治が歪められた」ことを告発したための報復の意味合いが大きかったと思います。そこには、家計学園問題が大きく横たわっています。
用意周到なことに、前川さんが出会い系バーに出入りしていたという記事を読売新聞が掲載し、何も知らない国民に「前川悪」のレッテルを貼り付けることに成功し、「政治が歪められた」という告発を上手く口封じできたかのように思われました。
しかし後になって、前川さんが出会い系バーに出入りしたのは、子どもの貧困の実態を、その目で確かめるためであったということが知れ渡るようになりました。また、学ぶことの困難な子どもたちのための塾の働きなど、志をもった多くの取り組みをしているということも知れ渡り、とても尊敬されている人であったことが分かりました。そしてご承知のように、そのような人徳ある人が勇気を出して告発した家計学園の補助金不正受給問題や、森友学園の補助金不正受給問題が、政権を揺るがすほどに話題沸騰しているところです。
一方で、文科省に問い合わせをして、前川さんを調査させるように働きかけた自民党の池田佳隆衆院議員ですが、検索をしているうちに、過去に未成年に「女体盛り」をさせて逮捕者まで出した日本青年会議所の関係者であったということが伝えられています。私の言うことを鵜呑みにする必要はありませんので、「池田佳隆 女体盛り」で検索して、ご自分で調べてみてください。
何だか、出会い系バーに出入りしたことを批判している人が、未成年に女体盛りをさせて逮捕者まで出した乱痴気騒ぎに関わっていた人なのかと思うと、どいういう思考回路をしているのか、ちょっと恥ずかしいのではないかと思います。こんなことでは、「また自民党か」と言われることばかりになってしまうのではないかと思い、残念でなりません。
もしかしたら、未成年に女体盛りをさせるという性犯罪の実態をその目で確かめるためだったのでしょうか、逮捕者まで出して。
もっと、人から尊敬される徳のあることをして欲しいものだと思います。