goo blog サービス終了のお知らせ 

融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

「真実を見つめる」

2018年03月17日 | 聖書のお話

「真実を見つめる」 マルコによる福音書 9章2~13節

 イエスさんは、弟子たちを連れて山に登りました。そこで光り輝く姿へと変容され、エリヤやモーセと語り合いました。弟子たちは非常に恐れ、ペトロなどは「仮小屋を三つ建ててプレンゼンとします」などとトンチンカンなことを言い出しました。この物語は、イエスさんの復活を理解できなかった弟子たちが、山上での変容もまた理解できなかったということが伝えられているのではないかと思います。

 一同が山を下りるとき、イエスさんは「人の子が死者の中から復活するまでは、今見たことを誰にも話してはならない」と弟子たちに命じられました。たとえ今は先ほどの出来事を理解することができなかった弟子たちであったとしても、イエスさんが復活された後になれば理解できるようになれるということが伝えられているのではないかと思います。

 人は、神さまの領域のことが理解できないものです。理解できないにも関わらず、分かったかのように語ることなどできません。けれども、イエスさんが復活された後には、神さまの領域のことが理解できるようになると教えられているのは、私たちにとって希望ではないかと思います。それだけ、「復活」が真実であると教えられているように思います。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は礼拝です

2018年03月17日 | 礼拝のご案内

 明日3月18日(日)は主日礼拝です。午前9時から教会学校、午前10時30分から礼拝が始まります。メッセージは「仕える人になる」です。讃美歌は「丘の上の主の十字架」(今月の歌)、「血しおしたたる」(1~3)、「地しおしたたる」(4~6)です。礼拝後は、祈りの一時、お茶の一時があります。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。午後2時からは、香住教会の礼拝です。こちらも、どなたでもご出席ください。

 暖かくなったり、寒くなったり、季節の変わり目を迎えています。だんだんと、気ぜわしくもなりましたし、体調管理もたいへんです。知人の何人かも、転勤、引っ越しで慌ただしく過ごしているようです。

 受難節を信仰の修行の期間と考えるなら、山にでもこもって滝にでも打たれて修行に集中するという方法もあるのかも知れません。けれども、実際には、年度末という慌ただしい期間、世の中の雑事に追われるのが精一杯ではないかと思ったりもします。

 そうすると、年度末という慌ただしい期間に世の中の雑事に追われながら、さらに信仰の修行もしようしたら、それはそれで修行の中の修行なのかも知れません。けれども、それは相当のストレスにもなり、体を壊す元になってしまうのかも知れません。

 そんなことを考えると、イエスさんは自分の命が狙われる中、人の罪を赦すために神さまの愛の業を成し遂げようと祈りながら十字架への道を歩んだのですから、相当のストレスだったと思われます。

 そのストレスは、年度末という慌ただしい期間に世の中の雑事に追われながら、信仰の修行をしようというストレスに比べると、はるかに大きなストレスだっただろうと思ったりもします。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする