八十路の戯言

写真とつぶやきで綴ります。

北海道一人旅⑦サロベツ原野へ

2016-06-30 21:56:44 | 生活

天売島を午前中の便で離れ羽幌からサロベツ原野に向かいます。

オロロン街道海岸沿いに北上です。

風力発電機が並ぶ海岸線が遠望できます。蜻蛉のように揺らいでボケた写真です。

間もなくサロベツ原野に入りました。

遠く利尻富士(標高1721m)がぼんやりと浮かびます。

15年前日帰り登山した山です。登山口は海面近くで正味標高差1700mの往復です。

登り6時間下り5時間で往復したかと記憶してます。

ハードな山の一つだと印象に残ってます。

手前の草原は海岸線沿いの原生花園です。

咲いている花は「エゾカンゾウ」

「エゾスカシユリ」

「エゾシシウド」

お馴染み「ハマナス」

等々です。

 

海岸線を離れサロベツ湿原に入りました。

沼の近く花が少し変わりました。

「コツマトリソウ」

「コウリンタンポポ」・・・・・・外来種ですが随分増えました。どこに行っても見られるようになりましたね。

「杜若」

 

ショボ雨が降り出しました。この辺り一帯にはスーパはいうに及ばずコンビニも人家すら見当たりません。

どうも店舗は稚内まで入らないとなさそうです。

湿原センターでPCを借用、民宿を探しました。(minojiはガラケーです。)

一件だけ見つかりました。10㎞ほど走りますが今夜はそこに宿泊の予約を入れました。

明日の天気予報は雨のち曇り、早朝から鳥追いは雨の中になりそうです。

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北海道一人旅⑥天売島夕焼け

2016-06-29 21:46:40 | 生活

雨続きの旅を続けてますが天売島に渡った日の夕刻です。

日本海に夕日が沈みます。

海面の所々の黒い汚れのようなものは日が暮れるのを待つ「ウトウ」です。

日本海の夕焼けはドラマチックな夕陽を期待していたのですが・・・・・

かろうじて雲の切れ間から日差しが差しました。

そして翌朝の日の出午前3時51分です。

晴れてはいるのですが今日は下り坂でしょうか?

 

 

 

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北海道一人旅⑤天売島にて

2016-06-28 21:34:41 | 生活

昼前に天売島到着です。民宿に入り一休みです。

夕刻の「ウトウ」の帰巣まで時間があります。午後陽射しも出てきました。

部屋で小休止の後で島内散策です。

天売島の猫は躾がいいですね!三つ指ついて出迎えてくれました。

島内は野鳥が多い所です。最初の出会いは「ノゴマ」です。

大口開いて囀ります。今求愛行動の時期なのでしょう。

近くに雌と思われます。

ここはノゴマが多いところです。こちらも枯れ木立に!

アオジも出てきました。色が綺麗です。これも求愛中ですね。

「コヨシキリ」

「ツツドリ」少し遠かったが雌雄でしょう。

「コムクドリ」

何れの野鳥もマイフィールドで渡りのシーズンに姿を見ることはある。

でもここは営巣地色々集結してました。

写真は撮れなかったですが「ベニマシコ」・「アカゲラ」などの姿も認めました。

狭い小さな島ですが野鳥は多いですね。

1時間ほどの散策でこれだけの鳥と出会いました。

 

この島の最後は夕刻の「ウトウ」ショーです。

視界の中には何百の「ウトウ」のシルエットが見えますが写真諦めました。

ちなみに上掲は置きピンで ISO 6400 1/30で流し撮りです。

レンズの選定を間違いました。望遠系でなく広角系を使用すべきだったと反省です。

 

翌日は早いフェリーでここを離れサロベツ原野に入りました。

次回はサロベツ原野です。

 

 

 

 

 

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北海道一人旅④天売島へ

2016-06-27 20:23:47 | 生活

 

天売島へは高速艇と鈍足のフェリーが就航している。

海に浮かぶ鳥が目的でもありますので、鈍足のフェリーに乗船する。

天候は曇天時々時雨れです。ただ沖合に雲の切れ間が見えるのが一縷の望みです。

 

先ずは「ウトウ(善知鳥)」 チドリ目ウミスズメ科

限られた島でしか繁殖しない、しかも営巣の時期しか地上には上がらない海鳥

普段はほとんどを洋上(北方日本海)で過ごす鳥です。

数は80万羽とも100万羽ともいわれてます。

写真は夏姿です。営巣時期を過ぎると、嘴上部の付け根の白い突起及び白いひげは無くなるそうです。

陽が沈むと巣穴の近くの洋上で待機です。

飛翔は弾丸のように早いです。

そしてとっぷりと暮れるのを待ち、嘴に餌をぶら下げ、巣穴に向かって一斉に飛び込んでいきます。

巣穴は断崖絶壁の上部、地面に無数の穴(奥行き1mほど)があります。

巣穴の入り口の所々には、咥えてくる魚を奪わんと「オオカモメ」が待ちかまえバトルも始まります。

暗く動きが激しいのでAFは利きません。写真は全部だめでした。(無念!)

地上に上がるのはこの餌やりの時だけすぐに洋上に!

一生のほとんどを洋上(日本海)で過ごし生態は未だよくわからないところがあるそうです。

 

「ケイマフリ」 チドリ目ウミスズメ科 絶滅危惧Ⅱ類

上掲は夏姿で腹も黒いです。

一昨年冬道東で出会った冬姿のケイマフリを参考までに再掲,

腹から首にかけて白く変身してます。

 

「ウミスズメ」 チドリ目・ウミスズメ科 絶滅危惧ⅠA類

数が少ない(天売島で70羽前後)ので出会えたのはラッキーだったかも。

冬羽のケイマフリに酷似しています。

 

「ヒメ鵜」

北方の海に生息する「鵜」、普段見かける鵜より一回り小さいです。

 

本州以南では目にする機会は少ない鳥、写真の枚数が増えました。

お許しを最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

カメラも被写体も波にもまれてます。曇天でシャッタースピードも上がりません。

写真は鮮明さにかけてます。お許しを!

 

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北海道放浪一人旅③

2016-06-26 20:55:19 | 生活

此方の夜明けは3時40分頃、日没は7時20分頃です。

羽幌に入ったのは夕暮れ時となりました。

羽幌港の街路灯はカモメをイメージしてるのでしょうか?minojiの独り合点か?

空は相変わらずの一面の雲、時折雨が降ります。明日も思いやられそうだ!

積み上げられたカラフルな浮き球、定置網にでも使うのでしょうか?この一角だけがやけに明るく感じます。

早々に道の駅に入って寝る体制です。ご同類の車がすでに数台駐車してます。

疲れも手伝って8時ごろには寝入ってしまいました。

目が覚めたのは翌早朝3時過ぎです。空が白んでます。間もなく日の出の時刻です。

夜明け前の市内です。写真は西向き背後から日の出です。

顔を洗って朝食を済ませました。

フェリーの出向までは4時間半ほどあります。

時間つぶしに近くにある町の菖蒲園に向かいました。

少し時期が早かった様子、数日後に満開でしょう。

菖蒲が咲き始めていました。手入れはいき届いてますが狭い公園です。

早朝のこと、人気もありません。この後時間つぶしに近郊丘陵地をドライブです。

途中で声が聞えたので車を止めてパチリッ「コヨシキリ」です。

早朝、しかも曇天でシャッタースピードが上がりません。

手ぶれ防止が利いてないようです。表情が可愛かったので敢えてアップしました。

轢いてくれと言わんばかりに路の真ん中にうずくまる「キタキツネ」

止まると人の心を読んでますね。

車を止めて何かをねだる体制でしょう。北海道のキツネは知恵者です。(笑)

ただこの時期のキツネは抜け毛でみすぼらしいですね。冬毛だと可愛いのですが・・・。

この後あちらこちらで出会いがありました。

 

8時にフェリー乗り場へ

次回は天売島です。

 

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