八十路の戯言

写真とつぶやきで綴ります。

北海道一人旅④天売島へ

2016-06-27 20:23:47 | 生活

 

天売島へは高速艇と鈍足のフェリーが就航している。

海に浮かぶ鳥が目的でもありますので、鈍足のフェリーに乗船する。

天候は曇天時々時雨れです。ただ沖合に雲の切れ間が見えるのが一縷の望みです。

 

先ずは「ウトウ(善知鳥)」 チドリ目ウミスズメ科

限られた島でしか繁殖しない、しかも営巣の時期しか地上には上がらない海鳥

普段はほとんどを洋上(北方日本海)で過ごす鳥です。

数は80万羽とも100万羽ともいわれてます。

写真は夏姿です。営巣時期を過ぎると、嘴上部の付け根の白い突起及び白いひげは無くなるそうです。

陽が沈むと巣穴の近くの洋上で待機です。

飛翔は弾丸のように早いです。

そしてとっぷりと暮れるのを待ち、嘴に餌をぶら下げ、巣穴に向かって一斉に飛び込んでいきます。

巣穴は断崖絶壁の上部、地面に無数の穴(奥行き1mほど)があります。

巣穴の入り口の所々には、咥えてくる魚を奪わんと「オオカモメ」が待ちかまえバトルも始まります。

暗く動きが激しいのでAFは利きません。写真は全部だめでした。(無念!)

地上に上がるのはこの餌やりの時だけすぐに洋上に!

一生のほとんどを洋上(日本海)で過ごし生態は未だよくわからないところがあるそうです。

 

「ケイマフリ」 チドリ目ウミスズメ科 絶滅危惧Ⅱ類

上掲は夏姿で腹も黒いです。

一昨年冬道東で出会った冬姿のケイマフリを参考までに再掲,

腹から首にかけて白く変身してます。

 

「ウミスズメ」 チドリ目・ウミスズメ科 絶滅危惧ⅠA類

数が少ない(天売島で70羽前後)ので出会えたのはラッキーだったかも。

冬羽のケイマフリに酷似しています。

 

「ヒメ鵜」

北方の海に生息する「鵜」、普段見かける鵜より一回り小さいです。

 

本州以南では目にする機会は少ない鳥、写真の枚数が増えました。

お許しを最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

カメラも被写体も波にもまれてます。曇天でシャッタースピードも上がりません。

写真は鮮明さにかけてます。お許しを!

 

コメント (14)
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