還暦

　私も遂に還暦を迎えました。還暦という言葉から連想するのは、正式に老人の仲間入りしたということ、これからはシルバーシートに大きな顔で座れます。そうではなく、家族や仕事など、自分にずっしりとのしかかっていたものが軽くなり、新しい生き方を考える機会にしたいと思っています。
　仕事はまだ引きずってはいますが、少しは自分の時間と余裕が得らることを期待します。ただ、日々の自由な時間は増えるかもしれませんが、長い意味での時間は残り少なくなっています。上手く時間を使わないともったいないと焦る気持ちもありますが、価値ある使い方にこだわると、また齷齪してしまうので、のんびりも価値ある使い方だと自覚しなければと思います。余裕の面では、特に金銭的なところでは、仕事をやめると年金生活になり、贅沢はできないなあと思います。しかし、お金を溜め込んでいては世の中のためにもならないので、計画的に使うことが大切なのかもしれません。体力面は確実に衰えています。先日、自分のゴルフスイングを動画に撮ったのを見たら、すごく不細工なスイングになっていてがっかりしました。体が固くなっていて、自分の思っているイメージで動いていないのです。自分がどのように動いているか分かっていないことを思い知らされました。
　ということで、還暦を迎えて思うのは、身の程をわきまえなさいということでしょうか。トホホ・・・