「千本の釈迦念仏は、文永の比、如輪上人」、これを始められけり。この段は、これだけです。
釈迦念仏は、『南無釈迦牟尼仏』と唱える。つまり、お釈迦さんの名前を呼び続けるということです。信奉している人の名前を呼ぶことに、どんな意味があるのか考えると、アイドルの名前をファンが叫ぶようなものかとお釈迦様に失礼な連想をする。それは違うだろうと打ち消しても、その違いがよく分からない。名前を呼ぶことで、その人の顔や姿を思い浮かべ、思いを強くする効果があるのだろう。そうだとすれば、基本的には同じことかと納得してしまいます。