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わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

古文書講座 延期

2020-12-05 10:57:47 | 古文書

先日、古文書通信講座の第6回レポートの結果が返ってきました。解読実績コースで初めて〇A
の評価 をもらい大変に気を良くしています。 課題が易しかったこともありますが、ほぼ完全に解読できてました。気を引き絞めて残りの課題に取り組みたいと思います。
地域の古文書講座は、コロナ禍の中、延期が相次ぎなかなか参加できませんでしたが、ようやく地元の鍵屋資料館でも古文書講座が再開され先日参加しました。参加者は11名、ほとんどは高齢者ばかりで、講師の先生だけが飛びぬけて若い、といっても40歳代ぐらいです。私も高齢者なので、この人たちのお仲間としては違和感はないでしょう。
コロナ対策で、常時マスク着用、受付での検温と消毒は当然ですが、会場の大広間は窓が開けられていて、この時期ちょっと寒くて辛いです。次回からは厚着してカイロを持参しようと思います。
内容は将軍徳川家茂に提供されたくらわんか餅の話しです。枚方宿辺りでは、淀川を上下する三十石船に「茶船」といわれる小舟で近づき「くらわんか、くらわんか」と粗々しい物言いで、乗客などに餅・酒・田楽・牛蒡汁などを売りつけていたようです。徳川家茂は甘いもの好きで、くらわんか餅を好んで食べたのではないかと思います。教材は、江戸幕府の公式史書「続徳川実記」からの抜粋で、解読はさほど難しくはなさそうです。
連続3回の講座ですが、大阪府のコロナ非常事態のため次回は延期になってしまいました。感染リスクはほとんどないと思いますが仕方ないです。


2020古文書解読実践 第5回課題

2020-11-02 11:57:00 | 古文書

五回目の提出課題の添削結果が返ってきました。今回もA評価でした。この調子でいくとA評価を続けていけそうな気がして、自信が出てきました。しかし、目標の2年連続(20回)にはまだまだ遠く険しい道のりです。
古文書インストラクターの資格を取るには、最終的には研究テーマを決めて論文を書き合格しなければなりません。研究テーマと言っても、追及したいテーマがあるわけでなく、これから探さなければなりません。とりあえず、地域の古文書からと思い市史を図書館で借りてきて読むことにしましたが、正直言って、こりゃ無理だといった感じです。
しばらくは、あまり目標にとらわれず色々と見て経験することにします。


2020古文書解読実践 第4回課題

2020-10-08 20:14:00 | 古文書

第4回目の課題の結果が返ってきました。今回もA評価、「惜しいところがあります」とのコメントがあり、まだまだだなあといった感じです。
今回の課題の内容は、藩が親孝行の息子に褒美を与えるといった内容です。凶作で生活が苦しい中、年老いた母親の世話をする独り身の息子です。嫁をとらないのは、母親と折り合いが悪くなると親孝行できないからとの理由です。母親が亡くなって、間もなくその息子も死んでしまいます。幕府や藩は儒教の思想に基づき、親孝行者を道徳的、人情の面から奨励していて、その背後にある貧困の問題から人々の不満を反らす一面もあったのではと思います。今日でも、人々の身近な問題に関心を集め、本質的な問題を覆い隠そうとするのに通じるような気がします。おっと、お上に逆らうと、排除されるのも同じかな。


2020古文書解読実践 第3回課題

2020-09-15 18:01:46 | 古文書

第3回のレポートの添削が返ってきました。今回もなんとかA評価をとることができました。
課題の内容は、江戸時代の水資源の争いです。どうしても解読できない文字を苦し紛れに適当な文字で回答しましたが、添削の結果を見て、もう少し考えれば解読できたのではと悔やんでいます。 パズルを解くように崩し字を解読するのではなく、内容から推察するようにしなければ正確な解読はできないような気がします。内容を理解するには、当時の風習や文化の知識が必要があり、時代小説を読むだけなく、もっと幅広く歴史に関心を持たなければなりません。とりあえず、通信講座で発行している古文書通信を精読していこうと思います。
通信講座では年3冊発行されますが、基礎~応用の受講で期間が開いたことがあり、手元にない号があります。そのためバックナンバーを請求しました。1冊600円で定額子為替で郵送することになっているため郵便局で求めました。すると1800円は1000円1枚、400円2枚で3枚になり、手数料が1枚100円かかり、2100円払うことになりました。 1800円で300円(約17%)もの手数料がかかるとは この制度おかしいのではないでしょうか


古文書検定3級合格

2020-09-14 17:42:29 | 古文書

古文書検定3級の合格の通知が送られてきました。20点満点で19点、満点が3人、19点が6人ですから、ベスト10に入りました。合格できただけでなく、上位で合格できたことが嬉しいです。
古文書講座を受講してきた成果と思いますが、決して満足できるものではありません。
目標は1級、せめて準1級の合格です。次の準2級と2級は郵送受験で問題にじっくり取り組めるので何とか合格はできるでしょうが、問題は会場試験の準1級からです。検定試験は年2回あるので、準1級を受験するまで1年以上かかります。それまでには、初見の古文書を辞書なしに解読できる実力をつけなければなりません。


2020古文書解読実践 第2回課題

2020-08-22 09:41:15 | 古文書

第二回課題の添削が返ってきました。今回の結果も辛うじてA評価でした。
課題の内容は、下野国の宇都宮氏に仕えた和氣氏についての文書です。宇都宮氏は豊臣時代はこの地域に勢力を持つ大名でしたが、突然改易され、その後、江戸時代には水戸徳川家の家臣になったそうです。和氣氏は宇都宮氏改易後は帰農土着して村役人などを務める有力者でした。課題の文書は、領主が国替えなどで代わった時、新藩主にアピールするために、先祖からのこの地域での功労をまとめたものです。
古文書の字は癖があり難解なものが多いです。その理由の一つは、文書によって同じ文字でも崩し方が違うためです。筆者の個性なのか気持ち入れ方の違いなのか、そこまで解読する力はまだありませんが、こうした文書も地域で生き残っていくためには必要だったのだろうと感じます。
現代人は、このブログのようにデジタルで文章を作成しますが、未来には一瞬で消えてしまうデジタルよりも紙の文書の方が長く残り、人々の思いも窺い知れるような気がします。





古文書検定3級

2020-07-17 14:13:16 | 古文書
世の中、色々な検定がありますが、古文書についても古文書解読検定協会が実施しています。3級、準2級、2級、準1級、1級の5段階です。準1級、1級は会場での試験、2級までは郵送試験です。今回は3級を受験します。
上の級を受験するには前の級に合格していることが条件になりますので、3級から順番に受けるしかありません。年に2回の受験機会ですから、1級合格には順調にいって2年半かかります。
3級の問題が送られてきました。意外と難しく、戸惑っています。4題あり、どれも何に関するものかのヒントがないので、とりあえず解読するしかありません。
3日かかってようやく回答を作成しました。私の実力では、まずパッと見分る文字だけ解読します。これで2割程度の解読です。次に辞書で確認しながら解読します。これで4割程度です。そして、似たような文字を別の古文書(古文書テキスト)から探します。これでようやく6割程度です。通信講座の課題では内容のヒントがあるので、それで分かる部分がありますが、今回は解読した文章から類推するしかありません。それもある程度まで解読しないと分からないので、6割程度では厳しいです。他の古文書で、解読できない文字の前の文字や単語を使っている箇所をネットで調べ、よく出てくる文字をヒントに解読します。これでようやく7割程度になります。これでなんとなく内容が分かるようになり、そこから類推して解読を進めて9割程度になり、最後の1割は編や旁の形から手当たり次第に文字を当てはめます。
なんとか回答は作成しましたが、誤解読や平仮名に自信がないので合格基準に達しているか心配です。しかし、粘っても迷うばかりなのでこれで郵送提出します。
結果は9月中旬だそうです。

2020古文書解読実践 第1回課題

2020-07-13 13:23:31 | 古文書
古文書解読実践コースの第1回の課題の結果(A評価)が返ってきました。
インストラクター1級を取得するには、2年連続ですべての課題についてA評価を続けなければならず、かなり厳しいハードルです。今回の課題も易しくはありませんでしたが、A評価を取ることができたのは今の実力ではラッキーといえます。
不足している解読力の要素はいくつかあります。まずは頻出の崩し字を完全にマスターできていません。同じ文字でも色々な崩し方があり、それらを全てマスターする必要があり、少々癖のある崩し方でも解読できるレベルにならなければなりません。次に、難解な崩し文字については、一度出てきたものはすぐに解読できるようにすることです。最初に出会った時と同じように四苦八苦しているようでは時間の無駄です。さらに、古文書風の言いまわしのパターンを多く知ることで、効率よく解読できるようになります。
他にも弱いところは沢山ありますが、今はこれらを重点的にレベルアップしたく思います。
今回の課題でも、「候」「御」「領」を取り間違えていたり、「五」、「壱」、「書」などの頻出文字の崩し字に癖があり解読できていませんでした。
第2回の課題に取り組むことにしますが、さらに難しい課題になっています。







古文書の復習学習

2020-05-10 16:19:15 | 古文書
古文書の通信教育の受講も4年目になります。定年後のライフワークになればと始めたのですが、なかなか仕事をリタイヤできない中で、課題提出に追われる状態でした。
これまでにも、古文書以外にもいくつか通信講座を受けましたが、結果的にそれが本当に身についているのか疑問に思うことはよくあります。
忙しい中で、なかなか復習をする余裕がなく、ついつい次の提出課題に目がいってしまいます。一度立ち止まって、これまでに返却されたレポートの復習やテキストの深読みをする機会を持ちたいと思っていました。
頭の中で自分なりの解読のための知識の体系化を図り、初めての古文書に対してもその知識を自由に活用していけたらと思います。復習なしに新しい課題ばかりに目が行っているといわゆる暗黙知を貯め込むにすぎず、これを形式知にするプロセスである復習による体系化が必要です。そろそろ自分なりの形式知に整理するとともに今後の学習に活かせるようにしたいと思っています。
古文書通信教育の勉強は、基礎コース、応用コース1、応用コース2と進んできました。そして、いよいよ解読実践コースに挑戦しますが、その前に、基礎コースからの過去の課題を見直します。
先日、解読実践コースの教材が届きましたが、ここはじっと我慢して復習に集中することにします。


民族資料館の古文書講座 

2017-05-26 09:28:01 | 古文書
 歴史資料館の古文書講座初級、4回シリーズに参加することにしました。昨年、NHKの古文書講座基礎コースを受講したのですが、応用コースに進むには自信がないので、少し色々な初級講座に参加して、場数を踏めば実力も上がるのではと思っています。
 午後の14時から1時間半です。江戸時代の鋳物の体験工房で行われますが、古文書の中身も鋳物師に下された文書などです。10分ほど前に会場に到着したのですが、すでに参加者は集まっていて、ほとんどは私よりも年配、つまり私が一番若そうです。講師は受付をしていた40歳代ぐらいの女性の学芸員の方です。
 渡された資料を解読していきますが、地域の歴史などの話しもあり、昔の人がどんな暮らしをしていたのかを知る面白さもあります。私の住んでいる辺り、江戸時代には多くの寺子屋があり、武士以外の庶民の識字率も高かったそうです。つまり、教育レベルが高かったということでしょう。