もう1年以上も前の事になりますが、LGB(ドイツ製)のセェルタンカーを買った積りが
「中国製のまがい物」であったお話をしました。
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自分の不注意だったとは言え、そのタンカーを見るのも嫌で、足回り等は他に転用したものの、
タンク本体は色を塗り替えて、そのまま放置していました。それが1枚目の写真です。
今回、このタンクを使って「ベニヤ1枚のレイアウト」に、給水塔を作ろうと思い立ちました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/bd/14bc14fc36bae36d04ce178eb9596edb.jpg)
ところがタンクの胴体が長すぎて、このレイアウトにはちょっぴり不釣合いだったので、輪切りにして6cm程短縮する事にしました。輪切りには直角/水平の精度の良い卓上丸鋸を使いました。使う頻度が少ないのと、手入れが悪いので鋸刃は真っ赤に錆びていて、見せられた物ではありません。
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タンクの胴体を左右3cmずつ短縮する為、五つに分断しました。切り終わって判った事ですが、このタンクは左右と中央が縦割りされた4部品で構成されていました。この構造が事前に判っていたら、もう少しスマートな加工が出来たかも知れません。
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五つに分断した左右と中央の部品を接着剤で結合しました。卓上丸鋸を使ったお陰で端面も精度が良く、サンドペーパーでひと擦りするだけで済みました。端面の塗装剥げは後でまた全体を塗り直す積りです。
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次にタワーの骨組みです。もう少し細めの物が欲しかったのですが、有り合せのアルミアングルを使いました。結合には爺さん得意のアルミリベットを使いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/df/84975c2f3f09057939ca9324112ad295.jpg)
出来上がったので、さっそく機関車の横に置いて見ました。いっその事、もう少し胴体が短くても良かったのではないかと思いました。
タンクの給水口から、機関車の受水口までは何で繋ぐのか? 今のところ未定です。取あえず高さ関係だけはつじつまの合うようにした積りです。
この前の転車台と言い、この給水塔と言い、なんといい加減な物造りでしょうか! でも当の本人が楽しんでやっているのですから、善しとして下さい。
1年の間、花咲鉄道の機関区で野晒しになっていた中国製タンカーも、ようやく居場所を得る事になりました。