花咲爺さんの独り言

昔は花を咲かせた事もあったのか? 自慢話ばかりするお爺さんです。歳に似合わず山登りや庭園鉄道、カメラいじりが大好きです。

卓上旋盤の初期不具合

2013年05月30日 19時24分09秒 | 工作機械
先日の験し挽きで付属品も出来るだけ使ってみましたが、その結果思わぬ所に思わぬ不具合を2~3箇所見付けました。



その1つ目がこの「クイックチェンジ刃物台」です。あらかじめバイトを駒にセットしておいてその名の通り刃物をクイックチェンジしようとするものです。駒は3個用意されています。



まだ見たこともない方にも理解いただくために、その構造を分解してお見せします。一番左の駒にバイトを付け、シャフトのテーパー部分を噛みこませ、一番右のボルトで引張り付けて固定します。ボルトを少し緩めた状態で駒を上下さす事が出来るので、バイトのセンター出しが容易に出来るのも特徴です。( 我ながら説明が下手だと思います )



ところが今回手にした「クイックチェンジ刃物台」は駒だけの脱着が出来ないのです。そこでよくよく調べてみたら、刃物台と駒に1mmのズレがあり、片方にだけ2mm偏っている事が判りました。



何故そうなるのか? 各部品の寸法を測ってみました。そしたら原因は刃物台に明けられたシャフト用の穴が1mmずれており、それが原因だと判りました。



対策として刃物台の穴を1mm広げる事も考えましたが、フライス盤が無いのでそれは無理です。そこで駒の一端を削る事にしました。先ずサンダーで荒削りをした後、平やすりでフラットにしてゆきました。手作業のやすり掛けはよく山形になってしまいがちですが、ご覧になってどうでしょうか? まるで鏡(?)の様にフラットです。(笑)  とんだところで「新入社員の現場研修」での経験が役立ちました。



今度は両端が満遍なく接しています。これで1件落着です。残りの2個はまたゆっくり仕上げることにします。



2つ目の不具合は刃物台固定用のレバーのねじ不良です。余り強い力を掛けた記憶も無いのに、ねじがバカになり完全には止まらないのです。指先で締めただけで直ぐに外れてしまいます。



この件は、私がもう少し旋盤の使い方に慣れていたら自作も出来る形状ですが、今の私にはまだ手に負えそうに無かったので、出品者にその旨を連絡しました。そしたら直ぐにメール便で代替品を送ったとの連絡を受けました。とても対応が早いと思いました。

実は先程その代替品が届きました。ねじがバカだったのはレバー(雄ねじ)の方でしたが、ナット(雌ねじ)の方とセットで送られて来ました。早速付け替えましたが当然のことながらバッチリです。



3つ目の不具合はこの写真の真ん中のスパナです。主軸にチャックを脱着する時に使います。今回、今付いている三つ爪チャックを四つ爪チャックに取り替えようとして気付きました。スパナの口が狭くてナットの頭に嵌らないのです。おかしいなとスパナを見たら全く削った形跡がありません。そこで平ヤスリで両端を0.5mmずつ削って難なく解決です。


以上が卓上旋盤の初期不具合ですが、幸いな事に大きな問題もなくてホッとしています。逆に1件目の不具合は、私に工作のネタを提供してくれました。( これは皮肉では無くてマジな話です )
また2件目の不具合は、期せずして出品者さんの誠実な対応に接する事ができて、心温まる思いをする事ができました。

今回の卓上旋盤購入は、私にとっては大きな散財でしたが、想像以上に私の工作意欲を高揚させ、かつ心の感動を与えてくれています。

花咲鉄道のサツキが満開になりました。

2013年05月29日 21時17分22秒 | 庭園鉄道・Gゲージ
中国地方は平年より11日早く5月27日に梅雨入りしましたが、早いのは梅雨だけではなく、庭のサツキも満開になりました。そこで今日は、昨日から降り続いていた雨も午後には上がったので、ブロッケンやクラウスを庭に出して記録写真を撮ることにしました。

当初の予定では、花咲鉄道庭園線の開通3周年に合わせて、6月上旬にサツキをバックに記念写真を撮る予定にしていましたが、その頃にはサツキも相当散ってしまいそうなので慌てました。
先ずは花咲鉄道沿線に咲く百万本( 多いと言う事を誇張しただけの事 )のサツキの花をご覧下さい。
















如何だったでしょうか? あと1週間もすると、大掛かりな保線作業(さつきの選定・松の芽摘み)が始まることになります。

花咲爺さんは 何故この旋盤を選んだのか?

2013年05月27日 21時05分43秒 | 工作機械
卓上旋盤を購入しようと決めた後、数ある機種の中から、これぞと思う物を絞りこみ、数社に問い合わせをしましたが、全て在庫切れでした。またネット上では価格を明示していない工作機メーカー数社の見積りも取りましたが、目が飛び出るほど高い物でした。そこで一時は再度入荷するかもしれないと教えられた7月中旬から8月まで待つ決意をしました。

ところが1週間程前、ヤクオクに普段は出てない出品物をたまたま発見しました。芯間距離350mm、ベット上の振り180mm、モーター550W、100mmの三つ爪チャックetc、 私の求めていた仕様をほぼ満足しています。加えて「届いたその日から使えるように」と、100mmの四つ爪チャックを始めとした付属品がほぼ全て付いていました。100mmの四つ爪チャックだけでも後から買ったら12,000円以上するものです。

ただそれだけでは決定打ではありませんでした。最終的に 『 これだ! 』 と決める事になったのは出品者の説明文でした。まずこの機械は中国製だと断った上でその精度やパワー、そして保障に至るまで、自分の所で使っている状況を基に詳しく説明されていました。中でも一番感動したのは「中国製」だとはっきり言明されているところでした。今まで数多くの工作機械メーカーや、ネットショップを調べましたが、何処も製造国を表に出した所はありませんでした。よってとても誠実さを感じました。
そんなこんなで、23日の深夜に競り落とし、明くる日の10時に振込みをして、25日には手元に届いたのです。

届いた日にはセット内容の確認だけ済ませましたが、昨日が町内会の行事だったものだから、まだ作動確認は出来てはいませんでした。そこで今日はいよいよ試運転です。



ところが試し挽きの材料が有りません。いろいろ探したら車庫にログカー用に3年前に山から切ってきた小枝があることに気付き、取あえずはそれを使う事にしました。



そして同じ試運転をするならと思い、芯押し台には「回転センター」を付け、刃物台も「クイックチェンジ刃物台」に取り替えて見ました。削るのは木片ですが木工用バイトが無い為「金属用のバイト」を使いました。そして恐る恐る手送りでスタートしましたが、最後には「自動送り」も使って挽いてみました。
 


その結果がこの写真です。初めにしては期待以上に良く出来たし、機械も良く期待に応えてくれたと思っています。 
ただ今回は金属では有りませんでしたので、今度は是非金属材料を手に入れて、験し挽きをしてみたいと思っています。


とうとう夢にまで見た卓上旋盤をゲットしました。

2013年05月25日 22時43分18秒 | 工作機械
今日(5月25日)の午後4時半、待ちに待った卓上旋盤が我が家に届きました。今週初めに偶然にもヤクオクで見つけ、期限切れの一昨日の深夜ぎりぎりまで競り合って落札した物です。
早速昨日代金を振り込んだら、相手も即日発送してくれたので、最短で手にすることが出来ました。


宅配の若いドライバーが『重いので手を貸してください』と言うだけあって、とても1人では持てませんでした。その荷物を玄関において帰られたら大変です。丁重にお願いして何とか2階まで持ち上げてもらいました。( これは過剰サービスですから内緒です。)
まだ最終の置き場も作業台も用意していませんが、早く中を見たいのが人情です。早速開梱してみました。





先ず本体はさて置き、同梱されている筈のアクセサリー部品の確認をしました。出品者に「商品が届いた」旨の連絡をする前に、是非確認をしておきたかったからです。
白布の上に1つずつ開封して並べてみました。4爪チャック、固定振止、移動振止、ローレットホルダー、回転センター、ドリルチャック、バイトセット、クイックチェンジ刃物台、等々、何一つ欠けた物はありませんでした。今回の商品の目玉(売り)は、「届いたその日から作業が出来る」でしたが、確かに最低限揃えるべき物は全て揃っていたと言う事になります。 明日からはいよいよ使い方の勉強をすることになります。




花咲鉄道庭園線に3年目が訪れようとしています。

2013年05月24日 11時17分43秒 | 庭園鉄道・Gゲージ

この写真は3年前の6月7日付けのブログに掲載した物です。当時花咲鉄道はお座敷線しか有りませんでしたが、庭にサツキが咲き出したので、「クラウス」を初めて庭に持ち出して記念写真を撮りました。
その時、やはりGゲージは庭園鉄道と言うだけあって庭にマッチするなと気付き、2日後には建設工事がスタートしました。その庭園鉄道建設の切っ掛けとなったのがこの写真なのです。



これは今日の朝方、サツキの咲き具合が3年前と同じ程度になったので、慌てて当時と同じ「クラウススターターセット」を持ち出して写真を撮りました。



3年前の写真はサツキの植え込みの間にブロックを置いて撮りましたが、今は線路が15cmほど下にあるため列車の全体像が撮れません。そこで撮影ポイントを変えて撮ったのがこの写真です。

速報: 購入を考えていた卓上旋盤がヤクオクに出品されているのを数日前に見つけました。狙っていた性能の物が、何とか手の届く価格で推移していたので迷わず入札し、昨日深夜に激しい競り合いを制して落札しました。そして先程代金を振り込んだところです。早ければ明日、遅くとも数日後には手元に到着する予定です。手元に届きましたら、また花咲爺さんの自慢話が始まりますので、覚悟しておいて下さい。(笑)

久々に「金ぴかの凸電」が走りました。

2013年05月20日 21時08分16秒 | 庭園鉄道・Gゲージ
最近、ライブスチームのキットを手掛けられた方達の記事を目にし、真鍮製の機関車を見る機会が多かったので、私も真鍮板で凸電の箱物を作ったのを思い出し、押入れから取り出してみました。


この金ぴかの凸電は、LGBの凸電(花咲鉄道の愛称はオンデコ)から足回りを借りて走るように作られているため、オンデコには一時お休みをしてもらうことになります。



着せ替えはいたって簡単で、4本のビスを外すだけです。前回はヘッドライトの灯体を付けたところまででお蔵入りしていたので、今回はバルブとレンズを付けて点灯出来る様にしました。




今回は庭園鉄道でおもいきり走らせてやりました。モーターの特性か、コントローラーの目盛を最大にすると速度が速すぎろ為、7~8分目程度が丁度良いようでした。
問題が1つ有りました。シェルターの天井にビューケルが当たるため、ビューケルの角度をやや寝かせ気味に調整しました。



ツツジが満開の葛城山に登ってきました。

2013年05月19日 12時38分49秒 | 山登り
私が所属する「山の会」の、春の遠征登山に参加し1泊2日(5月16日~17日)の日程で奈良の葛城山に登ってきました。この山が選ばれた理由はなんと言っても「一目百万本と言われるツツジ」です。
麓からはロープウェイもありますが、私達は高低差650m近くを、2時間強かけて登りました。登山道はよく整備されてはいますが、急登が多くそれが階段になっているものですたら、とても疲れました。しかし山頂の側の「ツツジ園」は、正に一目百万本のツツジが満開の状態で出迎えてくれ、それまでの苦労はいっぺんに吹き飛んでしまいました。













私達一行は、その夜「葛城高原ロッジ」に一泊し、朝日に照らし出されたツツジ園を再度散策した後、ロープウェイで下山。明日香村周辺(高松塚古墳・甘樫丘・石舞台古墳)を見学して帰路に着きました。


ティンバー・トレッスルには Shay がお似合いです。

2013年05月15日 22時10分08秒 | 庭園鉄道・Gゲージ
今日、改めてティンバー・トレッスル(木製橋)に Shay を走らせて見ました。やはり森林鉄道の Shay にはティンバー・トレッスルがお似合いですね。





特にこの写真のように、ティンバー・トレッスル上だと低い目線で眺められるのがいいです。特にピストンロッドやユニバーサルジョイント等の駆動装置の動きはたまらないですね。何度見ても見飽きません。


ティンバー・トレッスルのメンテナンスをしました。

2013年05月14日 21時08分00秒 | 庭園鉄道・Gゲージ
今日は天気も良かったので、久々にティンバー・トレッスル(木製橋)のメンテナンスをしました。


先ずはレールを外し、ティンバー・トレッスルも水洗いをしました。3年前に作ったにしてはまだまだしっかりしていました。



次にティンバー・トレッスルのあった用地を清掃しました。雑草は時々取っていたのでさほど有りませんでしたが、この際ですから綺麗に整地し直しました。





次にやったのが通電対策です。時たまティンバー・トレッスル上で機関車がギクシャクする事があったので、この際通電を確実にしておきたかったのです。先ず1mmの真鍮板を使って金具を作りました。





その金具を端子にして要所要所に通電するようにしました。配線は橋桁の裏に這わせて見えないようにしました。





もう1つの通電対策はレール同士をハンダ付けで繋ぐ事です。ジョイント部分に3㎜程の穴を明けそこにハンダを埋め込みました。全てこの方法を取ると今回のようなメンテナンスが出来ませんので、先の金具を使う方法と併用しました。



リニューアルし終わったティンバー・トレッスルです。庭園鉄道建設時、庭に20cm 段差があったため、その段差解消のため作ったのが始まりです。この写真のUの字部分がそうです。

作業をし終わって、記録写真を撮るため「サドタン(サドルタンク)」を置いて見ました。
本来ですとティンバー・トレッスルには、森林鉄道らしくホレスト( Shayの花咲鉄道での愛称 )を走らせたいところですが、家から家内の呼ぶ声が聞こえますので、今日はこの辺りで終わりといたします。

このところの暑さで遅咲きツツジも満開に!

2013年05月13日 22時13分38秒 | 庭園鉄道・Gゲージ
何かブログのネタになるようなものは無いかとカメラを提げて庭に出てみたら、一番遅く咲き出した赤色のツツジが満開になっていました。今年のツツジもこれでお終いかと思うと、つい写真が撮りたくなりました。



何時も前面からしか写真を撮った事がないので、今回は背後に廻って撮ってみました。線路上にはブロッケン・ジュニアも居るのですが、ボケが効き過ぎて何がなにだか判らなくなってしまいました。



今度は同じツツジを正面からブロッケン・ジュニアの背景として撮りました。絞りが開放だった為、今度はツツジがボケ過ぎました。



そこで絞りを目一杯絞って見ました。これでようやく背後のピンクがツツジの花あることが判るようになりました。貴方なら2枚目と3枚目とどちらがお好きでしょうか? 今日も他愛も無い事でお茶を濁してしまいました。