「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

Long Good-bye 2019・06・15

2019-06-15 05:40:00 | Weblog






    今日の「お気に入り」。


     「 自閉症、発達障害の『わが子』を施設に預けっ放しにする『親』はいない。

       同じ神経変性疾患である認知症の『わが親』を施設に預けっ放しにし、あまつ

      さえ放念する『子』はいる。

       認知症の予防には、身体を動かすのがいいと言われて久しい。

       不安でならぬ世の中高年は日々『徘徊』しまくっている。

       一旦認知症になった、自ら動く意志をもたない『わが親』に付き添って、

      『徘徊』させ続け、『寝たきり』防止に努める『子』は少ない。

       何ら手を講じずに『親』の死を待っていてはいけない。

       普段思い出しもしないのに、半年に一度訪ねていくのは、お彼岸の墓参り。

       死んだ後ではもう遅い。

       孝行をしたくなくても『親』はいる。」



     「 認知症になる位なら死んだ方がましだ、と考え、それを口にする人がいるが

      実行できたためしがない。病気をそれと自覚できないからなのか。

       自己保存の本能に従うからなのだろう。

       当たり前のことである。」



     「 認知症と大括りで総称される神経変性疾患の原因は様々であろう。

       先天的なものであるにせよ、後天的なものであるにせよ、『体質』、『気質』の脆弱な

      者から順番に、脳の神経中枢がおかされていくのであろう。

       病魔におかされる部位や病態は千差万別、半端ない。人類如きが克服

      できる病いではない。ましてや人間の浅知恵が作り出した医薬品で治

      せるわけもない。一時の気の迷いから、弱気から、『抗精神病薬』、

      『抗認知症薬』、『抗うつ薬』に手を出してはならない。

       治す実力を持たない医者に頼ったのがそもそもの間違い。

       千載に悔いを残す。」



      「 時に容赦はない。

        愛を後まわしにしてはいけない。」








www.youtube.com/watch?v=dzmHkXiU59U
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