だいたい「IT系ヤング」って、なんやねん!
……という突っ込み、ごもっともなお言葉です。
ざっくりし過ぎであることは、重々承知でございます。
ま、その根っこにあるものを解いてみれば、
「若くて頭が良くて元気なお方々」とでも申しましょうか。
ブログやツイッター、最近はフェイスブックなど、
オンライン上でご活躍の人たちのイメージです。
いや、ひとりひとりに文句があるわけじゃござんせん。
ちゃんと読んでみると、いろいろ共感できることも多々。
むしろモノの感じ方は、自分に近い気もしたりします。
でもなんか喉に引っかかる、小骨のような違和感も覚えるのです。
「多くの人は、こう思っているでしょう」
「皆はこう言うけれど」
「40代以上の大人は」
ときおり目にするこういった言い方に、
何か忘れている、見えてない(あるいは見ようとしていない)
ものがあるんじゃないか、みたいな。
いったん自分をマイノリティとしておいて、
そこから上げていく巧みな話法。
インディペンデントを謳いつつ、
「大企業の」「有名人が」みたいなフレーズを用いる両面性。
オープンで平等な世の中への展望を語りながら、
情報やネットワーク力とかで人々を仕分けする冷静さ。
……そんな印象を持ってしまうことが、ときどきあるのですよ。
なんか思いだすな、と考えていたら、
学業優秀な学生運動家とか、エリート校出身のヒッピーとか、
そんな大昔の話がふと甦ってきました。
でも、期待はしています。
誰かひとりくらい、面白いことやってくれるんじゃないかと。
ま、その前にオイラ自身がやること山積みではあるのですが。
人の文句言ってる場合じゃないよな。