地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

中ロ国境地域経済(物流・商流)視察「6」

2012年09月02日 18時34分49秒 | うろつきアーカイヴス
7月26日(木曜)7時半過ぎ、吉林省最東南端の町琿春をスタートしました。


(中ロ国境に近づくあたり、決して人跡未踏の荒野が広がっているわけで
はなく、人口密度低めながらそれなりに居住者がおり、畑作地もチラホラ
見えました)

7月22日に沿海地方ポグラニチヌイから黒竜江省綏芬河へ越境した地点
より数百キロ南の再越境でした。

越境ポイントごとに手間の掛け方が違うというかフィルターのメッシュサイ
ズが違うというか、こちらのイミグレーションの方がより緊張感溢れていた
ものの、それでも1時間強で中国出国・ロシア入国それぞれの検問を通過
出来ました。同行経験者諸氏の言では「考えられないほどのスムーズさ」
だとのこと。

この越境で時計の針を3時間前倒し。10時前だったはずの時刻が一気に
昼過ぎに。


(国境緩衝地帯のロシア側ボーダー付近。国境の東側は正真正銘の無
人地)


(冬季、強い季節風が吹くので背の高い樹木が中々育たないものと思わ
れる低木ブッシュ地と湿原地帯を10キロ以上走ると..)


(沿海地方最南端ハサン地区で最初に見かけた集落)


(中国側の村落に較べ、人の手が足りていない、廃村に近い雰囲気)


(東側の車窓から日本海か見え始めました。遠方の山並みは北朝鮮領)


(中国からの越境道路が日本海に突き当たった地点)


(北海道北部、豊富町のサロベツ湿原に似た湿原・池沼の中を延々と走
りました。この付近、かなり風光明媚で、きちんと開発すれば日本や韓国
からの観光客を呼び込める可能性があると感じましたが、ロシア人には
その気はないだろーし、その気があったとしてもあの人たちにサービス業
で飯喰う力量は無さそうだし)


(ハサンからウラジオストクに抜ける幹線道路を右折し、未舗装の悪路を
しばらく走り..)


(ポシェット湾に臨む地点に、26日初めての見学先、シベリア奥地から鉄
道で運ばれてくる木材の加工場)


(機械力・生産性など、前日見学した琿春より劣る印象)

越境諸手続きせずともよく、シベリア鉄道の支線と積出に利用できる
ポシェット港の結節点にあるとのロジスティック利点があるにも関わらず、
中国側に較べて「ものづくりマインド」に欠けるように見受けました。これ
がロシアンテイストか。


(木材原産地は、イルクーツク州・クラスノヤルスク地方・ブリヤート共和
国など。バム鉄道とシベリア鉄道で運ばれてきた木材は、ここで加工され、
船積みされるらしい)

この事業所の事務所で軽食を頂戴しました。ありがとうございました。


(木材粉や切り子などを集塵機で集めていましたが、危険性が高いと見
え、建物外壁には「喫煙禁止」との手書き大書)


(禁止されている喫煙を事業所内で行なった作業者には罰金を申し渡す
との触書き)

従業員方の躾けで苦労している様子。何処の事業所にもこのジレンマは
付き物。

次の見学先はポシェット港の東隣、石炭積出施設のあるザルビノ港でし
た。


(港入口付近にある公園には古い戦車が数台。ロシアの公園にはこの手
の軍用機器が展示(放置?)してあることが多々あります)


(小さく見える黒い小山は全て石炭です。石炭もシベリア奥地から鉄道に
てここまで運ばれてきます)


(ザルビノ港積出施設はこの通り貧弱でした)


(さらに北東に湿原の中の一本道を走ります)


(次は、日本からの自動車を大量に陸揚げするスリャビャンカ港)


(数年前までは富山の伏木港などから入ってくる中古車が溢れんばかり
に並べられていたそうなのですが、現在は中古車輸入規制発令によって、
輸入車のトレンドは日本製新車に置き換えられてしまったとのこと)

ホンダ・マツダ・スズキとざっと見ただけで数百台。


(広軌鉄道の貨車、日本の貨車に較べてデカいことと言ったら)


(日本との間を往復する自動車輸送船)


(この船の荷はほぼ全て降ろし終わっているらしい)

(こういう形で、二階建て貨車一両あたりに自動車十数台積み込んでシベ
リア鉄道で西に運ばれていきます)


(港を一望する丘の上から撮りましたが、現在の駐留台数はこれでも少な
目なんだとか)


(積み込み終了した貨物列車は港から少し離れた原野に引き出され、さら
に後続の貨車と連結され長大編成に仕立てられた後、シベリア鉄道本線
に向けて走り出します)

一日に2~3編成がシベリアさらにはヨーロッパロシア方面に向かうとの、
港湾説明者の言でした。


(自動車積出港から少し離れたスリャビャンカ市街地に入り込み..)


(市街地唯一のこのホテルのレストランで晩飯です)


(これで現地時刻は既に17時過ぎ。喰えと言われりゃ喰いますが、200キ
ロほど西、朝出発した琿春ならばまだ14時です。3時間もの時差にはやは
り無理が大きい)

というか、双方の国(特にロシア側)が相手国との経済的緊密性を向上さ
せようとの意志を保持したくないことの現われかと勘ぐります。


(あらかじめ予約をきちんと行なっていただいていたので、こんな感じの美
味そうなロシア飯)

ピロシキ・ペリメニ・ボルシチ・フォルシュマークなど。


(ウハー(魚肉スープ)です。これが特に美味かった)


(飯喰い終わって、さて後はウラジオストク空港前の宿まで走るだけ、とバ
スのシートで安穏としていると、操車作業している機関車が前進後進し閉
まったままの踏切に20分以上捕まってしまいました)


(ウラジオストクから沿海地方南西部への唯一の幹線道路が未舗装のこ
の有り様。インフラ整備についての中ロ格差に改めて驚かされます)


(日没が近い時間帯、日本海に近いこの付近には海霧が発生し低山に
かかります。夏時分の八戸や釧路あたりに発生するアレ)

ウラジオストク空港門前の宿に到着したのは22時近く。さすがに陽は落ち
ていました。



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    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
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● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
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の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
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    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射・アーク溶射による、短納期
での寸法・形状・機能の復元加工。

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