国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

「魔女」が「大地」で踊る時、その音は変わるのか?

2011年12月11日 | マスターの独り言(日々色々なこと)
昨日、エリック・クラプトンとスティーヴ・ウィンウッドのライヴに行ってきた。
行くまでの紆余曲折からライヴの印象まで様々なことがあったので
それについて書きたいのだが、
まぁ、今日は実はそれではないことを書こうと思う。

ライヴを聴いていて思ったのが、
「ウチのオーディオはやっぱり生の足下にも及んでないなぁ」ということである。
クラプトンのギターソロがあまりにも素晴らしく、
それこそ「生々しい」という表現があっていたのだが、
一方で事前に聴いていた『マディソン・スクエア・ガーデン』から、
どうにもその「生々しさ」が感じられなかった。

全てが全て「生」をオーディオで再生できるなどあり得ない話ではあるが、
それでも求めるべきは「心にズドンと来る音」なのだ。
口ではなかなか言えないが、「おお、これは!」という音があるわけだ。

今朝、ふと「電源ケーブルを入れかえたらどうだろう?」と思った。
限られたオーディオ設備をホイホイと替えるのは難しい。
電源ケーブルだけは一応純正ではなく、それなりに替えてある。
特にちょっと身の丈に合わないのだが、ヨルマ・デザインというスウェーデンの
「ACランダ」というケーブルをアンプ用に使っていた。
これには「ピン」と来た。
オーディオのイロハも知らないのだが、
「ランダ」というインドネシアのバリ島の魔女の名前と通じ、
「これだ!」と直感買いしてしまったのだ。
(本当は「大地」という意味らしい)

ところが替えたところで「う~ん」という感じであった。
高いケーブルを買ったところで変化が出るかどうかは難しいところなのだ。
それを今日、電源タップに付けてみた。
「おそらく電気が最初に通るところだからそこを一番良くしてみたら…」的発想である。

グッと変わった!
低音がはっきりとしてきて、音も塊からパラパラと少し離れてきたのだ。
エヴァンスの『エクスプロレイションズ』では
スコット・ラファロのベースが少ししっかりと主張を始め、
ウェザーリポートの『スウィートナイター』では、
今まで聴き取りにくかったミロスラフ・ヴィトウスのベースが
「ズンズン」と迫ってくる。

そして件の『マディソン・スクエア・ガーデン』
少しだけ、昨日の演奏に近づいたか?
まぁ、そんな簡単にいくわけではないが、低音がはっきりしてきたのは事実だ。
こんな単純なことで音が変わるのだからオーディオは難しい。
でも、逆に手はいろいろとあることが分かるわけだ。
さぁ、次は何をして音を変えていこうか?

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