国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

ホエン・マスター・メット・クニ

2010年02月14日 | マスターの独り言(日々色々なこと)
「やぁ!」
「おお?」
通りでひさしぶりに会ったのか2人とも当たり前のように手を差し出す。
葉のない木々を見ると季節は冬だろうか?
『ホエン・ファーマー・メット・グライス』である。

昨夜、久方ぶりに郷里の旧友を誘って飲みに行った。
何のことはない。
この寒い時期にふと訪れる「人恋しさ」からである。
この旧友、とにかくスゴイ。
何がスゴイかというと
 ①役所に勤め、郷土の歴史を研究している。
 ②小説を書いて、とある賞をいただいている。
 ③夜学で大学に通っている(もうすぐ卒業らしい)
と、ローランド・カークびっくりの3足の草鞋を履いているのだ。
名をクニさんという。
前にこのブログにもコメをくれた御仁である。

ちょうど1年前に新聞にクニさんの写真が載り、
小説で賞を取ったということを知ったことがきっかけで連絡を取って飲むようになった。
同級生に、しかも身近な人に小説で賞を取る人がいるなんて愕きである。
「これは何が何でも再度渡りをつけて、サインでも…」などという下心もありつつ、
会ってみると中学校のころから全く変わっていない。

口は多くを語らないが、心に秘めたる夢は巨大なもので
「郷土で発掘されていない幻の城を発掘する」という
まさに男のロマンを追い求めている。
ブログも持っていて、ほぼ毎日地域情報を更新という皆勤賞もので
僕がブログを始めるきっかけになった人でもある。

彼と話して面白いのは過去の出来事。
中学の時どんなことがあったとか
誰がいて誰が好きだったとか、
あのセンコーがあんなんだったとか、たわいもない話である。
僕は彼と会うことで『失われた時を求めて』しまうのだ。

「アルバムに絡めてブログ書いてよ」と言われて
いろいろ漁ってみると今日の1枚が見つかった。
アート・ファーマーもジジ・グライスもジャズ職人だ。
ほろ苦い、世間一般で想像するジャズをやっている。
2人はどこかのレコーディングスタジオで会い、「ぜひやろう」と意気投合させたそうだ。
1954年5月19日にレコーディングをして、
その後なぜか1年空く。
「まぁ、ブルースでもやって」のプレティッジだからそんな適当も有りだろう。
1年経ったって2人の演奏は変わらない。
丁寧に心地よくリラックスをさせてくれる。

クニさんよ。急な誘いで申し訳なかったね。
卒業アルバムを取り出して見てみるとお互いに随分と歳を取ってしまったようだ。
でも幾年が過ぎたとしても、
君の醸し出す空気にはリラックスさせられるよ。
よければまたリラックスさせてね。
ついでにサインもね!

※君の尋ねた曲は、「メイク・ハー・マイン」というヤツだ。
 『スイングガールズ』の映画かサントラで聴いてみてくれ。

クニの部屋 -北武蔵の風土記-
http://blog.goo.ne.jp/kuni-furutone118/

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2 コメント

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Unknown (クニ)
2010-02-16 02:10:49
先日はどうも。
楽しく、熱い夜だったよ。
日々文章を綴っているけど、
自分が書かれるというのは何とも気恥ずかしいね。
で、君のことを綴ってみたよ。
貴ブログのリンクを貼りたいのだけど、よろしいかな?
同級生には誰のことを書いているのかわかるかなぁ。

また飲みましょう。
締めは「味てつ」でね(笑)
クニさんへ (マスター)
2010-02-24 22:57:25
ずいぶん遅いレスになってしまいましたが、
こちらにもクニさんのブログのリンクをはらせて頂きました。
今後ともどうぞごひいきに

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