国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

体育の日としては相応しいのか、それともジャケットとしては相応しくないのか?

2011年10月10日 | マスターの独り言(アルバムのこと)
まずは上の写真を見てほしい。
ジャケットで笑いを取りにいってはいけないのだが、
世の中広いとこんなジャケットもあるわけだ。
ムキムキのマッチョな金髪美女がなぜかベースを弾いている。
背後にはピアノがあるのだが、その後ろの荘厳な雰囲気のあるアーチは
一体ここはどこなのだと疑問符を照らしてくれる。

今日の1枚はジョー・ファレルとルイス・ヘイズのクインテット
『ヴィム&ヴィガ』である。
そもそもジョー・ファレルとマッチョな金髪美女と
どうつながっているのかが不思議だった。
英語が分かる人なら一目瞭然なのかもしれないが、
「VIM」も「VIGOR」も英語のお供のジーニアスで調べてみると
どうやら健康的なことを意味する単語のようだ。
なるほど、どこをどう見てもこの女性は健康的である。

実はこのジャケットの後ろにはこの女性がポーズを取っている写真も掲載されている。
計6枚もだ。
想像するに最初はポージングでジャケットを飾ろうと思っていたのだが、
ただのポージングでは手元が寂しいので、
とりあえず女性の身長ほどにあるウッド・ベースが相方になったのかもしれない。
ちょっと弾いたことがない感もあり、
とりあえずジャケットを見ただけでは一種キワモノ系になってしまうだろう。

僕はとりあえずジョー・ファレルの名前につられて買った。
ネットだったからジャケットは見ていなかったのだ。
ジョー・ファレルといえば有名なのが
チック・コリアとやった『リターン・トゥ・フォーエヴァー』である。
ジョー・ファレルはサックスだけではなく、フルートをやる。
『リターン・トゥ・フォーエヴァー』でのフルートの演奏は、
あのアルバム全体の強烈なカラーになっている。
エルヴィン・ジョーンズとやった『プッティン・イット・トゥゲザー』も好きで、
この人の名前を覚えた。
演奏は変幻自在で、少々変わったところがあるが、
一回病みつきになるとその屈折したメロディーラインが何とも言えないほどいい。

ちょっとマイナー系ではあるが、ジョー・ファレルは聴いておいて損はない。
あ、ちなみに撮影場所、もとい録音場所はポーランドであるようだ。
荘厳なアーチのあるスタジオは録音場所かどうかは不明だが、
名前がこれまた強烈で「モンスタースタジオ」というようだ…

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