米蔵:お~い!珠恵、今帰ったで~!
定吉:わっ!!こいさん若旦さんがお帰りになりましたわ!
どないしましょ?
こいさん:そうやな~?
定吉押入れにでも入っとき!
(その瞬間、珠恵の部屋の扉が開いた)
米蔵:なんや珠恵!
昼間っからそんなかっこして何やってんねん?
こいさん:ちょっと暑かったもんやさかいに~!
何か用どすか?
米蔵:いや他でもないけどな!
たまにはお前と一緒に出掛けようと思てな・・・?
こいさん:どないしはったん?
急になんや気持ち悪いわ~。
米蔵:別にどないもこないも無いで~!
行かへんか?
桜も満開で今がえ~見頃や!
飯でも食ってのんびりしょようやないか?(^^)
こいさん:何か変な感じやわ~?
へ~わかりました。
すぐ支度しまっさかいに玄関で待ってておくれやす!
米蔵:ほな早よしてや!
待ってるさかいに。
こいさん:定吉!も~え~で!
定吉:も~びっくりしましたわ!
(翌日)
米蔵:あ~あ、昨日は疲れたな~!
嫁はんと出掛けてもな~んもオモロないわ!
お~い番頭!
番頭:なんでっか?若旦はん(^^)
米蔵:わしちょと寄合に行ってくるわ!
番頭:秋さん所でっか?(^^)
米蔵:番頭!何でお前秋を知ってんねん?
番頭:何言うて播磨矢橋!?
米蔵:それ何やねん?
番頭:冗談でんがな!
あのね!前に言うてはりましたがな!
綺麗な女将がやっているえ~店を見つけたんや!と。
米蔵:わしそんな事お前に言うたかな?
ま~え~わ!
これも仕事のうちや!
炭の売り込みや!
(出掛けようとしたその時・・・・)
音江:おじゃまします!
番頭:いらっしゃいませ!
あっ!!音江はんやおまへんか?
米蔵:えっ!!音江?
何しに来たんや?
音江:よ~言いますわ!
あんさん昨日わてと一緒に熱海の温泉に行こうと言うてたからね!
わてずっと待ってましたんやで!
でもあんさんから何も音沙汰が無いもんやさかい来ましたんや!
米蔵:そんな事やったらやな~・・・・
音江:そんな事?よ~言いますわ!
米蔵:店先ではなんやさかい、他で話そうやないか?
(そんなややこしい時に・・・・・)
こいさん:番頭はん!
何かありましたんか?
番頭:(タイミング悪いな~)
あっ!!こいさん!
こいさん:どなたはんどす?
大きな声を張り上げて・・・・
番頭:へ~!お客さまですわ(^^)
こいさん:そうどしたか・・・・
いつもご贔屓ありがとさんです(^^)
わてここの女将で珠恵と申します。
今後とも宜しゅうお願いいたします!
音江:あ~お宅はんが女将さんでっか?
わて、お丸っちゅう居酒屋をやらせても~とります音江と申します。
いつも旦はんにはよ~お世話になっております。
こいさん:そ~どしたか(ーー)
それは大変お世話さんどすな~!
今後ともうちの旦那を宜しゅう頼んます!
音江:ほな失礼させて頂きます。
こいさん:番頭!塩撒いとき!
米蔵:そや!わし、忘れてたわ!
ちょっと出掛けてくるわ!
こいさん:あんさん!何処行きはるんですか?
米蔵:青年部の寄合があったんや!
あっ!!も~時間が無いわ!
(店の外で・・・・)
米蔵:何で店まで来るんや!
あかん!て言うたやろ!
音江:せやかてあんた!
最近うちの事ほったらかしやんか!
いつかわてを嫁はんにしたるっちゅうから、わても辛抱してましたけど・・・
も~ホンマかわかりまへん?
うちはアホやさかい何か騙されてるんちゃうか思てな?
米蔵:何言うてんねん!
わしかってタイミングっちゅうもんを考えてねん!
そ~か!わかった!
わしの言うてる事を疑うんやったらも~え~!
も~わし、お前とは別れる!
音江:ちょっと待って~な!
何もそこまで言わんでも・・・・
米蔵:お前がそんな言い方をすもんやさかいにやな・・・・
音江:堪忍しておくれやす!
わてもも~心配で心配で!
もしかしたらあんさんにホンマに捨てられるんちゃうかと怖かったんや!
ごめんやで!
米蔵:わかった!
ほな、今日のところは帰り!
わしからまた連絡するさかいに!
音江:ホンマやね?
米蔵:ホンマや!
(あ~あ!そろそろマジで音江との事を考えなあかんな~・・・・
さ~ちょっと秋ちゃんとこでも行こ(^^))
つづく
定吉:わっ!!こいさん若旦さんがお帰りになりましたわ!
どないしましょ?
こいさん:そうやな~?
定吉押入れにでも入っとき!
(その瞬間、珠恵の部屋の扉が開いた)
米蔵:なんや珠恵!
昼間っからそんなかっこして何やってんねん?
こいさん:ちょっと暑かったもんやさかいに~!
何か用どすか?
米蔵:いや他でもないけどな!
たまにはお前と一緒に出掛けようと思てな・・・?
こいさん:どないしはったん?
急になんや気持ち悪いわ~。
米蔵:別にどないもこないも無いで~!
行かへんか?
桜も満開で今がえ~見頃や!
飯でも食ってのんびりしょようやないか?(^^)
こいさん:何か変な感じやわ~?
へ~わかりました。
すぐ支度しまっさかいに玄関で待ってておくれやす!
米蔵:ほな早よしてや!
待ってるさかいに。
こいさん:定吉!も~え~で!
定吉:も~びっくりしましたわ!
(翌日)
米蔵:あ~あ、昨日は疲れたな~!
嫁はんと出掛けてもな~んもオモロないわ!
お~い番頭!
番頭:なんでっか?若旦はん(^^)
米蔵:わしちょと寄合に行ってくるわ!
番頭:秋さん所でっか?(^^)
米蔵:番頭!何でお前秋を知ってんねん?
番頭:何言うて播磨矢橋!?
米蔵:それ何やねん?
番頭:冗談でんがな!
あのね!前に言うてはりましたがな!
綺麗な女将がやっているえ~店を見つけたんや!と。
米蔵:わしそんな事お前に言うたかな?
ま~え~わ!
これも仕事のうちや!
炭の売り込みや!
(出掛けようとしたその時・・・・)
音江:おじゃまします!
番頭:いらっしゃいませ!
あっ!!音江はんやおまへんか?
米蔵:えっ!!音江?
何しに来たんや?
音江:よ~言いますわ!
あんさん昨日わてと一緒に熱海の温泉に行こうと言うてたからね!
わてずっと待ってましたんやで!
でもあんさんから何も音沙汰が無いもんやさかい来ましたんや!
米蔵:そんな事やったらやな~・・・・
音江:そんな事?よ~言いますわ!
米蔵:店先ではなんやさかい、他で話そうやないか?
(そんなややこしい時に・・・・・)
こいさん:番頭はん!
何かありましたんか?
番頭:(タイミング悪いな~)
あっ!!こいさん!
こいさん:どなたはんどす?
大きな声を張り上げて・・・・
番頭:へ~!お客さまですわ(^^)
こいさん:そうどしたか・・・・
いつもご贔屓ありがとさんです(^^)
わてここの女将で珠恵と申します。
今後とも宜しゅうお願いいたします!
音江:あ~お宅はんが女将さんでっか?
わて、お丸っちゅう居酒屋をやらせても~とります音江と申します。
いつも旦はんにはよ~お世話になっております。
こいさん:そ~どしたか(ーー)
それは大変お世話さんどすな~!
今後ともうちの旦那を宜しゅう頼んます!
音江:ほな失礼させて頂きます。
こいさん:番頭!塩撒いとき!
米蔵:そや!わし、忘れてたわ!
ちょっと出掛けてくるわ!
こいさん:あんさん!何処行きはるんですか?
米蔵:青年部の寄合があったんや!
あっ!!も~時間が無いわ!
(店の外で・・・・)
米蔵:何で店まで来るんや!
あかん!て言うたやろ!
音江:せやかてあんた!
最近うちの事ほったらかしやんか!
いつかわてを嫁はんにしたるっちゅうから、わても辛抱してましたけど・・・
も~ホンマかわかりまへん?
うちはアホやさかい何か騙されてるんちゃうか思てな?
米蔵:何言うてんねん!
わしかってタイミングっちゅうもんを考えてねん!
そ~か!わかった!
わしの言うてる事を疑うんやったらも~え~!
も~わし、お前とは別れる!
音江:ちょっと待って~な!
何もそこまで言わんでも・・・・
米蔵:お前がそんな言い方をすもんやさかいにやな・・・・
音江:堪忍しておくれやす!
わてもも~心配で心配で!
もしかしたらあんさんにホンマに捨てられるんちゃうかと怖かったんや!
ごめんやで!
米蔵:わかった!
ほな、今日のところは帰り!
わしからまた連絡するさかいに!
音江:ホンマやね?
米蔵:ホンマや!
(あ~あ!そろそろマジで音江との事を考えなあかんな~・・・・
さ~ちょっと秋ちゃんとこでも行こ(^^))
つづく