ととじブログ

書きたい時に書きたい事を書いている、あまり統一感の無いブログです。

細雪、どれを買おうか (2)

2018-03-16 00:57:41 | 本/文学
図書館に行き、次の2冊を借りてきた。

現代日本文学大系 31 谷崎潤一郎集 (二) 筑摩書房 (以下筑摩版)
豪華版 日本現代文学全集 18 谷崎潤一郎集 (二) 講談社 (以下講談社版)

どちらも閉架式書庫に保存されていた。
解放棚のスペースに限りがあるための措置のようで、貸出はOKで、今手元にある。

大きさは筑摩版がおおむね菊版、講談社版がA5版。
ほぼ同じ大きさで、筑摩版の方が1cm弱背が高い。
どちらも二段組。

大きな違いは、筑摩版が新字体、講談社版が旧字体という点だ。
旧字体って読めるんだろうかと思って、講談社版の方を少し読んでみた。
思っていたより読める。
ただ、何となく違和感がある。
文脈と文字のイメージで、この字だと判断しているような、何と言うか、読んでるような気がしているだけじゃないか、という不安だ。
旧字体で読むと明治風を味わえて良いのだろうけれど、やっぱり読みやすいのは新字体だろうか。

そうそう、読みやすいと言えば、図書館に新潮文庫の細雪があって、これはいいなと思った。
ただ、これは上中下の3分冊。
分冊は何となく嫌なんだよな。

さて、どうしよう。
やっぱり筑摩版かな…