ととじブログ

書きたい時に書きたい事を書いている、あまり統一感の無いブログです。

海街diary

2019-11-11 02:02:54 | 映画/ドラマ
今「坂田莉咲のSHOWROOM」は週に一回程度、毎回坂田が「最近見た映画紹介」というテーマで配信している。

※「坂田莉咲のSHOWROOM」は2020/03/31に終了し、現在は行われていない。

9月21日から始まって、現時点までに紹介された映画は、

9月21日
人間失格

9月26日
勝手にふるえてろ
ジョゼと虎と魚たち
そこのみにて光輝く

10月2日
百万円と苦虫女
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
湯を沸かすほどの熱い愛

10月10日
万引き家族
ファースト・タイム 素敵な恋の始め方
天然コケッコー

10月20日
オーバーフェンス
ミスミソウ
百円の恋

10月24日
ハルフウェイ
アフロ田中
横道世之介

10月28日
瞬 またたき
ジョーカー
惡の華

11月6日
淵に立つ
ソラニン
キセキ -あの日のソビト-

以上、全部で22作品。
これらのうち、私が実際に見たのは14本。
それぞれに感想があり、「おお! これはすごい!」と思う作品もあった。
それで、せっかくだから、どれか1本を選んで記事を書こうと思っていたのだけれど、どうもうまく行かないというか、書けないというか、どれを選べばいいのかさえ決まらない。
たぶん、私にとっては見るのがハイペース過ぎて、頭の中で消化不良を起こしているんじゃないかと思う。

そういうわけで、今回の記事は上記22作品には含まれない『海街diary』について。
もっともこれは坂田の「最近見た映画紹介」とまったく関係ないチョイスかというとそうでもなくて、『万引き家族』の紹介時に少し触れられた、いちおう間接的紹介作品だ。
もし『万引き家族』の話が無かったら見ることもなかったと思う。
監督が『万引き家族』と同じ是枝裕和。

前置きが長くなってしまったが、書きたいことはほんの少し。

香田三姉妹と浅野すずが出会ってから、すずが「(鎌倉に)行きます」と言って列車を追いかけるまでの冒頭部分にすっかり心を奪われてしまった。
4人の女性の描き方がさりげなくも濃密で、特に長女幸の
「(喪主のあいさつは)大人の仕事です」
「すずちゃん、あなたがお父さんのことお世話してくれたんだよね」
「すずちゃん、鎌倉に来ない?」
という三発のセリフはあまりにもカッコよく「オレがこんな女性と付き合ったら、頼り切って、自分のことすら何も決められないダメ男になるな」と思った。
すずが鎌倉に行った後はまあ色々問題は起こるだろうけれど4人仲良くやっていくだろう、たぶん。
冒頭部分だけで終わっちゃってもいいぐらいじゃない?
と、いや、これはちょっと乱暴過ぎるな。
訂正。
最後まで面白かった。

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2023/03/09 最終更新


神田古本まつり

2019-11-04 03:29:30 | 本/文学
神田古本まつりに行った。

古本まつりを見ようと思って行ったわけではなくて、神田の古書店街に行ったらたまたまやっていたという、これは運が良いのか悪いのか…
いつもと展示の仕方が違うだけで、本の総量は変わらないんじゃないの? という疑問と、「まつり」ということで人がやたらと多いというのが、何だかな…という感じだったのだけれど、前向きに運が良かったのだと考えることにしよう。

九段下から三省堂書店までの通りを、けっこうな時間をかけて歩いた。

前回、今年の春にこの古書店街に来た時、状態がかなり悪い分お手頃価格という『辻邦生歴史小説集成』の全巻揃いが売られていて、もしまだあったら買おうと思っていたのだが、さすがに半年も前の商品なので、残念ながら無かった。
それから、『永井路子歴史小説全集』の「第16巻 乱紋」。これを手に入れれば全巻揃うので探したのだが、これも見当たらなかった。

結局買ったのは、
『ギリシア・ローマ神話』ブルフィンチ作 野上弥生子訳 岩波文庫
『とりかえばや物語』中村真一郎訳 ちくま文庫
の二冊。

探していた本も、買った本も、わざわざ神田の古書店街で探すような本ではないのだけれど、見て歩くのが楽しいからいいのだ。

調べてみると、神田古本まつり、今年は第60回で開催期間は11月4日までだということだ。