ととじブログ

書きたい時に書きたい事を書いている、あまり統一感の無いブログです。

映画いろいろ

2022-03-24 01:28:08 | 映画/ドラマ
やる気の無さそうなタイトルをつけてみた。
実際、あんまり書きたいことが無いのだけれど、更新しないとアクセス解析を停止するぞ! と、このブログのシステムから脅されたので、仕方なく書いている次第で、まあ、その少し屈折した気分をタイトルに反映させてみたわけだ。

いや、書きたいことが無いわけじゃない。
このところ映画を観まくっていて、面白かったのをとりあげて、記事にしたいと常々思っている。
けれど、面白かった! という映画を観た後に、立ち止まらずにすぐ次の映画を観始めちゃうから、いつまでたっても書けないのだ。
最初に観た印象って、大切なんだよな。

というわけで、ここ数か月にDVDやGYAO!で観た映画の中から面白かったのを書く。
観た映画を全部書き出して、その中から面白かったのはこれ! とやった方が面白いかも知れないけれど、まあ何というか、そういう挑発的なことはしない方が良いだろうと思うので、面白かった映画のタイトルをただ並べるだけにする。
いつかちゃんと一本の記事として書きたいな。

約束のネバーランド(2020年公開)
風の電話(2020)
さよならくちびる(2019)
いなくなれ、群青(2019)
恋のしずく(2018)
くちびるに歌を(2015)
みかんの丘/Tangerines(2013)
ひまわり/I Girasoli(1970)


東京リベンジャーズ

2022-01-23 05:40:09 | 映画/ドラマ
今田美桜が第45回日本アカデミー賞、新人俳優賞を受賞!
ということで、その対象作品がこの『東京リベンジャーズ』だ。

今田美桜に注目して観ると、いきなり死んでるところから始まり、何じゃそりゃ? という感じなのだが、この死んでしまった今田美桜演じる橘日向(たちばなひな)を取り戻すための、主人公タケミチ(北村匠海)の戦い、というのがストーリーの骨子となっている。
現実においては死んでしまった人を取り戻すことなどできない。
なので、つまり、ストーリーはSFである。

今田美桜は女子高校生として登場する。
同じ女子高校生でも、ドラマ「3年A組」で演じた諏訪唯月とは全く違うタイプで、しかもショートカット。
今までに見たことがない今田美桜だった。
というか、出演していることを知らずに観たら、今田美桜だと気が付かなかったかも知れない。

この作品には磯村勇斗が出演していて、この作品が対象ではないものの、今田美桜と同じく新人俳優賞を受賞している。
今田美桜、磯村勇斗共に‘新人’俳優賞というのは少々意外な気もする。

果たして、タケミチは‘ひな’を取り戻すことができるのか!?
と、それは観てのお楽しみ。

泣きはしなかったけど、ある意味泣けるこのシーンが好き。

(C)和久井健/講談社 (C)2020映画「東京リベンジャーズ」制作委員会


いとみち

2022-01-09 02:48:03 | 映画/ドラマ
2021年6月に一般公開された、青森県弘前市が舞台の津軽弁全開映画『いとみち』。

主演は青森県平川市出身の津軽弁ネイティブスピーカー、駒井蓮。
津軽三味線が得意な16歳女子高校生、相馬いとを演じている。

監督は、出演者の古坂大魔王(青森県出身)に、メイキング映像の中で「僕の10倍ぐらいの津軽弁…」と評されている横浜聡子。


2022年1月7日に発売されたDVDでは日本語(標準語)の字幕が完全装備!(笑)

主な出演者は駒井蓮の他に、‘いと’の父親役の豊川悦司、バイト先であるメイド喫茶の先輩メイド、黒川芽以と横田真悠、店長中島歩、級友ジョナゴールド(りんご娘)など。
これらの人達との触れ合いによって‘いと’が成長していく物語…というより、皆、それぞれが共鳴し合いながら、一歩前に進んで行く物語、と言った方よいかも知れない。

物語終盤に訪れる圧巻の髪梳きシーン。


(C)2011越谷オサム/新潮社 (C)2021「いちみち」制作委員会
黒川芽以/駒井蓮

そして、津軽三味線独奏シーン。


(C)2011越谷オサム/新潮社 (C)2021「いちみち」制作委員会
駒井蓮

撮影が始まったのが2020年9月、このために駒井蓮は前年の12月から津軽三味線の練習を続けたそうだ。

また、‘いと’の祖母役は津軽三味線の名手、西川洋子で、少しだけ演奏を披露している。
駒井蓮の演奏もすばらしかったが、素人目にも(耳にも)それとは別次元の奏者であることがわかり、これも見どころのひとつだと思う。

(C)2011越谷オサム/新潮社 (C)2021「いちみち」制作委員会
駒井蓮/西川洋子

作品・監督・キャスト等の受賞歴:
2021/03/14 第16回大阪アジアン映画祭 グランプリ(最優秀作品賞)&観客賞
 https://www.oaff.jp/2021/ja/outline/prizes.html
2021/10/07 第13回TAMA映画賞 特別賞
 https://www.tamaeiga.org/2021/award/
2021/10/22 第44回山路ふみ子映画賞 文化賞
 https://www.toonippo.co.jp/articles/-/723106 (Web東奥)
2021/12/28 第34回日刊スポーツ映画大賞 新人賞
 https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202112270000831.html
2022/01/14 第35回 高崎映画祭 最優秀監督賞&助演俳優章&新進俳優賞

ノミネート(2022年1月14日時点):
第64回ブルーリボン賞 新人賞 2022年2月下旬発表
第76回 毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞 2022年1月20日発表

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2022/01/14 最終更新


閉鎖病棟 -それぞれの朝-

2021-11-21 04:41:24 | 映画/ドラマ
精神病院に入院している4人が外出許可をもらって街を歩き、公園で昼食をとっているシーン。


(C)2019「閉鎖病棟」制作委員会/東映ビデオ株式会社
笑福亭鶴瓶/綾野剛/小松菜奈/坂東龍汰

由紀(小松菜奈)は秀丸(笑福亭鶴瓶)に買ってもらったリボンで髪を結っている。
チュウさん(綾野剛)が病院にはないしょでね、と用意したビールを飲む秀丸。
それを見守る3人。


(C)2019「閉鎖病棟」制作委員会/東映ビデオ株式会社
笑福亭鶴瓶/綾野剛/小松菜奈/坂東龍汰

ショウハっちゃん(坂東龍汰)のカメラで4人一緒の写真を撮る。


(C)2019「閉鎖病棟」制作委員会/東映ビデオ株式会社
坂東龍汰/笑福亭鶴瓶/綾野剛/小松菜奈

過酷な過去の事情で精神病院にたどり着いた彼らに訪れた、ささやかで短いけれど、確かな幸福の時間。
愛おしくて優しくて、なんだか泣けてくる。
ストーリー中ほどの、このシーンが大好きだ。

だが、この映画、こんなところで泣くのは早すぎる。

義理の父親に性的暴行を受け、自殺未遂を起こし、母親に助けを求めるも嫌悪感をぶつけられ家にいられず、病院内でまたもや暴行を受け、病院を飛び出すも、帰る場所もない。
こんな、あまりにもひどすぎる仕打ちを受けながらも、もう一度立ち上がり、秀丸を救うために戻ってくる少女、由紀を演じた小松菜奈。
見事だった。

秀丸を救うとは何なのかというと、これはストーリーの肝なので、書かない。
実際に観て欲しい。


踊ってミタ

2021-11-14 05:12:04 | 映画/ドラマ
「踊ってみた」を題材に制作された映画『踊ってミタ』。

主演は三田役の岡山天音。

一方、武田玲奈、横田真悠、霜月めあ、りりりといった魅力的かつ個性的な女性キャスト陣の中で、ヒロインは加藤小夏。
母親の反対でアイドルグループを脱退、学校にもなじめずにいる鬱屈感からか、人当たりは極めて感じ悪い。が、しかし、非常に美しい女子高校生、古泉ニナ役。


(C)2020踊ってミタ「制作委員会」/東映ビデオ
加藤小夏

作品には、バーチャルYouTuber、ボカロ曲、ローカルアイドル、コスプレイヤー等様々なネット文化的要素が盛り込まれ、物語終盤の「第1回 クール春野山」のダンスシーンではそれらが凝縮されている。
「踊ってみた」が多くのクリエイター、多様な才能によるものであるかがよくわかる。
加藤小夏を真ん中に武田玲奈と横田真悠が脇を固めた三人のダンス(曲:私のほしいもの)、また岡山天音と武田玲奈二人のダンス(曲:太陽系デスコ)シーンはなかなかに感動的だった。



エンドロールでもダンスシーンが流されるのだが、加藤小夏と小牧那凪二人のダンス(曲:ハイドアンド・シーク)がほんわかと心を暖めてくれて、加藤小夏の笑顔で幕を閉じるという、最後の最後まで楽しめる作品だった。


(C)2020踊ってミタ「制作委員会」/東映ビデオ
小牧那凪/加藤小夏

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2021/11/22 最終更新