ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)が好きで、中でもマイケル・モンローが好きで、好きで好きで好き過ぎて、マイケル・モンローになりてー！ と思っていた。
音楽をやっていたわけでは無いし、ショービジネスに身を置きたいと思っていたわけでもないので、我ながら何だそれ？ という感じなのだけれど、当時はそう思っていた。
ジョン・レノンの記事、
で、12月8日について言及したが、実はハノイにとっても、12月8日は大きな意味を持つ。
1984年12月8日、ドラムのラズルが死んだ。
これがきっかけで、ハノイは徐々に崩壊していき、解散に至る。
アメリカでメジャーデビューを果たした直後のことだった。
ハノイのどこが良かったのかと問われると、答えるのは難しい。
例えば、このブログで以前にとりあげたAC/DC、セックス・ピストルズ、ローリング・ストーンズ、忌野清志郎、あとまぁ、あいみょんもそうかな？ などにはこれを聴きながら死にたい！ と思えるほどの曲があるけれど、ハノイには無い。
今振り返ってハノイを聴くと、そこそこ悪くはないのだけれど、どれもこの曲となら心中してもいい！ とまでは思えないのだ。
結局、「これから！」というところで終わってしまったバンドとでも言えば良いのだろうか？
「これから！」を潰されたために生じた偏愛？
いや、冷たい言い方だし、ちょっと違うな…
うまく表現できない。
わからない。
ハノイの解散はとても悲しい現実だった。
散り散りになったメンバーが、復活したと言える状態になるまでにはとても長い時間がかかった。
そして、その長い時間の中で、自分にとってハノイは必要なものでは無くなっていった。
これもまた悲しい事だけれど、現実だった。
ラズルが死んだ後、サム・ヤッファ(ベース)が脱退する前の、まだ辛うじてハノイ・ロックスの形を維持していた頃の動画。
当時は観ることも、存在を知る事もできなかった動画。
誰かが撮った、30年前に死んだ愛猫の動画を、今初めて観るような気分かな？
嬉しくもあり、悲しくもあり、愛情が蘇ってくるのだけれど、だから何だよ！ という複雑な感情がわいてくる。
Hanoi Rocks - Motorvatin HQ (Live 1985 @Helsingin Kulttuuritalo)
Hanoi Rocks - Up Around The Bend HQ (Live 1985 @Helsingin Kulttuuritalo)
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2020/04/15 ブログ引越に伴う修正等
2020/04/15 ブログ引越に伴う修正等