ととじブログ

書きたい時に書きたい事を書いている、あまり統一感の無いブログです。

沁みる曲いろいろ

2022-03-29 05:37:30 | 音楽
眠れぬ夜に沁みる曲。

ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」。
オペラの一部ということなので元々は声楽曲なのだろうが、様々な楽器で演奏されている。

アイルランド民謡の「ブラーニーの木立」。

アイリッシュハープによる、となりのトトロ「風のとおり道」。
演奏は生山早弥香さんで、以前大分県に住んでいた時に、生演奏を観たことがある。

クライスラーの「愛の喜び」と「愛の悲しみ」。
どちらも元々超有名な曲だが、「愛の悲しみ」の方は映画「四月は君の嘘」で使われたことでも知られている。

沁みすぎて眠れなくなる名曲、ヴィターリの「シャコンヌ 」。

最初の「オンブラ・マイ・フ」をもう一度。
今度はクラシック・ギターの演奏で。
これで眠れる。


No Woman, No Cry

2021-09-19 04:16:55 | 音楽
90年代初頭だったと思う。
ある日「ノー・ウーマン・ノー・クライ」という歌詞が繰り返される曲がラジオで流れてきて、これが妙に心に沁み、もう一度ちゃんと聴いてみたいと思い、街の小さなレコード屋(CDショップ)へ行った。
わかっていたのは、歌っているのがボブ・マーリーで、「ノー・ウーマン・ノー・クライ」という歌詞だけ。
ボブ・マーリーが関わっているCDはけっこうな数があり、正確な曲のタイトルさえわからずに、目当ての曲が入ったCDを探し出すのはなかなか困難で、やむを得ず店主らしき人に尋ねてみた。
「ちょっと、わかりませんね」という返事も覚悟していたのだが、その店主らしき人、満面の笑みで「それでしたら、こちらですね」と一枚のCDを取り出し、曲名が『No Woman, No Cry』だと教えてくれて、さらにはその曲だけでなく他の曲まで丁寧に解説してくれた。

ボブ・マーリーの偉大さを知った瞬間であり、同じモノを良いと思う人と触れ合う幸福感を実感した瞬間であった。

また、今になって思えば、レコード屋(CDショップ)や本屋、レンタル・ビデオ店に、文化の担い手としての誇りがまだ生きている時代だったな、と感じる。
今でもそういった誇りを持った店が無いわけではないけれど、大資本のレンタル・ビデオ店の品揃えを見ると、ちょっとアレだよな、と思ってしまうのだ。



Train Kept a Rollin'

2021-08-17 06:14:10 | 音楽
映画『チーム・バチスタの栄光』(2008)。
この中の一シーン。
バチスタ手術を明日に控えた小倉(山口良一)が、‘愚痴外来’の田口公子(竹内結子)の許を訪れる。
手術が成功したらロックをしたい。
できるかどうか見て欲しい、と。
どう見てもロックっぽくない、心臓が悪いためにまともな運動ができず、囁くような声しか出せない小倉。
そんな小倉が田口の前でシーナ&ザ・ロケッツの『Lemon Tea』を披露する。
手術を受けなければ長くは生きられないであろう貧相なおっさんの中から溢れほとばしる、キラキラな生命力を感じさせる印象的なシーンだった。


それでその『Lemon Tea』。
いちおう日本のロックの名曲と言って良いのだろうが、この曲、イギリスのロックバンド、ヤードバーズ(The Yardbirds) の『Train Kept a Rollin'』から、おいしい所をごっそりいただいちゃっている。


ギタリストはジミー・ペイジ。
こんな動画を見ると、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジよりヤードバーズのジミー・ペイジの方がいいな、と思う。
あるいは、ハード・ロックしてるジミー・ペイジより、ロックン・ロールしてるジミー・ペイジの方がいいな、と。
レッド・ツェッペリンでもロックン・ロールっぽいというか、タイトルがそのまんまじゃね~かという、こんなのを演ってはいたけれど。


『Train Kept a Rollin'』のおいしいところをごっそりいただいちゃった『Lemon Tea』がある一方で、『Train Kept a Rollin'』を演ってるのにおいしいところがけっこう抜け落ちちゃったりするようなこともある。


『Train Kept a Rollin'』を一番うまくカバーしたのはやっぱエアロスミスあたりだろうか?


個人的にはエアロスミスって、どの曲も、いまひとつ痒い所に手が届かない感じがするのだけれど『Train Kept a Rollin'』はいいなぁ。
個人的に、個人的に、ですからね。


The Alarm

2021-01-05 23:04:56 | 音楽
アラーム(The Alarm)のレコード・デビューは1983年。
フル・アルバム『Declaration』の発売が1984年。

70年代後半、ロンドンで起こったパンク・ムーブメントは80年代に入った時点でとっくに終わっていて、日本でもこんなモノが作られた。


80年代の半ばだというのに見た目がパンクっぽくて、パンクっぽいんだけれ気が弱そうというか優し気というか、音の方もパンクというよりは「力んでる」という感じで、おまけにU2と比べられたりして、ちょっとダサいというイメージで語られる事が多かった、アラーム。

そんなアラームが「ダサさ」を払拭したのは3枚目のアルバム『Eye of the Hurricane』あたりからだと思う。
発売されてから30年以上の月日が流れているが、今でも愛聴している1枚だ。


また、私自身はダサいと思っていなかったし、今も思っていない。


もうひとつ、念のために言っておくと、80年代に入ってパンクをやるのはダサかったのかというと、まぁ実際ダサいと言われることもあっただろうけど、それは最新の流行や最先端の音楽を求めている人達からすると、流行ってないし新しくもないという事であって、ダサいというのとは違う。
だって、2021年の今でもやってる人がいるし。

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2021/08/24 最終更新


Beatles

2020-08-18 21:46:30 | 音楽
さすがのビートルズ(Beatles)も、最近の若いミュージシャン達には影響力がなくなりつつあるようだ。
しかし、それはあくまでも直接的な影響であって、孫請け、ひ孫請け的に影響を受けていることは間違いない。
ビートルズは偉大なのだ。

と言いながら、私もそんなに詳しいわけじゃなくて、好きな曲をペタペタと張り付けていくという、ただ単にそれだけの記事である。

ビートルズの最高傑作と(私は思わないが…)言われるアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band) 』の最初の曲。

 

真っ白いジャケットで『ホワイト・アルバム』とも言われるアルバム『ザ・ビートルズ(The Beatles)』の最初の曲『バック・イン・ザ・U.S.S.R.(Back in the U.S.S.R.)』。
下の動画はビートルズとしてではなくてポール・マッカートニーとしての演奏。
日時は不明だが、アップされたのが2008年。場所はロシア、モスクワのRed Square(赤の広場)とのことだ。プーチンの顔がチラリと確認できる。
U.S.S.R.とは、かつてアメリカと世界の覇権を争った大国ソ連ことソビエト社会主義共和国連邦(Union of Soviet Socialist Republics)の略だ。

 

アルバム『アビイ・ロード(Abbey Road)』はA面がジョン・レノン、B面がポール・マッカートニー主導で作られたと言われている。B面のメドレーが特に名高い。そのアビイ・ロードのA面から『オー!ダーリン(Oh! Darling)』。ずっとジョン・レノンの曲だと思っていたのだが、調べてみるとポール・マッカートニーの曲だそうだ。
あ、そうそう、80年代後半くらいまで、音楽のアルバムはLPレコード、またはカセットテープというものに収録されていたんだけれど、そのLPレコードやカセットテープには表と裏があって、A面B面と呼んでいたの。
今はCDで一面だけど。
というか、CDって何? という世代が台頭してきてる?

 

最後のアルバム『レット・イット・ビー(Let It Be)』から『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード(The Long And Winding Road)』。


なんだかポール・マッカートニーの曲ばかりになってしまったのでここで『ドント・レット・ミー・ダウン(Don't Let Me Down)』。曲もいいんだけれど、この動画がすごくいい。最晩年に、ジョン・レノンとポール・マッカートニーが並んで演奏している姿は感慨深いものがある。


最後に『レット・イット・ビー(Let It Be)』。
言わずと知れたポール・マッカートニーの名曲だが、ジョージ・ハリスンがぶっこんでくる、ちょっと雑で大胆なギターがかっこいい。
何というか、レノン&マッカートニーという類まれなる才能を持った2人の背中を追って俺もここまで来たのにな…というジョージ・ハリスンの咆哮というか諦念というか、ちょっと妄想入っちゃってるかな? でも、そんなことを思わせるようなギターだ。