the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 




GITANESの煙の漂い方は、ゆっくり。
それとは無関係に・・・。


休日。
あまり昼寝をすることはないのだが、昼過ぎになってから
急に眠くなってきたのでブランケットをかぶって横になる。
我々が「床暖房」と言い習わしているホットカーペットが暖かい。

そろそろ意識を失おうとする頃、インターホンが鳴った。
まあ、すんなり昼寝できるとは思わなかったけど。


私「はい?」
モニター・制服の男「○○交番です。新しく引越しされて来たようなので、
     各戸調査させてください。」
私「はい。」
年輩の警察官だ。



警官「はい、すんません。最近引っ越して来られたんですね。」
私 「そうです。」
警官「申し訳ないけど、ここにご家族みなさんのお名前と生年月日、
   こちらの電話番号を書いてください。」
私「じゃあペン持ってきますので。」
警官「いや、私あと数軒回ってきますので、その間に書いておいて。」
私「いや、今すぐに書きます(昼寝したいのよ)。」
警官「ああ、じゃあここに書いてください。」


私「はいどうぞ。一通り書きました。」
警官「はいどうも。それとこの一番下の欄に、同居以外の緊急連絡先を
   決めて書いてください。」
私「は?」
警官「例えば、不在中に大震災が起きて、ここのお宅の人がすぐには
   帰って来られない場所にいるときに、緊急連絡してこの家に
   来てもらえる人です。」
私「ええっと・・・。大震災の時にここへ駆けつけてくれる奇特な人
  ってことですよね・・・。」
警官「はい、親戚の方とかご実家の人とか。その住所と電話番号を。」
私「ちょっと、ピンと来ませんね。」

警官「じゃあ、遠方に旅行中にこのお宅に何者かがガラスを割って
   侵入したとしましょう。」
私 「はいはい。」
警官「すぐに帰って来いと言われても帰ってこられない状況の時に
   取りあえず来てくれる人の連絡先です。」
私 「ああ、なるほど。」
警官「わかりますか?」
私 「はい、大震災のたとえよりは分かりやすいです。」

家人の実家のおおまかな住所と電話番号、義父の名前を記入した。

警官「どうも、ありがとうございました。」
私 「はい、お疲れ様でした。」

結構な時間を要した。オヤジが生きていれば多分5秒で終わる話なのに。

多分、留守中に侵入があったら、まず警察から私に連絡があり、
すぐに駆けつけてくれる人に対しては私が自分で連絡しなければならない
はずだ。
「以前各戸調査で、緊急連絡先を記入したでしょ?だから警察から
 その人に連絡してくださいよ。」と言っても
「そんなことは自分でやってください」と言われるに決まっている。
いろいろこじつけて、個人情報の収集に躍起になっているような
印象を受けた。


さて、気を取りなおして昼寝だ。


意識がようやく遠くなってきた頃、イエ電(固定電話)が鳴った。
私 「はい?」
おばちゃん「私、市内○○町○○番地のヒロセです。」
私 「はい。」
おばちゃん「ちょっと旅行で留守になるので、ちょっと止めてもらって
      来週の、そうねえ、月曜からまたお願いしようかなあ。」
私 「何の話?」
おばちゃん「配達よ、配達。」
私 「新聞か何か?」
おばちゃん「当たり前でしょ。」
私 「電話番号が多分間違って(後略)」
これで私は、○○町○○番地のヒロセさんが3日ほど留守であるという
個人情報を得てしまった。
あの家に賊が侵入したら、私も疑われるかも知れない。


昼寝をキッパリあきらめ、ドコモショップへ。
機種を先日変えたのだが、ACアダプタがなかったので
それの調達のため。
機種変更したショップへ行けばよかったのだが、違う方角に所要があり
その途中のドコモショップへ寄った。

店に入るなり、小柄で若い男性スタッフがニコニコしながら
近付いてきた。
男「いらっしゃいませ。(用件を)うかがいます。」
手には順番待ち名簿をもっている。数人が順番待ちのため
椅子に腰掛けていた。
スタッフ「お名前をどうぞ。」
私「FOMA用のACアダプタありますか?」
スタッフ「はい・・・えっと、ありますけど。」
私「じゃあそれください。」

スタッフは、その背後に控えていた年輩の男と小声で二言三言
交わした。
スタッフ「少々お待ちください。」


スタッフ「お待たせしました。」
私「はいはい。」
スタッフ「これだけですので¥945になります。」

悪かったなあ、これだけで。



名前は書かずに済んだ。
『あれだけしか買わなかった●●(名前)』なんて個人情報が
残ってしまったら、ちょっと恥ずかしい。




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