GITANESのサイズはバランスが悪いが、要は「慣れ」だ。
それとは無関係に・・・。
2000円ほどで購入した合皮バッグを長く愛用していたが
知らぬ間に穴が開き、その穴は日に日に大きくなっていき
裏地がなんとか頑張ってます状態になったので
とうとう一大決心をして買い換えたカバンが1900円だ
という話はもう随分前、10年ほど昔のことだ。
それなのに、家人と何かの弾みで身の回り品の話になると
いつもそのエピソードを引き合いに出される。
家人曰く、私は「買い物のバランスが非常に悪い」らしい。
1万円台の腕時計を買うのに半月以上も躊躇って、とうとう買ったときには
ちょっと手が震えたりする割には、10万ほどの手帳を迷わず買ったり、
定価ベースでは15万ぐらいになりそうなスーツを作ったかと思えば
靴は1万円そこそこのモノだったり
という状態に大変違和感を感じるらしい。
カッコたる理由はないが、「もっと長く愛用できるようないいモノを持ちなさいな」
ということだそうだが、
「でもあの穴の開いたバッグも長く愛用した訳で、」と反論を試みるも、
「お黙りなさい。もっとバランスを考えなさい。
そういう商売なんだし、いい年齢なんだから。」
と説教される始末。
「お、ということは、色々買い揃える必要がありそうだけど、第一そんなに
カネはないぞ。」と言うと、
「お金がないなら、何も買わなければいいでしょうに。安物も。」
なるほど、仰るとおりであります。
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