GITANESを吸う場所がどんどん減少していく。
休止中でも淋しいものだ。
それとは無関係に・・・。
また、仕事上でお世話になった人が亡くなった。
60歳をすこし過ぎだばかりの取引先の男性だ。早すぎる。
洋服業界では20年ちかく先輩なので、私が仕事に
就いたばかりの頃からいろいろと教えていただいた。
ことによっては、自分の会社の先輩たちよりも
熱心に様々なことを教えていただけた。
残念だ。
私のオヤジの葬儀にも、家人の母親の葬儀にも
遠方から来ていただいた方でもあり、そしてもちろん
お世話になった方だから通夜に出ることにした。
で、また記帳の問題が発生するのである。
名刺と香典を受け付けで差し出したのだが、
「ではこれにご記入ください」と、記帳カードにいろいろ
書いて埋めろ と告げられる。
「でも、名刺を見ていただけたら・・・」と食い下がったが
「書いていただきます」ときっぱり言い放たれた。
後々の、遺族の負担を減らすという目的もあるのだろうから
あまりこちらの主張を押し通す訳にもいかない。
大人しく書くことにした。
のだが、都合により出席できなかった人から香典を預かっていて
その人の分も記帳カードに書き込めと言う。
預けた人のフルネーム・住所・電話番号・香典の金額。
香典の金額などわかるものか。
中身を確かめて書けというのだろうか。
幸い受付の人は
「それでは、わかることだけ書いてください」と言ったので
名前と社名のみ記入した。
同行した同僚は、10人ばかりの人から香典を預かっていたので
10人ばかりの記帳カードを書かされていた。
遺族の負担減、現金預かりの事故を防ぐという意図は
理解できるのだが、もうちょっとなんとかならないものか。
せめて式場に入ってから式場を出るまで、故人を偲びながら
静かに過ごしたいという思いもそれほど無茶な話ではあるまい。
軸が透明のチャチなことこの上ないボールペンで書かされる
他人の名前は、どうやっても上手く書けないものだ。
やはり葬儀業界は「ご記帳アプリ」を開発するべきだ。
ケータイ・スマホ両方に対応する必要がある。
かざすだけで必要な情報がすべて受け付けのコンピュータに
入力できるようにした方がいい。
「ご記帳さん for android」
「オート芳名録 for foma」
の開発が待たれる。
泣きながらケータイを受付で「ピッ」とやるのも
ちょっとどうかと思うけど。
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
健康な頃の、いい顔の遺影だった。
そうそう、ああいうお顔で
「スーツサイズの合わせ方」を教えてくれた。
ありがとうございました。
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