「山之口貘君に」と添え書きがされている詩です。
「二人がのんだコーヒ茶碗が
小さな卓のうへにのせきれない。」
とはじまって、二人が、テーブルを挟んで長い時間向かい合っている様子が浮びます。
「友も、僕も、しゃべらない
人生について、詩について、
もうさんざん話したあとだ。」
というわけです。
もう、話す必要もなく、お互いにそれぞれの想いに耽って、「かんばしい空虚」の「幸福な時間」をすごしているというのが、とてもいい感じです。
「二人がのんだコーヒ茶碗が
小さな卓のうへにのせきれない。」
とはじまって、二人が、テーブルを挟んで長い時間向かい合っている様子が浮びます。
「友も、僕も、しゃべらない
人生について、詩について、
もうさんざん話したあとだ。」
というわけです。
もう、話す必要もなく、お互いにそれぞれの想いに耽って、「かんばしい空虚」の「幸福な時間」をすごしているというのが、とてもいい感じです。
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