トーネードの無職生活

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中国政府と日本政府の関係

2015-05-21 08:58:09 | 日記
 ここ数年、中国と日本の政府間の関係はギクシャクした状態が続いている。首脳会談がなかなか開かれなかったり、開かれても習近平さんが不愛想な態度に終始したり。最近も核軍縮の会議で広島長崎を各国の首脳は訪問してほしいという文言が中国の要求で削除されるとか。などなど政府間の関係は日本側は良くしたいと思っていても、中国側がかたくなな感じがする。

 ところが経済関係とか民間の関係では、中国から大勢の観光客の方が日本を訪れてくれたりとか、経済関係ではもはや切っても切れない関係で、中国の成長率が鈍化すれば日本の経済にも影響しかねない関係となっている。

 広島長崎の核の問題での中国の主張は、日本が戦争の被害者であるかのようにふるまうのは許さないということのようだ。日本からすると世界の中でも唯一の被爆国で核の被害の惨状をぜひ見てもらい、核軍縮を進めてほしいというしごくまっとうな主張だと思う。ただ、確かに先の大戦で戦場で戦った経験者は、もうかなりの高齢者がごく少し残るのみで戦後生まれがほとんど。中国を侵略したそもそもの原因が日本にあることを理解していない日本人がいるであろうことを、中国が問題視していることも確かだと思う。

 しかも阿部首相が過去の歴史の修正主義者という味方を中国がしているとも思われる。そんなことで、政府間の関係がギクシャクしているようなのだ。しかし、これには中国側の問題もあるのではないかと思う。中国も共産党の支配が続いて、共産党も官僚化、硬直化してきて、さらに権力闘争が激しいのではないかとも思われる。

 そんな中で習近平さんの立場そのものも盤石なものではなく、たえず足を引っ張ろうとする勢力がいるのではないかと思う。そうすると共通の敵として日本を悪者にしておくことは、中国国内の統一感を保つのに必要なのではないかとも思うのである。中国は日本を抜いて世界二位の経済大国になったのであるし、軍事予算も膨大で軍備の改編も進めていて、文字どおり世界の大国の一つになったわけで、大国としての度量というものも示してもらいたいもらいたいとも思うのである。