昨夜の煌めくオリオンは
今日の寒さを知らせてくれたけど
ホントにこの冬一番の寒さ
午前10時過ぎで
マイナス11度を表示していました 
家にいたらストーブの前に
ドカ～ンと横たわるマイロですが
雪の森が大好きです
マイロが育った町は
摩周湖のある町
真冬になるとツルツル路面の道路は
とても危険なので
私はかんじきなるものを履いて
森の中に道をつけ
マイロが歩きやすいように工夫
牧草地を横切って
奥に見える森に入りました
鳥の声しか聞こえない静かな世界
右手下方に釧路へと続く道がありますが
森の中は 方向音痴の私には
一歩間違うと 『遭難』しかねない状態で
まさか自分の家の庭先で遭難しては
余りにも無様なので
要所要所に 赤いすずらんテープや
風に飛ばされて落ちている
ドライフラワー化したサビタの花を飾り
まるで チルチルミチルの世界
夏の間は
深い笹やぶのこの森も
雪に覆われると楽しい散歩ができたのです
だから
春になって雪が溶けてくると
とても寂しい気持ちになったものです
雪が降るたびに踏み固めて道を作る
腿上げ運動になり
寒い日でも汗をかくほど…
ホントに楽しかった
今は 近くの森で散歩
ここは 公園だし
歩くスキーのコースでもあるから
かんじきなどなくても歩けます
楽チンだけどちょっとつまらない
それでも マイロは
育った森を思い出すのか
ここに来ると 俄然 元気になります
この森には
エゾリスやキツネが住んでいるから
野生の血が騒ぐのかもしれません
森に入ると
小枝を咥えて帰った若いころの習慣
思い出すんでしょうね
また あの本物の森で遊ばせてあげたいけど
あの頃より
君も私も 4歳も年取ったのだから
自然の残る公園で十分だね
春まで 一杯 雪道散歩を楽しもうね～
この森にもあったんだね
サビタの花が…
