シャロームチャペルからあなたへ

苫小牧めぐみキリスト教会シャロームチャペルのブログです。

「キリスト・イエスの囚人」

2006-01-31 23:46:43 | 礼拝メッセージ

エペソ人への手紙3章

  こういうわけで、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となった私パウロが言います。あなたがたのためにと私がいただいた、神の恵みによる私の務めについて、すでに聞いたことでしょう。先に簡単に書いたとおり、この奥義は啓示によって私に知らされたのです。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ その奥義とは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだに連なり、ともに約束にあずかる者となるということです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私たちはこのキリストにあり、キリストを信じる信仰によって大胆に確信を持って神に近づくことができるのです。ですから、私があなたがたのために受けている苦難のゆえに落胆することのないようお願いします。私の受けている苦しみは、そのまま、あなたがたの光栄なのです。

パウロはクリスチャンを捕らえるために向かっていたダマスコ途上で復活のイエス様にお会いしました。そして、啓示によって自分自身に対する神様の計画と奥義が知らされました。その後、パウロはユダヤ人じゃない異邦人であってもイエス様の十字架の犠牲を信じて罪赦されたならば神の国を相続できると宣教し始めました。その結果、ユダヤ人たちから命を狙われるほど憎まれ、冤罪によって囚われの身となってしまいました。
 パウロは現実にイエス様を信じたがために囚人となってしまい、イエス様によって異邦人伝道者に任命されたという意味で「キリスト・イエスの囚人」と告白しています。
 パウロはイエス様からの啓示によって次のことを知らされました。

1.イエス様によって異邦人も神様の相続人となれる。
2.異邦人にイエス様の救いを伝える者となる。
3.教会を通して神様の豊かな知恵が示される。

 あなたにもこの奥義が啓示によって示されています。それは、イエス様の救いであり、聖書であり、聖霊様です。
 私たちひとりひとりは神様のご計画に従って歩むことができます。私たちを生みだし、生かし、導いておられる神様の計画、それが最高の道なのです。
 イエス様に祈り求めましょう。教えていただきましょう。示していただきましょう。

 あなたは今「だれの」「なにの」囚人でしょうか。

 


「イエス様によって世界はひとつ」

2006-01-25 08:13:32 | 礼拝メッセージ

エペソ人への手紙2章1~22節

 あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威をもつ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。私たちもみな、かつては不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行い、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。
 しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、-あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです。-
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 また、両者をひとつのからだとして、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られました。

パウロはエペソ教会の問題である異邦人クリスチャンとユダヤ人クリスチャン、地位や立場、貧富や性別の違いによる不一致という問題に対して、イエス様による一致のすばらしさを根本から説明しています。
① イエス様によって救われる前は、みんな「同じ穴の狢(むじな)」
 あなたもわたしもすべての人が罪過と罪との中に死んでいて、サタン・悪霊に支配され、肉欲のままに生きていました。あなたもわたしも誇れないのです。
② 救いは神様の恵みによる
 救いも信仰を持てたことも、すべて神様からの一方的な憐れみによって与えられたことであって、だれも誇れないのです。イエス様の十字架の死と復活がすべてを成し遂げて下さいました。
③ イエス様がすべての障壁を打ち砕いた
 イエス様が十字架の死によってまず私たちと神様との間を和解させて下さいました。つぎに、民族や地位や立場の壁を打ち破って私たちを一致させて下さいました。

 教会と私たち自身が神様の宮なのです。神様の宮とは神様が住まわれ、支配なさっているところです。なんと素晴らしい、栄誉なことでしょうか。
 聖書を見ると私たちは兄弟姉妹を裁いたり、卑下したり、ばかにしたりする立場にありません。聖書に従えば分裂分派もないでしょう。
 あなたと教会はなんと祝福されていることでしょうか。このことを信じる者は幸いです。


「100%の霊的祝福と100%の教会」

2006-01-17 08:12:54 | 礼拝メッセージ
エペソ人への手紙1章1~23節
 私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。神はキリストにおいて、天にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福して下さいました。すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。神は、ただみこころのままに、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられたのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。・・・・・・・・・・いっさいのものの上に立つかしらであるキリストを、教会にお与えになりました。教会はキリストのからだであり、いっさのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです。  

パウロはこの手紙をローマの獄中から60年代初期に書いたと言われています。パウロはエペソで数年過ごしましたが、その後教会は、異邦人クリスチャンとユダヤ人クリスチャンの不一致という問題が生じていたようです。 「イエス様にあってすべてのクリスチャンはひとつである。人種、性別、立場、地位、貧富によって見下したり、卑下したりしてはならない。心の目が開かれて主の栄光、教会の栄光、クリスチャンの栄光をしっかり見なさい。」パウロは訴えます。 1章にはクリスチャンのすばらしさ、教会のすばらしさが記されています。その1.全宇宙の始まる前からあなたは神様によって選ばれていた。    -神様の子ども、聖い者、傷のない者にするため。    -神様をほめたたえさせるため。その2.イエス様を救い主として信じたあなたに聖霊様が与えられた。    -聖霊様は、救いの保証、正しい生活の保証、天国行きの保証です。その3.最高の栄誉を受けられたイエス様が教会におられる。    -教会の主はイエス様。教会はイエス様のすばらしさと力が満ちているところ。  聖書を見るとイエス様が100%の力、全身全霊をもって私たちを愛をもって救い出し、今現在も変わらず祝福しておられることがわかります。 あなたと教会は祝福されています。あなたはこのことを信じますか。

「天国には入れない人々」

2006-01-10 22:13:48 | 案内

ガラテヤ人への手紙5章19~21節、 6章 7~10節

 肉の行いは明白であって、次のようなものです。不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興、そういった類のものです。前にもあらかじめ言ったように、私は今もあなたがたにあらかじめ言っておきます。こんなことをしている者たちが、神の国を相続することはありません。

 思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。
 善を行うのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、時期が来て、刈り取ることになります。ですから、私たちは、機会のあるたびに、すべての人に対して、特に信仰の家族の人たちに善を行いましょう。
 
 パウロは律法主義によって生きること、肉に従って生きることの愚かさ、むなしさ、悲惨さを説明しています。律法によって神様から義と認められようとする者は、イエス様の救いの恵みから落ちてしまったと言っています。そして、大事なことは割礼を受ける受けないではなく、愛によって働く信仰であると説明しています。
 律法を守ることによる義は、人を苦しめ、束縛するのもです。人と比較して「俺の方があいつよりできてる。」と言って優越感を持ち、「あいつよりできが悪い。」と言って落ち込む生き方です。
 しかし、イエス様の恵みによって救いを受け、肉の歩みから御霊の歩みに変えられたのなら、御霊の実を結びながら人を祝福して歩み、天国に入ることができます。
 肉に従って歩み、罪を犯していても「何とかなるさー」と考えるのはあまりにも無謀な考え方です。それほど神様は甘くないようです。どんなことがあってもガッカリせずに、隣人、特に兄弟姉妹にどんどん良いことをしていきましょう。


「病気にかからず、すこやかでいなさい。」

2006-01-10 22:11:46 | 礼拝メッセージ

マルコの福音書5章33、34節

 女は恐れおののき、自分の身に起こった事を知り、イエスの前に出てひれ伏し、、イエスに真実を余すところなく打ち明けた。そこで、イエスは彼女にこう言われた。「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」・・・・・・・・・・・


 マルコはペテロの通訳者となり、自分の記憶したすべて、すなわちキリストの言行を正確に書き下ろしたと言われています。ペテロの性格が現れているのか、マルコの福音書は、実に次から次へめまぐるしく場面が展開していきます。5章には3つのいやし・解放の奇蹟が記されています。
 一つ目は、ゲラサ人の地で悪霊(レギオン)に憑かれ、墓場で生活していた人の解放です。この人は裸で生活し、鎖を引きちぎるほどの怪力で、誰も彼を押さえることができませんでした。そして、自傷行為(リストカット)を繰り返していました。イエス様によって開放された彼はその地方でイエス様のすばらしさを宣べ伝えました。
 二つ目は12年間婦人病で苦しんでいた女性のいやしです。彼女は「イエス様の着物にさわれば必ずいやされる」と信じて告白していました。イエス様は「あなたの信仰があなたを直した。」とおっしゃいました。
 三つ目は会堂管理者ヤイロの娘の生き返りです。「娘さんはもう死にました。」という絶望的な報告に対し、イエス様は、「恐れないで、ただ信じていなさい。」と言われました。そして、不信仰な人々を締め出して信じる者だけでよみがえりの祈りをして生き返らせました。
 イエス様は聖書をとおして「私を信じて欲しい。」「私を信頼して欲しい。」と言っておられます。この新しい年も心からイエスさまのおっしゃることを信じ、聖書の約束を信じて歩みましょう。          

《参考》
「マルコの福音書は、イエスの超人間的能力を特に強調し、奇跡によって神性を実証する。山上の説教とイエスの長い説教の大部分を省略している。イエスの語った事よりもなさった事を叙述する。異邦人の読者を特に心に置いているように思われる。
                            『聖書ハンドブック』」