□新改訳「神の国はことばにはなく、力にあるのです。」
□リビングバイブル
「神の国は、ことばだけのものではありません。神の力によって生きることなのです。」
□詳約聖書
「神の国は言葉によってではなく、力〈道徳的力と精神的卓越性〉によって成り立ってお り〈その上に基礎づけられている〉からです。」
コリント教会の兄弟姉妹は自分たちのことを
・キリストにあって賢い者
・強い者、栄誉を持っている者
・王様
と考え、霊の賜物と恵みとに満たされ、あらゆる面で豊かになっていると慢心してしまっていたのです。その結果、教会内に「パウロ派」「アポロ派」「ケパ派」「キリスト派」という派閥を作って働き人を裁いていたのです。
パウロはコリント教会の兄弟姉妹に福音を宣べ伝えて救いを得させた父として、さとしの手紙を書きました。彼らに自らをキリストの忠実なしもべ、神の奥義の管理者であると紹介し、自らの生き方にならうようにすすめています。
パウロは自分のことを
・この世の見せ物
・愚か者、弱い者、卑しい者
・飢え、渇き、虐待に苦しむ者
・自費によって伝道する者
・はずかしめられても祝福する者
・迫害されても耐え忍ぶ者
・ののしられても慰めのことばを与える者
・人間のくず
と言っています。
霊の賜物や恵みに満たされていると思っても、罪から離れず慢心してしまうとイエス様に従う苦しみの道より自分自身が満足する楽な道を選んでしまうものです。「神の国=イエス様の支配」とは口先だけのことではなく神様の力によって正しい生活をすることなのです。行いのない信仰は死んだものです。