情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

銃規制もできないような国が核廃絶のリーダーになるなんて出来っこない-橋本勝の政治漫画再生計画167回

2009-05-14 00:15:52 | メディア(知るための手段のあり方)
【橋本勝さんのコメント】
オバマ米大統領が核廃絶を言明したことが
たいへん歓迎すべきニュースとして世界中の人から受けとめられている
とくに唯一の被爆国である日本にとっては
オバマが原爆を落とした米国の道義的責任について言及したことへの評価が高い
だがへそ曲がりの風刺漫画家としての私はこれを素直に喜べない
大量殺戮の究極の兵器が核兵器、だが日常の生活の中にある殺戮兵器といえば銃
その銃が2億丁もある銃社会の国がアメリカ、銃により要人が暗殺され
無残な大量殺人事件が起こり、子供が誤って銃を発射する悲劇も多発している
銃による悲惨な事件が起こるたびに、銃規制の法を作る動きがでるが
そのたびに頓挫し、実現にはいたっていない
全米ライフル協会、兵器産業界からの圧力といったこともあるが
それ以上にアメリカの精神風土に、根ざしていることに問題の深刻さがある
西部劇でおなじみ「自分の身は自分で守る」自立の精神の証が銃なのである
それがアメリカの個人の自由の原点であり、建国の精神である
その個人にとっての銃を、国家のレベルに拡大したのが核兵器である
冷戦が終わったから、核はなくせるというのは幻想にすぎない
銃には銃で対抗し、自分の身を守ろうとするように
核には核で対するという核抑止力という、国家としての自衛権
オバマは単純な理想主義者ではないし、アメリカの利益を優先する
したたかな現実主義者である、対国家なら通用する核抑止力も
「テロ集団」のような非対称の敵に対しては効き目がない
「彼らが」核を手にするそれはアメリカにとっての悪夢の現実化
ならば世界から核を廃絶するしかない!ということからの核廃絶である
でもそれまではアメリカは、核を減らすことはあっても核を持ち続ける
そう、個人としてのアメリカ人が、銃を持つ権利を手放さないように。


【ヤメ蚊】
 核兵器は廃絶できる、必ず。





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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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