情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

雑食系

2005-04-23 05:06:01 | 愉快な仲間たち(赤裸々な実態?)
事務所には「あの弁護士がうまいっていう食べ物屋さんには、行かない方がいい」っていう人が2人ほどいる。この2人、いずれも自分はグルメだと自称するところが、傍迷惑なところだ。依頼者は知らないから、うまいって言われると信用してしまうもんね。

うち1人は、雑食系でばりばり何でも食べる。およそ、人の口に入れるために用意されたものであれば、全てをうまいと感じるようだ。

外国人のクライアントが郷土の食べ物を手みやげとして持ってくることがあるが、たまには、日本人が食べ慣れていない味のするものもある。そういうときは、しばらく、お菓子置き場に鎮座することになる。
ところが、彼が事務所に戻ってくると…。彼は1人でそのお土産をばりばりほおばり幸せそうにキーボードに向かっている。

4月22日

2005-04-23 04:51:47 | 日記(事件など中心に)
朝から横浜地裁で刑事公判。関内駅から裁判所に行く途中、横浜スタジアムがある横浜公園を横目にしながら歩く。今日は、風が強く、新緑によって古い葉が押し出されたせいなのか、足下に枯れた葉が舞っていた。何となく、秋っぽい感じ。

公判自体は、単純な不法残留。しかし、不法残留で裁判までした後で、退去強制するのは、本当に税金の無駄遣いのように思う。原則、退去強制のみでよいのではないかといつも考えてしまう。

公判では、裁判官、検察官、書記官、廷吏、法廷通訳、(国選弁護士。私選を依頼することはあまりない)の費用がかかる。公判に向けた取調でのために警察官が割く時間もけして少なくはない。

今日の事件なんか、検察官が取り調べてすらいない。警察での取調結果を検察官がチェックしただけで起訴しているのだ。検察官も忙しいから仕方がないとはいえ、そのような安易な処理で十分ならば、もはや、司法手続から除外してもいいのではないだろうか。

やはり…人権擁護法案今国会提案に向けさらに一歩

2005-04-23 04:39:01 | 人権擁護法案(原則必要派)
人権擁護法案が今国会で提出される可能性がさらに高くなってきた。

読売新聞によれば、
【自民党の与謝野政調会長は22日、法務部会・人権問題等調査会合同会議で、平沢勝栄法務部会長と古賀誠人権問題等調査会長が人権擁護法案について異なる見解を示した問題で、古賀氏への一任を認める裁定を下した。
 裁定により、法案は政調審議会に審議の場を移す運びだ。ただ、反対議員らは26日に法務部会で法案の審議を続行する構えを見せており、国会提出までにはなお曲折がありそうだ】

ということらしい。
記事はさらに、

【古賀氏は22日午前、党本部で与謝野氏と会い、21日の合同会議で法案の扱いについて「一任を取り付けた」と報告した。与謝野氏は平沢氏を呼び、「古賀氏が座長として、一任を取り付けたことにしてほしい」と伝えた。
 一方、政府案に反対する自民党議連「真の人権擁護を考える懇談会」(会長=平沼赳夫・前経済産業相)は22日の役員総会で、「議論を打ち切り、一任を宣言するかのような行為があったことは誠に遺憾」とする決議文を採択。平沼氏らが与謝野氏に、議論の継続を直訴した。
 与謝野氏は、法案の扱いは古賀氏に一任されたとの見解は撤回しなかったものの、「私が十分に納得しない限り法案を政務調査会、総務会に上げない。再度平沢氏とよく相談する」と述べた。 】
と続けている。


自民党の一部議員が国籍条項を入れるべきだなどと騒いだのは、結局、独立性などの点で問題の多い
人権擁護法案を修正しないで通すための、マッチポンプだったのかもしれない…。

このままでは、弊害の大きい法律になってしまう…。


http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20050422/20050422i212-yol.html?C=S