女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

ドラムサークル初体験

2012-09-08 | 音楽

天王洲銀河劇場で体験した"drumstruck" あれは何年前だったろう。

劇場に入ったとたん目に飛び込んで来たのは、

シート一つ一つ、全席に置いてある太鼓(ジェンベ)。

それだけでもうハイテンション。そして、ステージ上も客席も

一体となり繰り広げられるパフォーマンスに、血が騒いだ。

太鼓の音というのは、血が覚えている何かに訴えかけて来る。

懐かしい、というような生易しいものではない。強烈に感じるのだ。

 

それから数年、何となく気になっていた

「ドラムサークル」というものに、今日初めて触れた。

“drumstruck” は、一体となるといっても、やはりステージの上と下。

こちらはその名の通り、サークル。輪になって太鼓を叩く。

ここで奇妙な現象が起こる。自分が一体誰なのか。ここは何処なのか。

太鼓の音の渦の中で、心身がバラバラになりそうになる。それが

次第に行きつく場所に辿り着く頃、不思議な快感に包まれる。

ミュージシャン頭(耳)でやってると、非常に肩が凝る。

けれど、手探りで「解放」のボタンを見つけることに成功すると、

あとはもう心は自由だ。何にでもなれるし、何処へでも行ける。

 

ここでは何でもアリだ。音楽の変なルールは無いし、

間違いなど無いのだから、恥ずかしがる必要も無い。

けれど、自分が自分を縛っちゃうんだな。

本来頭カタイ&恥ずかしがり屋(ほんとよ)の私には、

良い準備体操(生きて行くための)だと思った。

 

歌を歌うということは「解放」する(素っ裸になる)ことだと思う。

ドラムサークルで感じたことはまさにそれだった。

私が歌を歌って来た道のりは、即ち

私が私をぶっ壊しながらもがいて来た道のりだ。

ここには、ぶっ壊したい人が一杯居るんじゃないかなと思った。

 

最後はオープンマイク。私もステージへ。

皆さんの太鼓の音聴いてたら、歌いたくなった。

G.ベコーの "Et maintenant"「そして今は」

伴奏者は居ない。アカペラだ。

そこにあのボレロのリズムがうねりながら絡む。

ああ。シャンソンなんて自由なんだよなぁ。Merci!

 

素敵な出逢いをありがとう。

前半のセッションで、大小さまざま、蛙の形の木魚。

ポクポクポク。ケロケロケロ。キャラキャラキャラ。

田んぼの真ん中で、私は蛙の子供。歌いながら眠ってしまいそうだった。

また逢いましょう。ありがとう。

また逢う日まで。ケロケロケロ。。。

 

 

 

 


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