tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

それでもコンビニは「ツルツル床」を続けるのか?

2012-11-06 11:43:58 | 物申す
自慢じゃないが、今年、コンビニの床で2回滑って転んだ。

いずれも雨の日、革靴でだ。
「バランスを崩す」などという軽いものじゃなく、
ドッテーンと尻餅ついてひっくり返るような“本格的な”転倒だ。

しょっちゅう山登りに出かけていて、
どんなに足場の悪い山道でも転ぶことなどほとんどないから、
自分の運動神経が異常に鈍いとも思えない。

コンビニは、ツルツル、ピカピカの材質の床を使い、
それを磨きあげることに執念を燃やすという。
本部の職員がフランチャイズの店舗を視察して、
「床の磨きが足りない」と叱責しているのをテレビで見たこともある。

照明を反射させ、店内を明るく見せ、客を呼び込むための工夫なのだという。

だが、「ピカピカ輝かせる」ための努力は、
「ツルツル滑りやすくさせる」ための努力と同じだ。
しかもコンビニというのは、どのチェーンもみな等しく、
入口に軒先の屋根をつけるということがない。
入口ドアは雨が降りしきる外部に直接面している。
だから、外の水は容易に店内に持ち込まれる。
ますます滑りやすい条件が整う。
雨が降ればすぐに、「滑ってコケるコント」のためのステージにほかならなくなる。

もちろん、転倒の責任が自分に全くないとは思わない。
だが近年、コンビニ利用者に高齢者が増えているという。
足元の覚束ない客だって増えるだろう。
それでもコンビニは、滑りやすく歩きにくい「ツルツル床」を続けるのだろうか?

訴訟社会のアメリカならとっくの昔に法廷闘争に持ち込まれていると思うし、
いずれ日本でも本気で問題になるだろう。

「床ツルツル=明るくなる=客増える」というセオリーを後生大事にするのもいいが、
賢明なコンビニなら、何が客商売の本質なのか、
そろそろ気づいてもいいのではないか。

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