脚本 竹山洋、監督 三ツ村鐵治
1985年10月2日放送
【あらすじ】
吉野の作文が『警察月報』に掲載された。そこには、東京駅で張り込み中に出会った同郷の男への想いが綴られていた。男は自慢の息子に会うために上京してきたが、乗り換えが分からず困っていた。酔った勢いで「中目黒まで連れて行け!」と叫ぶ男に、乗り換え方法を教えて立ち去った吉野。『傷』という作文のタイトルには、捜査のために、男を送ってやれなかったことを悔いる気持ちが込められていた。
そんななか、警官が刺され、拳銃を奪い去られるという事件が勃発。捜査に乗り出した矢先、吉野に郷里の母親から電話が入る。上京中の父親が、若い女に大金を渡そうとしていると知らされ、驚く吉野。その間にも、犯人は奪った拳銃で強盗を働いた。被害にあったパチンコ屋へ駆けつけた吉野は、野次馬の中に父親と若い女の姿を発見する。
女を父親の愛人だと思い込み、父親を尾行する吉野。だが、父親は女を「お前が東京駅で会った人の娘さんだ」と紹介。奇妙な縁に驚く吉野だったが、女から「父はあの日、死にました」と聞かされ愕然とする。吉野と分かれた後、男は渋谷駅で口論になり、殴られて頭を強打したという。「道を尋ねたつもりが、酔っていたので絡んだように思われたんでしょうね・・・」狭い町のことだけに、父親は男の死を知っており、吉野から送られてきた『警察月報』を読んで驚き、香典を持って訪れたのだという。「・・・なぜ、言ってくれなかったんだよ」「お前を責める言葉しか出てこんような気がしてな」
女は、弟(=男が自慢していた息子)が拳銃を奪い、強盗を働いた犯人ではないかと心配していた。「息子さんが犯人だとしたら、お前にも責任がある。自首させることはできんのか?」内心では激しく自分を責めながらも、と父親の言葉を拒否する吉野。だが、パチンコ屋に弟の写真を見せ犯人だと確認した吉野は、特命課に報告せず、再び女のもとへ。弟からの電話で出かける女に、自分も連れて行くよう迫る吉野。「逮捕したくないんです!」その言葉を信じた女は、吉野とともに弟の隠れる埠頭へ。後には、吉野から拳銃と手錠を託された父親だけが残された。
一方、特命課では吉野が弟の犯行だとつかんだことをつかむ。そこに父親が訪れ、神代は吉野の身が危ないと予測。緊迫した面持ちで出動する刑事たち。
その頃、埠頭では、神代が案じた通り、弟の拳銃が火を吹いていた。肩を撃ち抜かれ、流血しながらも弟を追う吉野。「拳銃を捨てろ!一緒に警察に行くんだ!」吉野の叫ぶも虚しく、スナックに立て篭もる弟。後を追った吉野の脚を、再び銃弾が貫く。
駆けつけた警官隊に包囲させるなか、自棄になって自殺を図る弟に吉野が語りかける。「お前のお父さんは、お前を褒めてた。中学しか行かせてやれなかったのに、でっかい工場の班長になったと、嬉しそうに言ってたぞ。お父さんは、そんな君を励ましに東京まで来たんだぞ」どれだけ真面目に働いていても、中卒というだけで蔑ろにされる日々を、恨みを込めて語る弟。「カッとしても、畜生と思っても、辛抱するしかないんだよ。頑張ってくれよ、なぁ!」
ようやく特命課が現場に到着するなか、吉野の必死の励ましが弟の胸に届いた。泣き崩れる弟を立たせて、朝焼けを見せる吉野。「きれいな朝だ・・・」そのとき、手柄を立てようとでもしたのか、逃げそびれていたスナックのバーテンが背後から弟に襲い掛かる。「やめろ!」はずみで引き金が引かれ、その銃弾が吉野の胸を貫く。スナックから倒れ出る吉野。警官隊を押しのけ、駆け寄る刑事たち。吉野の胸に耳を当てていた神代の表情が固まる。「吉野・・・」泣き崩れる父親。涙にくれる女。そして、刑事たちの頬を涙が伝う。「吉野、吉野!起きろ!起きてくれ!」神代の叫びが、埠頭に虚しく響いた。
【感想など】
第1話から一度の離脱もなく活躍し続けた唯一の男、好感・吉野がついに特命課を去る時が来た。それも、津上に続いく殉職という形で。刑事の交代劇自体が少ないとはいえ、10年にわたる歴史のなかで、(セミレギュラーを除いては)2人しか殉職していないという事実に、やはり『特捜最前線』という番組ならではの独自性を感じずにはいられません。
それはともかく、劇中でも、そして視聴者からも、誰からも愛される存在であった吉野という男の死を前にしては、語るべき言葉もありません。女に惚れっぽい吉野。他人にだまされ易い吉野。自分に対してはことのほか厳しく、他人にも厳しくありながら、限りなく優しい吉野。その優しさを素直に表せない吉野。つねに真っ向から正論を唱え、ときに周囲の刑事たちと衝突する吉野。父への愛憎、血のつながらない母親への感謝の思いを胸に、家族の繋がりを大切にする吉野、人を愛し、人に愛され、人を愛するという気持ちを何よりも大切にしてきた吉野・・・「あの吉野が死んでしまったとは、どうしても思えないんです・・・」ラストで神代課長が涙ながらに漏らした言葉は、まさに私たちの想いそのものであり、今はただ、安らかに眠って欲しいという他はありません。
せめてもの慰めは、これまで意地を張り合い、和解する術も無いかに見えた吉野と父親が、ドラマ中盤になって、ようやく素直に気持ちをぶつけ合うことができたこと。
犯人を自首させるべく、あえて特命課に口をつぐむ吉野に対し、父親はこう言いました。「考えたんだが、やっぱり課長さんに話したほうが・・・」「いや、自首させたいんだ」「そのことで、お前、警察をクビになりゃせんか・・・」息子の将来を案じる父親に、吉野は警察学校時代に、嫌気がさして実家の母親に電話したときの思い出を語ります。電話を奪い取って「バカ」と切った父親だが、不意に上京して吉野に面会すると、二人、喫茶店で1時間も黙ったままだった。「何と言っていいか、わからなかった」「それでも嬉しかったんだ。幸せだった」「そうか・・・」「おれは、彼を父親に会わせてやれなかった。それを、さも気にしたような文章を書いて、恥ずかしい。女々しい感傷だ・・・」
自ら「幸せだった」と振り返る、貴重な父親との思い出。あの日の自分の過ち(父親の言うように、それがすべての原因ではないにせよ)がなければ、男が犯人と会ってさえいれば、犯人が苦しい現実に耐え抜いていたかもしれないという『傷』。そうした想いが吉野を死に追いやったのだとすれば、その運命の皮肉さを、どう嘆いたらよいのでしょうか・・・
冷静に振り返ってみれば、バーテンの行動が意味不明だったりと、ケチの付け所はありますが、「吉野の死」というテーマのもと、吉野の生き様、そして吉野への刑事たちの想いを描くという面では、誠直也氏の希望(殉職編の脚本に竹山氏を希望したのは誠氏本人だったと聞きます)に十二分に応えた脚本であり、演出だったと思います。とくに、ラストシーンは埠頭のシーン以上に涙腺を刺激し、見るたびに心を揺さぶります。
・・・吉野の遺骨とともに、特命課に別れを告げに来た父親。「そんな顔をせんでください。よくやったと、笑って送ってやってください」父親の言葉に、涙眼で応じる神代「私にとっても、一番、手のかかる息子でした。お骨を拾っているとき、ちょっと気が遠くなりかけました。余りに、軽いんで・・・」父親が去った後、悲痛な面持ちで立ち尽くす刑事たち。橘は無言のまま、吉野が飾っていた鉢植えの花を叩き捨てる。「やめてください!」高杉が悲鳴を上げる。「あんな無骨な顔して、何かといえば女に惚れて、花を贈って…あいつは死んじまったのに、花だけはきれいに咲いてやがる。そんなもの、毎日見ていられるか」
刑事たちにとってと同様、演じる俳優陣にとっても、この日が苦楽を共にした“戦友”との別れであり、そんな彼らの本気の哀しみが、画面上からも伝わってくるような気がします。さようなら、吉野竜次。これからの特捜を見続けながら、私たちはつねに、あなたとおやっさんの不在を、心に刺さったトゲのように感じ続けることでしょう。
1985年10月2日放送
【あらすじ】
吉野の作文が『警察月報』に掲載された。そこには、東京駅で張り込み中に出会った同郷の男への想いが綴られていた。男は自慢の息子に会うために上京してきたが、乗り換えが分からず困っていた。酔った勢いで「中目黒まで連れて行け!」と叫ぶ男に、乗り換え方法を教えて立ち去った吉野。『傷』という作文のタイトルには、捜査のために、男を送ってやれなかったことを悔いる気持ちが込められていた。
そんななか、警官が刺され、拳銃を奪い去られるという事件が勃発。捜査に乗り出した矢先、吉野に郷里の母親から電話が入る。上京中の父親が、若い女に大金を渡そうとしていると知らされ、驚く吉野。その間にも、犯人は奪った拳銃で強盗を働いた。被害にあったパチンコ屋へ駆けつけた吉野は、野次馬の中に父親と若い女の姿を発見する。
女を父親の愛人だと思い込み、父親を尾行する吉野。だが、父親は女を「お前が東京駅で会った人の娘さんだ」と紹介。奇妙な縁に驚く吉野だったが、女から「父はあの日、死にました」と聞かされ愕然とする。吉野と分かれた後、男は渋谷駅で口論になり、殴られて頭を強打したという。「道を尋ねたつもりが、酔っていたので絡んだように思われたんでしょうね・・・」狭い町のことだけに、父親は男の死を知っており、吉野から送られてきた『警察月報』を読んで驚き、香典を持って訪れたのだという。「・・・なぜ、言ってくれなかったんだよ」「お前を責める言葉しか出てこんような気がしてな」
女は、弟(=男が自慢していた息子)が拳銃を奪い、強盗を働いた犯人ではないかと心配していた。「息子さんが犯人だとしたら、お前にも責任がある。自首させることはできんのか?」内心では激しく自分を責めながらも、と父親の言葉を拒否する吉野。だが、パチンコ屋に弟の写真を見せ犯人だと確認した吉野は、特命課に報告せず、再び女のもとへ。弟からの電話で出かける女に、自分も連れて行くよう迫る吉野。「逮捕したくないんです!」その言葉を信じた女は、吉野とともに弟の隠れる埠頭へ。後には、吉野から拳銃と手錠を託された父親だけが残された。
一方、特命課では吉野が弟の犯行だとつかんだことをつかむ。そこに父親が訪れ、神代は吉野の身が危ないと予測。緊迫した面持ちで出動する刑事たち。
その頃、埠頭では、神代が案じた通り、弟の拳銃が火を吹いていた。肩を撃ち抜かれ、流血しながらも弟を追う吉野。「拳銃を捨てろ!一緒に警察に行くんだ!」吉野の叫ぶも虚しく、スナックに立て篭もる弟。後を追った吉野の脚を、再び銃弾が貫く。
駆けつけた警官隊に包囲させるなか、自棄になって自殺を図る弟に吉野が語りかける。「お前のお父さんは、お前を褒めてた。中学しか行かせてやれなかったのに、でっかい工場の班長になったと、嬉しそうに言ってたぞ。お父さんは、そんな君を励ましに東京まで来たんだぞ」どれだけ真面目に働いていても、中卒というだけで蔑ろにされる日々を、恨みを込めて語る弟。「カッとしても、畜生と思っても、辛抱するしかないんだよ。頑張ってくれよ、なぁ!」
ようやく特命課が現場に到着するなか、吉野の必死の励ましが弟の胸に届いた。泣き崩れる弟を立たせて、朝焼けを見せる吉野。「きれいな朝だ・・・」そのとき、手柄を立てようとでもしたのか、逃げそびれていたスナックのバーテンが背後から弟に襲い掛かる。「やめろ!」はずみで引き金が引かれ、その銃弾が吉野の胸を貫く。スナックから倒れ出る吉野。警官隊を押しのけ、駆け寄る刑事たち。吉野の胸に耳を当てていた神代の表情が固まる。「吉野・・・」泣き崩れる父親。涙にくれる女。そして、刑事たちの頬を涙が伝う。「吉野、吉野!起きろ!起きてくれ!」神代の叫びが、埠頭に虚しく響いた。
【感想など】
第1話から一度の離脱もなく活躍し続けた唯一の男、好感・吉野がついに特命課を去る時が来た。それも、津上に続いく殉職という形で。刑事の交代劇自体が少ないとはいえ、10年にわたる歴史のなかで、(セミレギュラーを除いては)2人しか殉職していないという事実に、やはり『特捜最前線』という番組ならではの独自性を感じずにはいられません。
それはともかく、劇中でも、そして視聴者からも、誰からも愛される存在であった吉野という男の死を前にしては、語るべき言葉もありません。女に惚れっぽい吉野。他人にだまされ易い吉野。自分に対してはことのほか厳しく、他人にも厳しくありながら、限りなく優しい吉野。その優しさを素直に表せない吉野。つねに真っ向から正論を唱え、ときに周囲の刑事たちと衝突する吉野。父への愛憎、血のつながらない母親への感謝の思いを胸に、家族の繋がりを大切にする吉野、人を愛し、人に愛され、人を愛するという気持ちを何よりも大切にしてきた吉野・・・「あの吉野が死んでしまったとは、どうしても思えないんです・・・」ラストで神代課長が涙ながらに漏らした言葉は、まさに私たちの想いそのものであり、今はただ、安らかに眠って欲しいという他はありません。
せめてもの慰めは、これまで意地を張り合い、和解する術も無いかに見えた吉野と父親が、ドラマ中盤になって、ようやく素直に気持ちをぶつけ合うことができたこと。
犯人を自首させるべく、あえて特命課に口をつぐむ吉野に対し、父親はこう言いました。「考えたんだが、やっぱり課長さんに話したほうが・・・」「いや、自首させたいんだ」「そのことで、お前、警察をクビになりゃせんか・・・」息子の将来を案じる父親に、吉野は警察学校時代に、嫌気がさして実家の母親に電話したときの思い出を語ります。電話を奪い取って「バカ」と切った父親だが、不意に上京して吉野に面会すると、二人、喫茶店で1時間も黙ったままだった。「何と言っていいか、わからなかった」「それでも嬉しかったんだ。幸せだった」「そうか・・・」「おれは、彼を父親に会わせてやれなかった。それを、さも気にしたような文章を書いて、恥ずかしい。女々しい感傷だ・・・」
自ら「幸せだった」と振り返る、貴重な父親との思い出。あの日の自分の過ち(父親の言うように、それがすべての原因ではないにせよ)がなければ、男が犯人と会ってさえいれば、犯人が苦しい現実に耐え抜いていたかもしれないという『傷』。そうした想いが吉野を死に追いやったのだとすれば、その運命の皮肉さを、どう嘆いたらよいのでしょうか・・・
冷静に振り返ってみれば、バーテンの行動が意味不明だったりと、ケチの付け所はありますが、「吉野の死」というテーマのもと、吉野の生き様、そして吉野への刑事たちの想いを描くという面では、誠直也氏の希望(殉職編の脚本に竹山氏を希望したのは誠氏本人だったと聞きます)に十二分に応えた脚本であり、演出だったと思います。とくに、ラストシーンは埠頭のシーン以上に涙腺を刺激し、見るたびに心を揺さぶります。
・・・吉野の遺骨とともに、特命課に別れを告げに来た父親。「そんな顔をせんでください。よくやったと、笑って送ってやってください」父親の言葉に、涙眼で応じる神代「私にとっても、一番、手のかかる息子でした。お骨を拾っているとき、ちょっと気が遠くなりかけました。余りに、軽いんで・・・」父親が去った後、悲痛な面持ちで立ち尽くす刑事たち。橘は無言のまま、吉野が飾っていた鉢植えの花を叩き捨てる。「やめてください!」高杉が悲鳴を上げる。「あんな無骨な顔して、何かといえば女に惚れて、花を贈って…あいつは死んじまったのに、花だけはきれいに咲いてやがる。そんなもの、毎日見ていられるか」
刑事たちにとってと同様、演じる俳優陣にとっても、この日が苦楽を共にした“戦友”との別れであり、そんな彼らの本気の哀しみが、画面上からも伝わってくるような気がします。さようなら、吉野竜次。これからの特捜を見続けながら、私たちはつねに、あなたとおやっさんの不在を、心に刺さったトゲのように感じ続けることでしょう。
いつぞやは間違えてしまいましたReeです。お久しぶりです。とうとうこの日が来てしまったんですね。前回からのお父さんの上京を絡ませての話は本当に切なくていつもならスカッと出勤してくる吉野がその父に抱かれて遺骨で特命に戻ってきた時のショック、そして課長や橘の言葉や仲間の涙が演技を超えて真に迫ってもらい泣きしてしまうような感覚でした。随分前にDVDの宣伝でちらっと映ってしまった殉職のシーンは課長と最後に言葉も交わせないほど即死状態だったんですね。
袋小路さんの圧巻の感想とあらすじ好感・吉野←このフレーズ最後の1本になってしまったと思うと又こみ上げてきてしまいました。
愛すべき吉野竜次は魅力的で本当にかっこよかったです。ありがとう、お疲れ様でした
今回はいっそ見るのを止そうかとも考えましたが、やはり見てしまいました。
吉野刑事の場合、結局、暴発による即死、ということになるのでしょうね。
自分が死ぬと判ってから何かセリフを残す、という陳腐化したパターンを避けていたので、まあ納得しました。
(津上刑事を私はまだ見たことがありません。)
「頑張ってくれよ」のセリフには涙が出ました。
吉野ってなんていいヤツなんだっっっ
今回、殉職が無ければもっといい話だったのに。
誠直也氏は吉野刑事のキャラクターに不満だったそうですが、特命課の一員としてすばらしいキャラだと私は思います。
だって、皆好きでしょ、あのキャラ。
惚れっぽくて、フラれまくりで、直情的で、なんでもかんでもすぐに感動する彼はいい味だったのに。
それでも後半は色々と家庭の話があってキャラに深みも出たのに・・ちょっと残念ですね、殉職と言う退場は。
いつも素晴らしいレポートをありがとうございます。
吉野刑事は、たとえばタイガーマスク・伊達直人のように「子供の身代りになって死ぬ」ヒーロー的な最後が似合うと思っていました。
最後の幹子ちゃんの涙は演技ではないと確信しています。
おやっさん、吉野の二人の抜けた穴はあまりに大きく、パワーダウンは否めませんね。
ちょっと前、「業絵のできる法律・・・」に誠直也さんが出演されていましたが、紳介さんに
「あんた別にホンマは別に正義の味方ちゃうやんなぁ?」
と云われて
「そうですよ」
とお答でしたが、ちょっとがっかり。
誠さんと藤岡さんは永遠のヒーローであってほしいですね。
長々と失礼しました。
匿名神代さん。
お久しぶりです。すみません、SPは「面白くない」とは言わないものの、否定的なレビューになってしまいました。何か反論みたいになってしまって恐縮です。ご容赦ください。
Reeさん。
いつも気持ちのこもったコメントありがとうございます。前回のことなど気にせず、気軽にコメントください。
ラストで課長らと言葉を交わせなかったのは私も心残りですが、鬼親爺さんのコメントのように「それがよい」という見方もありかと思います。むしろ気になるのは、吉野本人の証言が得られないことで、吉野の死が「事故」であり、弟による「殺人」ではないことが、果たして裁判で認められたのか?ということ。あのKYなバーテンが正直に話してくれることを祈ります。
鬼親爺さん。
「殉職」というスタイルが大安売りされて食傷気味になるのも判りますが、刑事ドラマにおける降板時の「様式美」となっているのは(刑事ドラマをモチーフとしたロボットアニメ「勇者警察ジェイデッカー」においても踏襲されているように)否定できないのでは?Gメン後記の刑事たちが、特に説明も無く退場したことに比べれば、はるかに恵まれているのではないでしょうか。むしろ「殉職」というお決まりのパターンをどう描き分けるかによって、その刑事番組の特徴を再確認できるかと思います。
その意味では、津上殉職編は、特捜らしさと特捜らしくなさが入り混じっており、鬼親爺さんがどう感じられるか気になるところです。機会があれば、是非ご視聴ください。
特オタさん。
誠氏が不満を抱いていたというのは、視聴者からすれば、あまり嬉しくない事実ですよね。ただ、演じる側からすれば、独自の直情径行なキャラクターゆえに、他の刑事の「引き立て役」的な位置づけを強いられる機会が多かったことに、「何でいつも俺ばかり・・・」と忸怩たる思いをいただいていたのかもしれません。まぁ、そうした自分の立ち位置への不満も、ある意味では吉野らしいのかもしれませんが。
Unknownさん。
こちらこそ、はじめまして。次回は是非、お名前も入力ください。
ジロウさん。
誠氏が「行列・・・」に出演したとは知りませんでした。知っていればきっと見たと思いますが、かえって見なくて良かったかもしれません。その番組に限らず、司会が出演者を「貶める」ことで安易に笑いを得ようとするバラエティにはほとほと愛想がつきていますので。
自身のイメージに対する無頓着さも誠氏ならではだと思いますが、視聴者からすれば残念ですよね。
怒りがこみ上げたのをしっかりと覚えています。
犯人役は豊原功補だったんですね。
実は私、豊原功補に似てるってよく言われるんです(笑)。
自分とよく似た犯人の拳銃で、自分と同じ名前の大好きな刑事が殺されるのは複雑な気分です(笑)。
おやっさんと吉野が退場して特捜の黄金時代は終わりを告げました。
全てはニュースステーションのせいです(笑)。
あの番組さえなかったら特捜ももっと続いてたのかもしれません。
とりあえず吉野おつかれ!
とうとうこの話までたどり着かれてしまいましたか。
リュウジというお名前は吉野から採られたものか思っていましたが、本名だったとは。格好いい名前で羨ましい限りです。
豊原功輔は最近(でもないのでしょうか?)名前が売れてきた俳優さんのようですが、この頃はデビューしたてでしょうか。もっとメジャーになれば、お宝映像的にこのシーンが取り上げられることがあるかもしれません。もっとも、それもまた複雑な思いでしょうが。
勝手な憶測ですが、もっと知的なキャラクターを
望んでいたのではないか?と思います。
「ファイヤーマン」では科学者ですし
「ゴレンジャー」は沈着冷静なリーダー
エリート集団の中で「お笑い担当」的な役割が
イヤだったのかもしれません。
この話はどうにも不満です。残念ながら・・・
ちなみに私は1982年の誠氏のカレンダーを
持っていました。
藤岡氏もそうですが、この時代の俳優は
今の「イケメン」には無い、男の色気が
ありますね。