特捜最前線日記

特捜最前線について語ります。
ネタバレを含んでいますので、ご注意ください。

第3回オフ会お疲れ様でした!!

2010年10月31日 00時03分54秒 | Weblog
本日は生憎の悪天候のなか、オフ会にお集まりいただきありがとうございました!

いつも詳細なロケ地紹介で楽しませていただけるコロンボさん、
家庭的な雰囲気で周囲を和ませてくれるアッキーパパさん、
最遠方からの参加にも関わらず皆勤賞のNATSUさん、
はるばる大阪から初参加いただいた桜井さん、
女性とは思わなかったのでお会いしてびっくりのラクロワさん、
地元ならではの秘蔵情報をご披露いただいたオーズさん、
楽しい時間をありがとうございました。

すでにおなじみの方も、今回が初参加の方も、これを機に交流を深めていければ何よりの喜びです。

また、残念ながら間に合わなかったご様子のハリーさんをはじめ、興味はあっても参加できなかったという皆様には、次回のご参加を心待ちにしております。

まだ出張疲れが残っておりますので、取り急ぎご挨拶まで。
オフ会の様子は改めてレポートさせていただきます。

第3回オフ会の開催要項

2010年10月23日 23時18分56秒 | Weblog
第3回オフ会の開催が、いよいよ1週間後に迫ってきました。
直前になっての告知となってしまい、誠に恐縮ですが、ようやく集合場所を含めた詳細を発表できます。

開催日時:10月30日(土曜)PM2時集合
集合場所:高田馬場駅(JR線、地下鉄東西線、西武新宿線)前BIGBOX
     2F エクセルシオールカフェ
お店の電話:03-3202-7266
MAP:http://www.bigbox-baba.jp/about/index.html#access

例によって「紅林」で席を取っておりますので、店員さんに「紅林と待ち合わせ」とお伝えください。第1回オフ会の失敗を踏まえて、席を確保するため1時過ぎには店にいるようにしますので、早めに到着した場合でもお店に来ていただいて大丈夫です。

現時点での参加予定は私、袋小路とコロンボさん、アッキーパパさん、NATSUさん(参加でいいんですよね?)、ラクロワさんの5名。これから1週間でどれだけ増えるでしょうか?楽しみにしております!

ちなみに、私は来週火曜から金曜にかけて青森に出張のため、直前まで当ブログを確認できません。このため、新たに参加表明いただいても金曜夕方までレスポンスできませんが、何卒ご了承ください。

また、そんな事情ですので、叶刑事主演リストの更新も断念しました。残り約2年分についてはオフ会後に改めて更新させていただきますので、何卒ご容赦ください。

叶刑事主演作リスト(その5)

2010年10月19日 02時51分50秒 | Weblog
なんだかんだで約3ヶ月も間が空いてしまいましたが、ようやく叶刑事主演リストの続きをお届けします。
秋のオフ会まで2週間ですが、残るは2年と少し。果たして約束通り、それまでに完結できるのか?正直ちょっと無理っぽいですが(おいおい・・・)とりあえず本文をどうぞ。

5年目:1984年(昭和58年)
年度概況:年間52話のうち叶主演作は以下9本(DVD収録済みは2本)で、2年連続の最多主演。2位は桜井、橘、紅林、吉野の8本で、次が船村の7本と、ほぼ均等に主演作が回ってきた一年。良くも悪くも安定期と言えるでしょう。なお、今年度のエピソードは本ブログの2007年9月から2008年3月にかけて収録しています。ご興味のある方はご参照ください。

※350回記念作として放送された第351話「津上刑事の遺言!」は、殉職した津上、かつてのメンバーであった高杉、滝も含めて、特命課全員が主演ですが、ある意味では叶主演と言っても良いのではないかと思います。津上を知らない唯一の存在として、先輩刑事たち一人ひとりの津上に対する想いの強さを、ある種の羨望とともに見つめる叶。そして、刑事たちが語る津上の捜査姿勢に触発され、真っ先に真相に近づいていく叶。津上の魂は、今も刑事たちの胸に残り、そして後輩である叶へと受け継がれていく。長期作ならではの「歴史」を感じさせる名編です。

(38)第353話「特別病棟の女!」
2月29日放送、脚本:宮下潤一、監督:藤井邦夫
中東某国から急遽来日した要人が反政府グループに拉致される。潜伏先と見られる病院を捜索する特命課だが、そこに立ちはだかった女医は叶の幼馴染みだった。女医の過去をたどった叶は、女医と中東某国、そして反政府グループとの意外なつながりを知る。要人を、そして女医を救うべく、病院に潜入した叶だが・・・冒頭のノスタルジックなシーンも印象深い、叶の幼い恋心が描かれた一本。レビューではあまり評価していませんでしたが、改めて粗筋をたどってみると、なかなか練り込まれた感があり、叶の生い立ちに迫るという点を抜きにしても、評価に値するエピソードかもしれません。

(39)第357話「OL・疑惑の完全犯罪!」
3月28日放送、脚本:石松愛弘、監督:山口和彦
叶の孤児院の後輩だった長距離トラックの運転手が投身自殺を遂げる。後輩の彼女から「私の両親に結婚を反対され、絶望していた」と動機を聞かされる叶だが、その態度に不審を抱き、彼女の身辺を探る。やがて明らかになったのは、彼女の恐るべき妄執だった・・・悪名高き「悪女の子守唄シリーズ」の一遍ですが、彼女役のピンクレディーの片割れの演技がとんでもなく、ある意味で見物。

※359話・360話の「哀・弾丸・愛 7人の刑事たち!」前後編は、おやっさん主演とはいえ、タイトル通り7人の刑事それぞれにスポットがあったており、なかでも叶は重要な役所を演じています。
「10年早い!」「新米野郎!」と罵られ、邪険にされながらも、おやっさんを慕い、その身を案じる叶。居留守を使われたときの、まるで捨て犬のような表情が強く印象に残っています。改めて粗筋を読んでいて気付いたのですが、おやっさんを慕う叶と、老警備員を慕う強盗とは、あたかも両者の影法師のように対照的に描かれていました。そう考えたとき、おやっさんが強盗を欺いてまで老警備員への盲信を打ち砕くシーンは、自らを盲信する叶への戒めでもあったのでしょうか?だとすると「お前みたいな奴を見てると反吐が出そうだ!ずっと奴を神様扱いして拝んでろ!」という台詞が、より深い痛みを伴って胸に迫るのです。

(40)第361話「疑惑 警察犬イカロスの誘拐!」
(41)第362話「疑惑Ⅱ女捜査官の追跡!」
4月25日、5月2日放送。脚本:長坂秀佳、監督:天野利彦、BOX10収録(39、50位②)
かつて叶の飼い犬だった麻薬犬イカロスが覚醒剤組織に誘拐され、麻薬選別に利用される。女訓練士とともに組織を追う叶だが、イカロスは二人を救おうとして兇弾に倒れた。父と兄、そしてイカロスを覚醒剤に奪われた女訓練士の怒りが、叶や警察犬たちの助力を得て、組織の黒幕を追い詰めていく・・・7周年記念の一環として制作された「叶と犬」シリーズの第2作。宮内洋(覚醒剤組織の黒幕)に長谷川初範(女訓練士の兄。父の仇として覚醒剤組織を追っていたが、中毒者となって組織に取り込まれる)と、特撮ファン垂涎のゲスト陣とはいえ、この配役はあんまり。ゲスト陣と警察犬軍団(それと採掘場での爆破シーン)のインパクトが強すぎて、叶については冒頭のイカロスとたわむれるシーン以外は印象に残っていません。

※第370話「隅田川慕情!」は吉野主演作ですが、叶の吉野に対する信頼や愛情が伝わって来るシーンが多く、叶ファンにとっても見逃せない一本です。特に、二人でマークしていた女学生が売春を働くのを目撃し、「捜査には関係ない」と(心ならずも)放っておこうとする吉野を、叶がじっと見つめるシーン。無言ながらも、叶の表情から「それで良いんですか?放っておける吉野さんじゃないでしょう?」という言葉がありありと伝わり、「ああ、もう、わかったよ!」と言わんばかりに止めに入る吉野の姿が、どこか嬉しそうに見つめる叶の表情もあって、実に微笑ましく感じられました。

(42)第367話「六本木ラストダンス!」
6月6日放送、脚本:佐藤五月、監督:辻理
六本木で若者の刺殺死体が発見される。手首に残された「ためらい傷」は、何を意味するのか?現場を見つめる娘をマークする叶は、娘と若者の接点に気付く。そこには、夢に向かってもがく若者同士の悲しい共感があった。次第に娘の夢を応援するようになる叶だが、娘が人生を掛けたオーディションの当日、意外な真相が判明する・・・夢を追って努力してきた若者が、汚い現実に直面し、挫折感と絶望を噛み締める。その厳しさに耐えかねた若者たちの愚かな選択を、空しく見送るしかない叶。やり切れない虚無感に浸れるという点では、ある意味で佐藤脚本の真骨頂とも言える一本。

(43)第371話「7月の青春レクイエム!」
7月4日放送、脚本:亜槍文代、監督:野田幸男
人質に気を取られ、銀行強盗を取り逃がす叶。その心をよぎったのは、覚醒剤中毒者に成り果てた親友を、その妹の目前で手に掛けたという悪夢のような過去。その妹は、精神を病んで今も病床にあった。犯罪者に堕した兄を、それでも信じ続ける妹の姿から、叶は事件解決のヒントを得る。やがて事件は解決し、妹も新たな人生を歩み始める。叶への憎しみを胸に抱いたまま・・・オフ会でも話題沸騰の、哀愁に満ちた一本。事件解決よりも、過去の苦しみに立ち向かう叶の勇気と優しさ、そして秘められた悲しい真実がドラマの軸をなしており、切なさとともに、一片の暖かさが胸に染みわたるラストが絶品。叶ファンならずとも、是非視聴いただきたい傑作です。

(44)第378話「レイプ・妻に捧げる完全犯罪!」
8月22日放送、脚本:池田雄一、監督:辻理
死体を埋めた帰りと見られる男を逮捕する叶。捜査の結果、殺されたのはレイプ犯と目されるが、死体は発見されない。容疑者が黙秘を続けるなか、レイプ犯の目撃情報が入り、殺人事件ではなかったことが判明。その後も容疑者の身辺を探り続けた叶は、異常な犯行計画を察知する・・・レビューにも書きましたが、「妻をレイプされた夫がレイプ犯を完全犯罪で葬る話」とサブタイトルで露骨なネタバレ。夫や妻の心理が理解に苦しむこともあり、何とも微妙な一本です。
どうでもいいことですが、叶主演作で「レイプ」とつくサブタイトルは、この後の394話も含めて4本もあります。吉野、橘、紅林にも1本ずつありますが、叶だけが突出して多いのは何故なのか?

(45)第382話「殺意が配達された朝!」
9月19日放送、脚本:竹山洋(原案:斎藤博)、監督:松尾昭典
覚醒剤の売人が刺殺され、現金300万円が消えた。現場に新聞を配達していた少年に疑惑の目を向ける叶だが、少年をよく知る吉野は「金欲しさに人を殺すような人間じゃない」と反対する。叶が少年を疑う理由は、その貧しい境遇にあった。「ひりひりするような貧乏を経験したことがありますか?」貧しかった自らの過去をだぶらせる叶と、少年を信じ続ける吉野。二人がたどり着いた意外な真実とは・・・貧しい少年を巡る捜査の過程で浮き上がる、叶と吉野のスタンスの違い。「吉野さんは人を信じすぎる」「叶の冷静な判断に割り切れない想いを感じる」と、当初は互いを批判していた二人だが、やがて真実にたどり着いたとき、それぞれ足りないものを補い合っていたことに気付く、という展開が見事。叶ファンにとっては、貧乏な生い立ちゆえに世間を憎むダークさが垣間見えるとともに、そんな自分の思い込みを素直に詫びる率直さも見ることができ、吉野との名コンビぶりもあって見応えのある一本となっています。

(46)第394話「レイプ・白いハンカチの秘密!」
12月12日放送、脚本:佐藤五月、監督:辻理
失踪した夫の借金を抱え、一人で幼い娘を育てていた不幸な女が、議員殺しの容疑で逮捕された。女と弁護士は、レイプされた際の正当防衛を主張。だが、捜査の結果、議員は女が売春婦だった頃の常連客だったことが判明。叶は女が売春を続けていたと見て追及するが・・・第338話「午前0時30分の証言者」で初登場し、後に第418話「少年はなぜ母を殺したか」でも登場する中田弁護士(演じるのは山口果林氏)と叶の対決を描いた一本。焦点になるのは、過去に売春婦だった女に対する偏見。「あんな女は許せません!」と女を追及する叶の態度をどう評価するかは、売春という行為を「犯罪」と断じるかどうかによっても意見が分かれるところでしょう。実は今でも自分のなかで消化し切れていない一本です。

叶刑事主演作リスト(その6)につづく