特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

再会(後編)

2007-01-17 07:49:08 | Weblog
玄関ドアを開けた私は、女性を後ろに置いて一人で部屋に入っていった。
中に充満していた腐乱臭は相変わらずの濃さで、精神的にもかなりの苦痛だった。
臭いの種類には慣れても、悪臭そのものに対する免疫はなかなかできないものだ。

玄関ドアの開閉は、ほんの2~3秒の間のことだったが、その腐乱臭は後ろにいた女性にも届いたはずだった。
「どう感じただろうか」と思いながら、私は中に進んだ。

腐乱臭というヤツは、驚くほど瞬時に身体(服)に付着する。
濃い腐乱臭の場合はアッと言う間である。
その中に、ほんの数十秒もいれば、すぐに「生きた腐乱死体(ウ○コ男)」になれる(なりたくないだろうけど)。




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