眉秋俳句会491回が10月19日(土曜日) 13時~ OBサロンにて開催されました。
会長の笑顔がいいです。開催の模様です。
掲載は名前の50音順です。
大住清美
背を丸む猫の目に会う秋の朝
コスモスの群れ咲く野道喜喜として
加治道子
寝袋に寝て仰ぎ見る流星群
灯火親し全集積み上げ餡パン三つ
加茂陽子
迎え待つ園児の声や秋の蝶
旅終えし門灯のあかり九月尽
高木閑人
大根畑抜けて賢治の農学校
秋声や行間広き山家集
日開桃花
秋高し鴟尾(シビ)輝ける大伽藍
内海の入日に染まる蜜柑山
堀江邦子
生家には背比べの疵(キズ)零余子飯(ムカゴメシ)
秋なすび勘定はやし朝市女
吉岡由子
口笛も吹いてもみたし後の月
旅先の慣れぬ宿下駄十三夜
和田偕子
三日月に雨戸繰る手をしばし止む
人知れず咲くも凛とす曼珠沙華
※零余子はヤマノイモの葉の付け根に生じる珠芽(しゅが)まめつぶだいの珠、炊き込みご飯にするともちもちして美味
大住さんありがとうございました。