徳島電友会 各サークル 活動状況

徳島電友会の各サークル活動状況を会員の皆さんにお届けします
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第530回 眉秋俳句会 令和6年12月例会

2024年12月27日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は12月21日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

 

掲載は名前の50音順です

毛布持ち星を見にゆく八ヶ岳

墨たっぷりと文認める去年今年

加治 道子

出港のテープ投げる手悴める

岩礁に砕けて散るや波の花                                                                                        

加茂 陽子

枇杷の花葉を隠す程満開に

小春日に旅立つ蒅全国へ

四宮 恭治

深呼吸肺の奥まで寒の入り

百八つ夢を書き出し除夜の鐘

走楽

会長の挨拶長し年忘れ

ジャズよりも演歌が好きに冬菫

高木 閑人

赤ん坊の欠神をもらう昼小春

灯の入りて時雨はなやぐ川の街

堀江 邦子

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第529回 眉秋俳句会 令和6年11月例会

2024年11月25日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は11月16日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

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立冬や薪割りせわし山の小屋

おでん煮る徳利と猪口は有田焼

加治 道子

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夕日濃し無人駅舎や山眼る

仰ぎ見る五重の塔や冬ぬ くし                                                                 

加茂 陽子

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利酒や下戸と言いつつ二三杯

籾殻焼く煙一筋真っ直ぐに

四宮 恭治

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柚たわわ星の輝く過疎の村

阿波木偶にみなぎる生気文化の日

走楽

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菊の鉢まずほめてよりセールスマン

結願の印あざやかや秋夕焼

高木 閑人

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冬の風古びし絵馬をそっと撫で

福耳もつむじも祖父似根深汁

堀江 邦子

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しぐるるや数多の椰子の不動なる

立冬や梁に吊られし駕籠一丁

吉岡 由子

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第528回 眉秋俳句会 令和6年10月例会

2024年10月17日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は10月12日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

祖谷の里婆の部屋より鬼やんま

山巓の流れ星の尾の長かりき

加治 道子

点滴は宝の光り菊日和

秋深む露天風呂での阿波訛                                                                                    

加茂 陽子

紅葉鯛朱が濃くなりて瀬戸の海

仕残しか見直す如く秋の蝶

四宮 恭治

蟷螂やレンズの向こうポーズとり

四五日の家出最高秋遍路

走楽

子と開く飛び出す絵本夜の秋

ふるさとは母の大きなぼうぜ鮨

高木 閑人

彼岸花赤く咲けども寂しかり

蒼天に爆ぜし石榴や父思う

堀江 邦子

秋草を日々さし替えて無人駅

新品の靴で登園空高し

山田 まさよ

癖のある靴音響く星月夜

逆打ちや釣瓶落とし道急ぐ

吉岡 由子

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第527回 眉秋俳句会 令和6年9月例会

2024年09月27日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は9月21日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

天高き平家の里の棚田かな

棗拭く袱紗の重さ秋湿り

加治 道子

秋暁や小さく鳴りし体温計

秋の蝶帯とく如くもつれ飛ぶ                                                                                               

加茂 陽子

お鈴の音響き高鳴り秋進む

よく聞けば泣き分けをしてちちろ虫

四宮 恭治

名月に酒誘われて縄のれん

孫ひ孫百三歳と夏休み

走楽

行く道に先まわりする飛蝗かな

教室の廊下は長し休暇明け

高木 閑人

点滴に繋がれしまま秋に入る

病癒え帰る我が家に虫すだく

堀江 邦子

四万十の源流澄みて青き栗

満月や花を供えて道祖伸

山田 まさよ

畦道にやっと見つけた彼岸花

リハビリや口は達者や涼新た

吉岡由子

 

 

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第526回 眉秋俳句会 令和6年8月例会

2024年08月23日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は8月17日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

くりぬきし西瓜の灯高地蔵

山小屋の米寿の宴今日の月

加治 道子


よみがえる逃げた記憶や終戦日

Tシャツに英字びっしり夏休み                                                                 加茂 陽子

新紙幣初めて眺め星走る

盤上の仕掛け長考夏座敷 

四宮 恭治

ひまわりや時の止まった庄屋門

歓声が空突き抜ける水遊び

走楽

阿波踊り音にせかされ路地走る

張り付きし蛙が笑う障子窓

平井 孝子

県産の酒樽積まれ盆の駅

仏壇には冷たき水を終戦日

やまだ まさよ

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第525回 眉秋俳句会 令和6年7月例会

2024年07月25日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は7月20日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です.


晴れ晴れと空蝉残し大空へ

日焼け濃しねじり鉢巻きねこぐるま

泡乃凡句等

公園の午後噴水音の天を突く

墨染の托鉢読経虹の中

加治 道子
脳トレに挑むパズルや梅雨ごもり

夏蝉の迷い入りたる武家屋敷                                       加茂 陽子


喜怒の顔夏日が醸し磨崖仏

唇で薩摩切子の溝擦り 

四宮 恭治


まくなぎと一緒に帰る下校の子

星涼し年中狭き我が机上

高木 閑人


昼酒や真夏の雨も歌ってる

虹立ちて話題するりと宙返り

平井 孝子


濯ぎ物干せば初蝉晴れ渡り

AIに集荷の依頼梅雨籠

吉岡 由子

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第524回 眉秋俳句会 令和6年6月例会

2024年06月18日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は6月15日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

アマガエル迷彩服に身を包み

夏草に負けじとうなる草刈り機

泡乃凡句等

貫之の碑文の濡れて梅雨寒し

夕焼けの中へ降りゆく穂高岳

加治 道子

父の日や父の墓前にワンカップ

陽光を浴びる五合目山開き                

加茂 陽子

渦白く大粒小粒島ラッキョウ

碧天や空に溶け込み桐の花

四宮 恭治

県境はなべてトンネル朴の花

どくだみの力強さや生家跡

高木 閑人

雨催香り重たき栗の花

毎日がスマホの余生なすび焼く

堀江 邦子

籐椅子に祖父の寝息と波音と

泉水にからき跳躍みずすまし

山田まさよ

万緑の底なる土釜足竦む

滴りや観音おはす洞の中

吉岡 由子

 

※会員が一人増えました。「泡乃凡句等(あわのぼんくら)さん」よろしくお願いします。

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第523回 眉秋俳句会 令和6年5月例会

2024年05月23日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は5月18日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

高空を椰子の傾く青嵐

満ち潮の卯波の力もらひけり

加治 道子


引鴨の行くえの川や綺羅無尽

すべり台順番をまつ子供の日                                      加茂 陽子


銭形の砂絵ざらえや卯波立つ

大小の厠の案内夏の山

四宮 恭治

乳飲み子の欠伸見ている春うらら

寝ころべば雲動きたる初夏の風

平井 孝子

街川の流れ煌めき夏にいる

聖五月婚の招きもスマホにて

堀江 邦子

蚊遣火や部屋にかすかな野の香り

老女住む庭整して赤き薔薇

山田まさよ

筆を持つ式部の像や花は葉に

朝捥きと太く書かれしトマト買う

吉岡 由子

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第522回 眉秋俳句会 令和6年4月例会

2024年04月24日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は4月20日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

文机に「源氏」と読めば鳥雲に

蒲公英の絮に入りて遊びたし

加治 道子

橋脚を打って膨らむ春の波

月詣り供養の塔や春愁い                                            加茂 陽子

枝々に見事源平桃の花

総会の案内今日も山笑ふ

四宮 恭治

電柱の津波の高さ鳥交ざる

いつかとは永遠に来ぬ日よ桜貝

高木 閑人

母の手を引いて長風呂桜散る

寄せ席に桜一輪落語会

平井 孝子

にぎやかに浅蜊水はく夜の厨

ポケットは今日も石ころ春夕焼け

山田まさよ

見下ろしも見上げるも良し桜かな

来賓は卒業生を上廻り

吉岡 由子

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第521回 眉秋俳句会 令和6年3月例会

2024年03月25日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は3月16日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。7名参加

掲載は名前の50音順です

鎌足の墓まっ黄の蝶を休ませて

磯の香の脳にしみ入る啄木忌

加治 道子

カレンダーはがし忘れて二月尽

夜桜やゆるりと浸かる露天風呂                                                                          加茂 陽子

春人参葉を突き出してポリハウス

つちかぜや十台待ちの洗車場

四宮 恭治

結局は二人に戻る桜餅

般若心経その唇に春の雪

高木 閑人

墓参りビールばかりが並びおり

バイキング菜の花づけを一番に

平井 孝子

黒髪は一日だけよ卒業す

来し方を不器用に過ぎつくし摘む

堀江 邦子

卒園や砂場に残る砂だんご

車椅子とめて摘みとる蓬かな

山田まさよ

漆黒の梁高し春火鉢

本堂の甍の反りや風光る

吉岡 由子

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