徳島電友会 各サークル 活動状況

徳島電友会の各サークル活動状況を会員の皆さんにお届けします
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第525回 眉秋俳句会 令和6年7月例会

2024年07月25日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は7月20日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です.


晴れ晴れと空蝉残し大空へ

日焼け濃しねじり鉢巻きねこぐるま

泡乃凡句等

公園の午後噴水音の天を突く

墨染の托鉢読経虹の中

加治 道子
脳トレに挑むパズルや梅雨ごもり

夏蝉の迷い入りたる武家屋敷                                       加茂 陽子


喜怒の顔夏日が醸し磨崖仏

唇で薩摩切子の溝擦り 

四宮 恭治


まくなぎと一緒に帰る下校の子

星涼し年中狭き我が机上

高木 閑人


昼酒や真夏の雨も歌ってる

虹立ちて話題するりと宙返り

平井 孝子


濯ぎ物干せば初蝉晴れ渡り

AIに集荷の依頼梅雨籠

吉岡 由子

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第524回 眉秋俳句会 令和6年6月例会

2024年06月18日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は6月15日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

アマガエル迷彩服に身を包み

夏草に負けじとうなる草刈り機

泡乃凡句等

貫之の碑文の濡れて梅雨寒し

夕焼けの中へ降りゆく穂高岳

加治 道子

父の日や父の墓前にワンカップ

陽光を浴びる五合目山開き                

加茂 陽子

渦白く大粒小粒島ラッキョウ

碧天や空に溶け込み桐の花

四宮 恭治

県境はなべてトンネル朴の花

どくだみの力強さや生家跡

高木 閑人

雨催香り重たき栗の花

毎日がスマホの余生なすび焼く

堀江 邦子

籐椅子に祖父の寝息と波音と

泉水にからき跳躍みずすまし

山田まさよ

万緑の底なる土釜足竦む

滴りや観音おはす洞の中

吉岡 由子

 

※会員が一人増えました。「泡乃凡句等(あわのぼんくら)さん」よろしくお願いします。

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第523回 眉秋俳句会 令和6年5月例会

2024年05月23日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は5月18日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

高空を椰子の傾く青嵐

満ち潮の卯波の力もらひけり

加治 道子


引鴨の行くえの川や綺羅無尽

すべり台順番をまつ子供の日                                      加茂 陽子


銭形の砂絵ざらえや卯波立つ

大小の厠の案内夏の山

四宮 恭治

乳飲み子の欠伸見ている春うらら

寝ころべば雲動きたる初夏の風

平井 孝子

街川の流れ煌めき夏にいる

聖五月婚の招きもスマホにて

堀江 邦子

蚊遣火や部屋にかすかな野の香り

老女住む庭整して赤き薔薇

山田まさよ

筆を持つ式部の像や花は葉に

朝捥きと太く書かれしトマト買う

吉岡 由子

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第522回 眉秋俳句会 令和6年4月例会

2024年04月24日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は4月20日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

文机に「源氏」と読めば鳥雲に

蒲公英の絮に入りて遊びたし

加治 道子

橋脚を打って膨らむ春の波

月詣り供養の塔や春愁い                                            加茂 陽子

枝々に見事源平桃の花

総会の案内今日も山笑ふ

四宮 恭治

電柱の津波の高さ鳥交ざる

いつかとは永遠に来ぬ日よ桜貝

高木 閑人

母の手を引いて長風呂桜散る

寄せ席に桜一輪落語会

平井 孝子

にぎやかに浅蜊水はく夜の厨

ポケットは今日も石ころ春夕焼け

山田まさよ

見下ろしも見上げるも良し桜かな

来賓は卒業生を上廻り

吉岡 由子

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第521回 眉秋俳句会 令和6年3月例会

2024年03月25日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は3月16日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。7名参加

掲載は名前の50音順です

鎌足の墓まっ黄の蝶を休ませて

磯の香の脳にしみ入る啄木忌

加治 道子

カレンダーはがし忘れて二月尽

夜桜やゆるりと浸かる露天風呂                                                                          加茂 陽子

春人参葉を突き出してポリハウス

つちかぜや十台待ちの洗車場

四宮 恭治

結局は二人に戻る桜餅

般若心経その唇に春の雪

高木 閑人

墓参りビールばかりが並びおり

バイキング菜の花づけを一番に

平井 孝子

黒髪は一日だけよ卒業す

来し方を不器用に過ぎつくし摘む

堀江 邦子

卒園や砂場に残る砂だんご

車椅子とめて摘みとる蓬かな

山田まさよ

漆黒の梁高し春火鉢

本堂の甍の反りや風光る

吉岡 由子

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第520回 眉秋俳句会 令和6年2月例会

2024年02月21日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は2月17日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

囀や扉開けたる浮御堂

万物の芽立ちに膨む雑木山

加治 道子

梅の香に歩み止めたる遊歩道

月まいり供養の塔や日脚伸ぶ

加茂 陽子

「置き配」が玄関先に春寒し

梅東風や女子マラソンに日本新

四宮 恭治

回覧板に大根添えて送りたい

風光るバルンと吹かすトラクター

高木 閑人

毛糸帽被らば貴男ルンルルン

談話室冬日も笑いも包み込む

平井 孝子

ジーンズの膝のほころび春兆す

想い出は糸繰るごとく日刺し焼く

堀江 邦子

干潮の朱の鳥居まで蜷の道

岬まで筵いっぱい鹿尾菜干す

吉岡 由子

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第519回 眉秋俳句会 1月例会

2024年01月26日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は1月20日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です


嚇嚇と丹頂騒ぐ恋の刻

暁闇の乾布摩擦の白い息

加治 道子

 

初景色産土神に手を合わす

初夢は世界一周船の旅                                                 加茂 陽子

 

何処までも海平らかに鯨見ゆ

吾が一年戻す終ひ湯大つごもり

四宮 恭治

 

脇僧の鈸の連打や花八手

冬深しどこへも行かぬ影と棲む

高木 閑人

 

元日も一品添えて手弁当

初暦マルバツつける出勤日

平井 孝子

 

末っ子のつむじがふたつ根深汁

臘梅の溶け出しそうに香を放つ

堀江 邦子

 

三が日白きままなる日記帳

夕陽受く裸木の瘤つややかに

山田 まさよ

 

窓際に椅子おく生活日脚伸ぶ

釘の位置少し低めに初暦

吉岡 由子

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第518回 眉秋俳句会 令和5年12月例会

2023年12月26日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は12月16日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

 

お雑煮に正目の通る杉の箸

山峡の一樹残りし冬紅葉

加治 道子



冬夕焼大河を染めて綺羅無尽

病室へすうと入るや隙間風                                           加茂 陽子

 


ヨットにも聖夜の灯り「ケンチョピア」

開戦日伝えるシーン朝ドラに

四宮 恭治



幾万の鋏の音や蜜柑山

掛軸は太き一文字炉を開く

高木 閑人

 


遊覧船民謡流る浮寝鳥

舞い踊る雪の妖精秘境宿

平井 孝子

 


冬満月心の中まで見透かさる

ジャンボくじ当る夢見る十二月

堀江 邦子

 


片仮名の花のあふれる師走かな

落葉して今日の青空無限大

吉岡 由子

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第517回 眉秋俳句会 令和5年11月例会

2023年11月28日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は11月18日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

掲載は名前の50音順です

 

ピーピーと湯の沸く合図冬ぬくし

冬麗らLINEで朝の挨拶す

大住 清美

冬耕の婆道問ふ露天風呂

山小屋の薪割り増ゆる冬隣

加治 道子

大霜や沃野広がり善入寺島

「そもそも」と言う口癖や寒椿

四宮 恭治

赤ん坊の欠伸まんまる実南天

ぐつぐつと煮物の音や冬に入る

堀江 邦子

ポケットはすべて団栗登園す

白菜の干して老女の一人住む

山田 まさよ

 

吸物に柚子の一片普茶料理

返り花村に一軒なんでも屋

吉岡 由子

MGRM

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第516回 眉秋俳句会 令和5年10月例会

2023年11月03日 | 眉秋俳句会

眉秋俳句会は10月21日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。

 

掲載は名前の50音順です

 

オオカマキリポストの口に張り付きぬ

秋天や足場組み立てリフォームす

大住  清美

 

鰯雲と一緒に動く観覧車

山の水豊かな村の新豆腐

加治 道子

 

柿の実や夕日じっくり映し取り

手に余る栗を手に手に幼稚園児

四宮 恭治

 

寺壁に萩が顔出す京の町

曼殊沙華背筋伸ばして誰を待つ

平井孝子

 

旅心湧いてきそうな鰯雲

色恋は夢の中だけ花野行く

堀江 邦子

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